窓の月のやり方
静寂の夜空に浮かぶ月と同じように、窓の月は男女がリラックスできる横寝をしながら楽しめる体位だけに、男性が激しく女性を刺激するのは野暮というもの。
男性はゆっくりピストンしてスローセックスを心がけましょう。そして後ろから女性を包み込むように優しく抱き寄せます。鼻腔をくすぐる女性の甘い髪の香りを楽しみながら、女性と同じ景色を楽しむのが窓の月の正しい楽しみ方。
情熱的なセックスの快感は他の体位に任せて、窓の月では女性の心と体をリラックスさせることを男性は心がけましょう。
窓の月の姿勢になるには、まず女性が横向きに寝て、女性の背後で男性も同じ向きで横向きに寝ます。男性が後ろから女性に挿入すれば窓の月の姿勢になれます。
窓の月の準備
窓の月はお互いにリラックスしていることが大切。激しくセックスを楽しんだ体位から窓の月を始めるなら、いったん休憩するつもりで心を落ち着かせましょう。
たっぷり愛撫をしたあとに窓の月をするなら、はやる気持ちを抑えてリラックス。後に続くセックスの助走のつもりで、窓の月ではゆっくりとお互いの温もりを感じ合いましょう。
そして男女が同じ方向を見る窓の月は、目線の先に何があるかも大切な要素です。なかなか窓の月を見ながらセックスができるロケーションは少ないはず。窓を開けようにも、セックスの声が漏れては恥ずかしいですし、外から見られる可能性もありますよね。
窓の月はあくまで体位の名前。二人で見ることで、セックスが盛り上がるものを一緒にみるのが最適です。例えば鏡やアダルトビデオはおすすめ。二人が出会った頃の写真やビデオを、テレビで再生するのも恋を再燃させるきっかけになるかも。
窓の月では女性の後ろに男性が横たわります。男性の鼻の先には女性の髪の毛が。ゆったりと窓の月を楽しみながら、男性が女性の良い香りを嗅ぐことで興奮をかきたてますが、良い香りによってリラックスを促すことも。
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窓の月での挿入のコツ
窓の月は意外にも挿入が難しい体位です。男女が同じ方向を向いて挿入しようとしても、おそらく手こずるでしょう。
女性のお尻の下あたりに男性の腰を置くことがコツです。そして男性は上側の足を、女性の両太ももの間に差し込むと挿入がしやすくなります。
女性は男性のペニスを手にとって、膣口まで誘導しましょう。
それでも挿入が難しい場合、男性の上半身を女性の背中から少し距離を取り、男女が上から見た時にV字型のポジションを取って角度をつければ、挿入がしやすくなります。
窓の月でのピストン
挿入を果たしたら、男性はゆっくり動いてピストンします。体の半身がベッドに接触しているので、そもそも体を動かしにくいので、緩やかな動きに向いた体位です。
男性はピストンをする時に女性のおヘソに向かってペニスを挿入するイメージでピストンすると、スムーズに腰を動かせるようになるでしょう。
窓の月のアレンジ
窓の月の姿勢では女性のお尻が邪魔をして挿入は浅め。ゆっくりながらも深い挿入感を楽しむ方法を紹介しましょう。
女性は上側の足を軽く上げて、男性は女性が上げた足のヒザの裏を腕で抱えます。こうするとお尻と膣口が広がり、深い挿入感が味わえます。
深い挿入であるほどゆっくり動かした方がペニスと膣全体の感覚が研ぎ澄まされるもの。スローセックスほど深い挿入にこだわることで、じんわりとした心地よい快感が楽しめるでしょう。
窓の月での愛撫
窓の月は男性の包容力が試されます。男性は緩やかな腰つきと、優しい愛撫で女性を心と体の両方を抱くつもりでアプローチ。
女性を腕枕しつつ、片手では乳房をやさしくマッサージしたり、乳首を刺激するのも良いでしょう。ですが単に性感帯を刺激すれば、女性が悦ぶと思ったら大間違い。女性は後ろからギュッと抱きしめられるだけでも幸せに感じるものです。
女性は男性からの愛情深いピストンと愛撫に身を委ねて、快感と心の安らぎをたっぷり満喫しましょう。
窓の月の注意点
窓の月は激しいピストンにはあまり向いていません。ピストンには強弱、緩急をつけると良いように、セックス全体にも緩急があるとメリハリがついて、長くそして気持ちよく、何より楽しくセックスできます。
情熱的な激しいセックスは別の体位に譲って、窓の月ではピストンで疲れた体を癒して、セックスの中休みのつもりでスローセックスするのがスマート。
全速力でお散歩すると景色や季節感を味わうことができないように、窓の月で激しいピストンをしてしまうと、セックスが単調なものに終わってしまいます。
男性はペニスを挿入すると激しくピストンしたくなる衝動に駆られますが、女性を優しく包み込む心の余裕を持っておきたいものです。