妊娠の確率を上げるには、排卵日の前後５日間にセックスで中出しをおこなうことが効果的です。排卵日の予測には、基礎体温表や婦人科での超音波卵胞計測、市販の排卵日予測検査薬などを利用します。

寿命がおよそ1日と短命な卵子に比べて、精子は平均３日間と寿命が長いです。排卵日の前からセックスの頻度を上げることで、卵子が生きているうちに受精を目指すことができます。

この記事では、医師の山下真理子先生のご監修のもと妊娠の確率と排卵日の関係だけでなく、年齢やオーガズムと妊娠の関係なども解説。また、２人で楽しみながらセックスの頻度を増やす方法についても紹介します。

排卵日にセックスで中出しをすると、妊娠する確率が上がるといわれていますが、そもそも排卵日とはいつのことをいうのでしょう。ここでは、排卵日と、排卵日を判断する方法について説明します。

排卵日とは、卵巣の中で１８mmから２０mmほどに成長した卵胞の壁から、卵管にむけて卵子が放出される日のことです。排卵は、黄体化ホルモンが分泌されてから40時間以内に起こります。排卵日には個人差がありますが、生理周期が２８日の女性の場合、生理開始日から数えて１４日目前後が排卵日です。

卵子が卵胞の壁を破るときに、流れ出した卵胞液と血液が腹膜を刺激して、痛みをともなう場合があります。これが排卵痛です。

卵巣が炎症を起こしているため、排卵痛になると腹痛を起こしたり子宮周辺に痛みを感じたりすることもあります。しかし、個人差があるため、排卵痛をまったく感じない女性も少なくありません。

また、排卵時には一部の子宮内膜が剥がれ落ちて、生理のような出血をともなう方も見受けられます。ただし、排卵時の出血も個人差があり、排卵時にかならず起こるものではありません。そのため、排卵痛や排卵時出血だけでは排卵日を特定できないのです。

ご自身のライフスタイルなどに合わせて最適な方法で判断しましょう。

卵子と精子が融合して受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら子宮内膜へ到達し着床することで起こるのが妊娠です。

妊娠をするためには、排卵が起こったときに精子が卵管内へ到達している必要があります。

精子の寿命はおよそ３日間、卵子は排卵後２４時間と、短い間しか生きられません。そのため、排卵日の３日前から排卵日翌日までの５日間に中出しをすると妊娠する可能性が高くなるといわれています。

妊娠をするためには、排卵日の3日前から排卵日の翌日までの中出しが効果的です。それでは、中出しをおこなう時期によって、産まれてくる性別に違いが出たり、オーガズムの有無で妊娠確率が変わってきたりするのでしょうか？排卵日前後の中出しについてよくある疑問にお答えします。

排卵日の前に中出しをすると女の子、排卵日当日に中出しをすると男の子が生まれやすいという噂を聞いたことがあるかもしれません。男女の性別は、卵子に到達した精子がX染色体とY染色体のどちらを持っていたかによって決まります。

Ｙ染色体とＸ染色体は、以下のそれぞれ異なる特徴を持っています。

腟内が酸性に保たれている排卵日の２〜３日前の中出しは女の子が生まれやすく、腟内がアルカリ性に近づく排卵日当日の中出しは男の子が生まれやすいといわれています。

排卵日による産み分け法を推奨している病院もありますが、確実に産み分けができるわけではありません。男女の性別は、中出しのタイミングだけでは決まらないのです。

同じタイミングで中出ししたとしても、年齢によって妊娠できる確率は異なります。生理の周期が２８日で健康的な30歳女性が、性行為をした場合に妊娠できる確率は２０%といわれています。

同じ条件でも、女性の年齢によって妊娠できる確率は変わります。

２０代の女性の場合は２５～２０％、３０代前半の女性で２０～１５％、３０代後半になると妊娠できる確率は１０％、４０歳になると５％以下まで下がります。

なぜ、年齢による妊娠確率の違いが起こるのでしょう。その理由はふたつあります。

ひとつめは、卵子が入っている卵胞の数が年齢とともに減少するから。ふたつめは年齢とともに卵子の染色体異常の確率が高くなり、健全な受精卵を生み出しにくくなるからです。

女性が絶頂を迎えるセックスのほうが、妊娠する確率が上がると言われています。しかし、オーガズムの有無と妊娠しやすさそのものに医学的な関連性はありません。

オーガズムが妊娠と関連性があるのは、男女の産み分けです。オーガズムを感じるとアルカリ性の分泌液が出るため、Ｙ染色体が生き残りやすくなり、男の子が生まれやすいといわれています。

一方、女性がオーガズムを迎えないまま射精した場合、膣内は酸性に保たれたままです。そのため、女の子が生まれやすくなるといわれています。

妊娠する確率は年齢だけでなく、セックスをおこなうタイミングや回数にも影響します。妊娠しやすくなるセックスのタイミングや頻度、排卵日以外の中出しで妊娠できるかについて説明します。

女性が妊娠しやすいのは、排卵日の３日前から排卵日翌日くらいまでとされています。では、排卵日前と排卵日後ではどちらが妊娠の可能性が上がるのでしょうか。

１９９５年、性交のタイミングと妊娠の確率について論じたクラリス・R・ウェインバーグ博士、ドナD.ベアード博士らの論文によると、最も妊娠した確率が高かったのは、排卵日２日前、１日前、当日の３日間でした。

この結果から、排卵日前の中出しのほうが妊娠する確率が高いことがわかるでしょう。しかし、排卵日前ならいつでも妊娠しやすいわけではありません。精子の寿命は約３日間のため、あまりに早い時期から中出しをしても、排卵が起こる前に精子の寿命がきてしまうのです。

精子は、1週間で射精をした回数によって濃度や質、運動量には違いがないことがわかっています。妊娠の確率をあげたいなら、排卵日の3日前くらいから排卵日にむけて毎日セックスをおこなうのが有効です。

排卵日前後以外は、卵子と精子が結びつかないため、中出ししても意味がないと考える人もいるでしょう。しかし、排卵日以外の中出しに意味が無いわけではありません。

排卵日を予測することはできますが、特定することは至難の業です。健康な女性でも生理予定日がズレることがあるように、排卵予定日が数日ズレることは珍しくありません。そのため、排卵予定日以外に中出しをおこなったとしても、排卵日がズレていて妊娠することは充分にありえるのです。

また、中出しセックスを続けておくことで、膣内にいつも生きている精子をとどめておけるため、妊娠確率があがるメリットもあります。排卵期以外のセックスもポジティブにとらえて楽しんでみてください。

妊娠の確率をあげるにはセックスの頻度も大切です。精子の寿命は精子の健康状態にもよりますが、2～5日程度。平均寿命は２～３日です。精子の寿命から考えて、週に２～３回のペースでセックスをおこなうのが望ましいといわれています。

セックス回数と妊娠率の関係を調べた研究では、週に1回のセックスで妊娠する確率は１５％、１日おきの場合33％、毎日セックスをおこなっていると３７％と、セックスの頻度とともに妊娠率が上がることがわかりました。妊娠する確率を上げるためには、毎日セックスをおこなうことが理想的です。

しかし、コミュニケーションでもあるラブタイムに義務感がありすぎると、２人ともセックスがつらく感じてしまいます。セックスの回数をこなすことばかりを考えるのではなく、排卵日を目安に、２人が楽しめる範囲でセックスをおこないましょう。

年齢にもよりますが、排卵日にあわせてセックスをおこなっても妊娠する確率は30％前後。あまり気を張らずに、セックスは自然体でおこなうのが理想です。

しかし、なかなか妊娠できない期間が続くとセックス自体に緊張感が生まれてしまい、気持ちよさを感じにくくなることもあります。ここでは、本来幸せなコミュニケーションであるセックスを、最大限楽しむヒントを紹介します。

排卵日前後でセックスを毎日しようとすると、マンネリ化は避けられないでしょう。マンネリ化を解消するためには、はじめに、毎日ひとつずつ新しい体位を取り入れる方法がおすすめです。

さまざまな体位でのセックスのほかにも、目隠しやローション、バイブなど新しいアイテムを取り入れて、プレイに新鮮さを加えることを心がけましょう。

排卵期にセックスの頻度を増やそうと気を張ってしまうと、緊張感から彼とのセックスを楽しめなくなってしまいます。

緊張感をほぐすためにも、セックスに温かいローションを取り入れましょう。『トロケアウ』は、ラブタイム前のバスタイムに彼と一緒に使える、ローションタイプの入浴剤。程よいとろみと柑橘系の香りが、非日常を演出してくれます。

また、ラブタイム中に取り入れたいのが、『ＬＣハーバルローションホット』。アロエエキス配合だから、潤いを与えながら肌をじんわりと暖めて体と心の緊張をほぐしてくれます。

中出しで妊娠しやすいのは、排卵日の３日前から排卵日翌日くらいの５日間程度。排卵日を確実に予測することは難しいので、妊娠する確率を上げるためには、セックスの頻度を増やすことが大切です。

しかし、セックスが義務になってはせっかくのラブタイムがつらくなってしまうことも。排卵日前後にセックスの頻度を増やすなら、夫婦で話し合って２人に合う方法を探しながらおこないましょう。

もっと寄り添って、お互い感じ合える

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