『立ち花菱（たちはなびし）』は挿入ではなく前戯の体位。クンニリングスの姿勢を指します。

花菱とは花の図柄を紋様にしたもので、戦国時代の有名な猛将の武田家の武田信玄が使っていた家紋でもあります。

おそらくは花の紋様を女性器に見立てたことが由来だと考えられます。

立ち花菱は前戯でぜひ取り入れて欲しいクンニリングスの体位。普通のクンニリングスに比べて男性が愛撫しやすく、快感と興奮と幸福感で満たされる濃厚なラブタイムになるでしょう。

男性は秘密の花園の眺めを楽しみながら、女性のデリケートゾーンをたっぷり愛撫。恥丘に茂ったアンダーヘアの先にはうっとりとした女性の表情を眺められるでしょう。

立ち花菱のやり方はとても簡単。

女性が仰向けで横になり、お尻の下に枕やクッションなどを敷きます。男性がデリケートゾーンを愛撫しやすいように足を軽く開いて、パートナーにしか見せられない一番恥ずかしい部分をあらわにして迎え入れましょう。

お尻の下に挟んだ枕やクッションが女性の腰の位置が高くなり、通常のクンニリングスよりも格段に愛撫しやすくなります。

立ち花菱に限らずクンニリングスをされる前にはデリケートゾーンのケアが必要不可欠。男性が思う存分、女性への愛撫を楽しめるようデリケートゾーンのケアは日頃から欠かさないようにしましょう。

デリケートゾーンの臭いケアが不十分だと、そもそも立ち花菱をしてもらえないかも。

黒ずみケアもデリケートゾーンどころか女性自身の印象を左右します。立ち花菱の名の通り、桃色の花びらのようなデリケートゾーンを愛でてもらえるように黒ずみケアはしっかりと。男性がたっぷり時間をかけてクンニリングスをしてくれるようになります。

アンダーヘアのお手入れも同じくらい大切。男性がクンニリングスをする時、アンダーヘアが顔や鼻にかかると不快感があるもの。舌にアンダーヘアが絡まると、これも不快に感じて早々に立ち花菱をやめたくなってしまいます。

Vライン、Iライン、Oラインのムダ毛処理は怠らないようにしたいですね。

アンダーヘアの形にもこだわると、清潔感があって可愛らしい印象を与えられます。

立ち花菱で女性は体の力を抜いてリラックス。デリケートゾーンへの愛撫から感じる快感と愛情をたっぷりと感じて。

男性は舌の動きにバリエーションをつけつつ、柔らかい唇の感触を女性に伝えるのも有効です。

吸う力や舌の動きに緩急と強弱をつけて、常に違う快感を与えられるように意識しましょう。水気の多い音をわざと立てるのも効果的。

クンニリングスは舌や唇だけでなく、手を使って同時に刺激して。秘密の花園に咲く桃色の蘭から、官能的な蜜が滴り落ちるようになるでしょう。

立ち花菱では枕やクッションなどさほど高さのないものを女性のお尻に挟みます。

ここでさらに女性のお尻の高さをあげると、さらに男性が愛撫をしやすくなります。例えば、長枕を二つに折りたたんだり、丸めた毛布を敷けば女性のお尻の高さが、ヒザ立ちになった男性の腹部くらいの高さになるはず。

そうなると男性は無理のない姿勢でクンニリングスができるようになり、舌や手だけでなく、首の動きプラスしてダイナミックな愛撫が可能に。

女性からもデリケートゾーンを愛撫している男性がよく見えるので視覚的な興奮と羞恥心が煽られます。

立ち花菱では男性が楽な姿勢でクンニリングスができるため、舌でデリケートゾーンを愛撫しながら、手を使って他の性感帯を同時に刺激することも。

例えば、クリトリスを舌で愛撫しながら、片手の指を膣に挿入してGスポットをグイグイと押し込んだり、指の腹で撫で回せば、女性の快感はさらに強まります。さらに、もう片手で乳房をマッサージしたり乳首を刺激すれば3点攻めに。

男性には器用さが求められますが、膣口、クリトリス、乳首の3点を口と両手を使って上手に愛撫してみましょう。

前戯でできる最高の快感を女性に与えられます。

立ち花菱では男性が女性のデリケートゾーンに顔をうずめます。デリケートゾーンを清潔にすることと、男性は口腔内を清潔にしましょう。

また手を使って膣を愛撫するときには手も清潔に。爪の伸びすぎにも注意しましょう。

立ち花菱は女性にとってリラックスしつつ、男性からの愛撫を一身に受ける魅力的な体位。

腰の位置を上げるためにお尻に敷いた枕やクッションで男性がクンニリングスをしやすくなるだけでなく、女性自身もゆったりとした姿勢になれるので寝心地が良くなります。

自分のデリケートゾーンを愛撫されることは、とても恥ずかしいと感じるかもしれませんが、クンニリングスをする男性は少なからず息苦しいもの。頑張る男性の頭をそっと手で撫でて愛情表現をしつつ、母性で包み込みましょう。

男性は安心して舌や唇、手を使って女性を喜ばせようと奉仕してくれるようになるはず。

立ち花菱は女性がリラックスしつつ、男性がクンニリングスをしやすくなる前戯の体位。立ち花菱をクンニリングスのスタンダードな体位にしたくなるほどメリットが多いんです。

立ち花菱をやらない理由がないですね！簡単にできる体位なので前戯の時には積極的に取り入れたいですね。

男性は口腔内と手を清潔にして、爪でデリケートゾーンや膣壁を傷つけてしまわないように注意。女性はデリケートゾーンの臭いケアや黒ずみケア、アンダーヘアのムダ毛処理を怠らないようにして、男性が不快感なくたっぷり愛撫できる準備をしておきましょう。

セックスは一種類の体位をずっとやり続けるだけでなく、複数組み合わせるとさらに満足度の高い時間が過ごせます。新しい体位にチャレンジするだけでなく、体位の順番を入れ替えたりの工夫もおすすめです。