男性がオナニーをする理由として「彼女がいなくて性欲処理できる場所が無いから」なんて言われることがあります。その理屈に沿ってみると、「彼女が居てエッチができるなら、オナニーしなくても良い」ということになりますよね。

ただ、本当に「エッチ」ができれば、「オナニー」は必要無くなるのでしょうか？男性にとって「エッチ」と「オナニー」には、どういった違いがあるのでしょう？

今回は男性にとってのエッチとオナニーの違いや、「オナニーしない」という彼氏の言葉の真意、本当にオナニーしない男性の心理について解説していきます。

ラブコスメが女性に対して行ったアンケート「彼はエッチとオナニーどっちが好きだと思いますか？」では、「エッチ」と答えた人が74.1%と大多数でした。

その理由を見てみると…

と、エッチなら「ふたりで心を通わせることができる」といった意見が多くありました。

どのコメントも、彼があなたとのエッチを大切に思っていることが伝わってきます。エッチは身体だけでなく、気持ちも通わせられる愛情行為。オナニーでは得られないものがたくさん詰まっているのです。

一方で、そもそも男性は生物学的にオナニーをしないことは可能なのでしょうか？

男性の身体では、およそ3日のサイクルで新しい精子が作られます。排出されなかった分は体内に吸収されますので、生殖器がパンパンに腫れてしまうといった体の異変は起きないので安心してください。

ただし、古いものをため込んでいくよりも、循環させて新しいものを作り出すほうが身体にも良さそうですよね。

精子を排出する際には、性的興奮が伴います。性的な欲求が高まって射精に至るので、「エッチ」も「オナニー」も射精に伴う快感を得られ、性的欲求の処理できるという点では、共通しています。

ただ、気持ち良さの度合いや質、射精に至るまでの感覚など、「エッチ」と「オナニー」には、結構違う性質があるようです。「オナニー」と「エッチ」は似て非なるもの…つまり別物と考えたほうが良いかもしれません。

今回おこなったアンケートで、「彼はエッチのほうが好き」と答えたコメントには

と、「彼がしないと言うので」という意見が多くありました。

しかし、彼女がいるからといって、オナニーしない男性はかなり少数派と思われます。彼の言う「ひとりでしない」は、もしかしたらウソである可能性もあるかもしれません。

では、なぜウソをつくのでしょう？考えられる理由はいくつかありますが、主に下記のような理由が考えられます。

一つ目の理由が「オナニーに嫌悪感を持つ女性が多い」というものです。男性側も「オナニーをする」というと彼女に嫌悪感を持たれてしまうかもしれないと心配になり、とっさに「オナニーしない」と答えてしまうケースです。

「彼女に幻滅されたら…」「エッチじゃ満足できないの？って思われたら…」「AV見るなんて浮気？って言われるかも…」といろいろな不安が過ってしまい、「している」と正直に言えないのかもしれません。

男性はナンバーワンになりたがり、女性はオンリーワンになりたがるという言葉もありますが、オナニーをしないということが「他の女性の体など目に入らないくらい君のことが好きで夢中」という意味合いになり、彼女の喜びにつながるのでは？と考える男性もいます。

真実はどうであれ、その場で「こういった方が喜んでくれるかも」と思ってそう回答したのかもしれません。

いずれにせよ、彼の「オナニーしない」という言葉は彼女にネガティブな意図があってのことではないので深く真意を追求する必要はないでしょう。

先にも説明しましたが、男性の多くは、オナニーしているとバレて、彼女に嫌われてしまうことを恐れています。男性がオナニーをするのは自然なことなのに、そこを咎められてしまうと、男性は非常に傷ついてしまうのです。

彼のオナニーを目撃してしまったり、オカズとなるようなものを見つけてしまったとしても、決して責め立てたり、からかったりしないであげてください。可能であれば「見ないふり」をして、そこには触れないであげるのが賢明かと思います。

とはいえ、どうしても嫌悪感や不快感があったり、またAVを見ていると浮気をされたような気分になったりする方もいると思います。そんな場合は、できるだけ冷静に「私はこういうのがイヤだ」ということを伝えてみるといいかもしれません。

彼がオナニーしていたとしても、あなたとのエッチでは満足できないとか、エッチがしたくないとか、そういう意味は含まれていないケースがほとんど。彼がオナニーしていたからといって、決してあなたが傷つく必要はないのです。

世間では「エッチができる相手がいるのに、オナニーするなんて」という意見をよく聞きます。でも、このふたつを同列にしてしまうからこそ、彼が嘘をついてしまったり、彼女が必要以上に傷ついてしまったりするのかもしれません。

明日から急に、オナニーに寛容になる必要はありませんが、「絶対しないで」と言うのはあまりにも無茶な要求です。オナニーしていたとしても、あなたへの愛情は変わりません。「しているかも…」と心の隅で思っているくらいが、ちょうどよいのではないでしょうか。

一方で、少数ではありますが本当にオナニーをしない男性も存在するようです。

TENGA Global self-pleasure reportによる「マスターベーション世界調査」では、日本人男女１０００人（男性４８３名、女性５１７名）を対象に聞いたところ、「マスターベーションをした事がある」と回答した人は、男性が９６%でした。つまり４％の男性はオナニーをしていないということになります。

そのような男性がオナニーをしない理由はどこにあるのでしょうか。

まず一つ目の理由として、オナニーではなくセックスを沢山しているから、というのが挙げられます。同棲や結婚をしていると、「したいときにする」ということが可能なので、オナニーはしないということがあり得ます。

オナニーとセックスは別モノだと思っている男性は多いですが、「オナニーをしない」ことに対して特別にプライドを持っている男性もいます。

オナニーするのはモテない男性がすることであって、そうでない男性は定期的に女性とセックスできる機会があるので必要ないと考えているケースになります。

自らオナニーをすることを禁じることを「オナ禁」と言います。この「オナ禁」にはいくつかメリットがあると言われています。

オナ禁のメリットはほとんどが科学的根拠のないものです。しかし、オナニーをしないで彼女に会ってセックスをしたらいつもより気持ちよく感じる、開放感がたまらないという人もいるようで、そういう人は彼女に会うまでの間オナニーをしないようです。

オナニー自体を好まないというよりも、オナニーが終わった後に余計に寂しくなったり虚無感を感じるのでオナニーはしないという人もいるようです。セックスと同じようにオナニーにも「賢者タイム」があります。

その賢者タイムの時に無性に彼女に会いたくなって困るという人や、無駄に時間を過ごしたような気持になるのが嫌という人は、オナニーをしないようです。

勃起不全（ED）の場合、オナニーをしない男性は多いです。しかしセックスの時だけ緊張してしまってEDで、普段は性欲を感じてオナニーはしているということもあります。そのため、「オナニーをしているから勃起不全ではない」とは言い切れないので注意が必要です。

彼氏がもし「自分はオナニーしない」というのであれば、それはポジティブに受け取り深くは探らないのがいいでしょう。男性としては単純に「女性とのセックスがとても好き」だという好意的な意味合いが含まれていることがほとんどです。

実際にオナニーをするのかしないのかについては、健康的な問題は特にないので深く追求する必要はありません。二人でいる時は2人の時間を存分に楽しむようにしていきましょう。

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