楽に過ごしたいノーブラの時など、乳首が立つことに悩まされた経験をお持ちの方も少なくないはず。乳首が立つのは、生理現象のひとつでなかなか抑えられないものです。服や下着がこすれたり、寒い場所にいたりすると乳首が固くなり「たつ」状態をひきおこします。

また、乳首の立ちには、ホルモンバランスも関係しているため、生理前に乳首が張ってしまう女性も多いです。乳首が立っている＝感じていると思い込む男性も多いのですが、乳首が立っている状態のすべて気持ちがいいわけではありません。

乳首が立つのは生理現象のため、少しの工夫で目立たなくしたり、立ちっぱなしにならないようにしたりできます。この記事では、乳首が立つ原因と、対処方法について詳しく説明します。

乳首が立っていると、男性に「感じている、いやらしいことを考えている」と思われがちです。しかし、乳首がたつのは感じていたりエッチな気分が高まっているからだけではありません。まずは乳首が立つ原因や仕組みを知りましょう。

平常時の乳首は柔らかく突起がない、なだらかな状態です。しかし、刺激を受けると固く勃起した、「立った」状態になります。

生理現象とわかっていても、乳首が立つと服の上からでもふくらみが目立つため、それが悩みと思う人もいます。

また水泳などが趣味の場合、乳首が立つと水着の上からでも乳首の隆起がハッキリと目立ってしまい、隠すのが大変ということも。

また、薄くて柔らかい素材のブラジャーを好んで着用している女性も、下着の上から乳首が立っているのがわかってしまう場合があります。その他なるべくノーブラで過ごしたい人にとっても、乳首の勃起は悩ましい問題です。

乳首が立つのを隠そうと猫背になったりすると体にも悪影響が出てしまうので、気になる場合は早めに対策をしておきましょう。

男性の中には、女性の乳首が立つのは刺激によって感じているからと考える人もいます。よく見られる勘違いには以下のようなものがあります。

このように女性の乳首が立っているのを見て、喜んでしまう男性は多いです。しかし、気持ちがいいわけではないのに乳首が立ってしまう女性にとっては、男性の性的な反応は、あまり気分のいいものではないでしょう。もし、こちらを読んでいる男性で、先述のような経験があるなら、少し思い直してみてください。

エッチな気分になっているわけではないのに、乳首が立ってしまうとどこか自分はおかしいのではないか、本当はエッチなことを考えているのではないかと不安になるかもしれません。

しかし、乳首が立つのは生理現象のひとつ。乳首が立つからといって、「自分は変なのかも」「エッチなのかも」と悩む必要はありません。

そもそも、乳首が立つのは女性だけの現象ではありません。男性の乳首も、寒さを感じたり刺激を受けたりすると、生理現象により「立った」状態になります。

日本人女性の多くは、乳首が立つことを気にしています。一方、海外では、乳首が立つ生理現象を気にする女性はあまりいないそうです。

海外のドラマや映画で、乳首が立っている状態がハッキリとわかるぴったりとしたタンクトップやワンピースで、演技をしている女優さんをみかけたことはありませんか。

日本人とは異なり、海外の女性の乳首が立っている状態をあまり気に止めないのは、性文化の違いがあるためです。海外ではノーブラで外を歩くのも普通のことなので、乳首が立っているのを見ても「恥ずかしいこと」と思わないそうです。

乳首はわずかな刺激でも立つといわれていますが、どのくらい刺激を受けると立つのでしょうか。また、乳首は刺激以外の理由でも硬くなります。乳首が立つ理由は主に4種類。それぞれ詳しく説明します。

乳首が立つ理由のひとつが、服やブラジャーの刺激。乳首が服やブラジャーなどに触れると、こすれて乳首が立ってしまう女性もいます。乳首が立つのに、激しい刺激が必要なわけではありません。服や下着がこすれるわずかな刺激でも、乳首は隆起してしまうのです。

服や下着の刺激で乳首が立つ女性の中には、乳首がこすれる状態が慢性的に続くため、乳首に痛みを感じている人もいます。

反対に、乳首の感度磨きを普段からしている人の場合、日常生活の思わぬタイミングで感じてしまって困るということもあります。

寒さを感じると、乳首は立って硬くなります。とくに、暖かい場所から寒い場所に移動したときに乳首は立ちやすいといわれています。寒いと乳首が立つ理由は、脳に指令をおくる神経が関係しているからです。

心臓を動かしたり、暑いと汗が出たり、危ないと目をつぶったりするなど、自分でコントロールできない神経が自律神経です。寒いと乳首が立ってしまうのも、この自律神経の影響です。

脳には体内の状態を一定に保とうとする力＝恒常性があります。脳が寒さを感じると体温を下げないように、皮膚を収縮するように指令をだします。のです。

セックスやオナニー中など、性的興奮を受けて乳首が立つ女性もいます。女性の乳首には、感度をつかさどる神経、マイスネル小体と、その奥にパチニ小体という受容体があります。どちらも、刺激されると女性が快感を覚えるとされる神経です。

乳首を刺激されると、マイスネル小体やパチニ小体が反応して、胸に血液が充満することで乳首が勃起するといわれています。そのため、乳首を愛撫されたり摘まれたりすると、乳首が立つのです。

乳首が立つのには、女性ホルモンの働きも影響しています。生理の前後に胸が張る感覚を覚えたり痛みを感じたりした経験はありませんか。

ホルモンの分泌量は生理周期にあわせて変化しています。生理がはじまるまでの2週間に分泌が増えるのが、プロゲステロンとエストロゲン。分泌量の増加により胸の組織が刺激されて乳首に痛みや張りが起こります。ホルモンの影響により、胸も乳首も張るので生理前は乳首が立ちっぱなしになってしまう女性もいます。

生理前1週間は黄体ホルモンが増え、肌荒れがしやすくなる時期。肌荒れや炎症を防ぐためにも、乳首に痛みを感じる場合は保湿をおこなうようにしましょう。保湿をすることで乳首がうるおい、乾燥による刺激を感じにくくなる人もいます。

女性の乳首の痛みの原因！

乳首が急に立つ、立ったまま平常時に戻らない状態が続くと、日常生活にも支障が出てしまいます。乳首が立ったまま戻らないときの対処法について説明します。

パッドが入っていない柔らかくて薄い生地のブラジャーをつけていると、立った乳首が目立ってしまいます。とくに、夏場で薄着のときは服の上からでも乳首の突起がわかってしまい、視線が気になるかもしれません。

ブラジャーは乳首が透けないようにパッド付きのものを着用しましょう。パッドの膨らみが苦手な方は、シームレスブラ、モールドブラ、Tシャツブラと呼ばれる洋服に響きにくいデザインのものを選んでみてください。これらのブラジャーにはパットが入っていませんが、生地が分厚いため、乳首を目立たなくしてくれます。

また、下着のフィット感も乳首の立ち防止には大切です。下着がこすれると刺激で乳首が立ちやすくなります。ブラジャーと乳首に摩擦が起きないようにサイズのあったブラジャーを選びましょう。摩擦は、乳首の黒ずみや痛みの原因にもなりかねません。

乳首は寒さを感じると、皮膚が収縮して固くなるため立った状態になります。とくに、ラブタイム中は、身体が冷えてしまいがち。すると、寒さで乳首が立っている状態なのに、彼には乳首が立っているから感じていると勘違いされてしまうかもしれません。

身体の冷えによって血流が悪くなると、感じにくくなることにもつながるため、最初は布団に入って温まったり彼となるべくくっついているのが良さそうです。

立っている乳首を目立たせない方法としては、ニップレスの利用も良いでしょう。ニップレスは、乳首に貼り付けて使う、ばんそうこう状のシート。スポーツをおこなっている人や、ノーブラで日常生活を過ごしたい人にとっては、ニップレスで乳首を隠す方法がおすすめです。

ニップレスには、再利用可能なシリコン型のもの、使い捨てのシール型のものがあります。自分の乳首にあっているタイプのニップレスを選ぶと、ノーブラでも快適に過ごせるでしょう。

ただ、開放的な気分で過ごせるノーブラですが、メリットだけでなくデメリットもあります。ノーブラについてのメリット・デメリットについては、以下の記事に詳しく書かれています。ぜひ一度チェックしてください。

ピッタリとした服を着ていると、乳首の隆起が服の上から目立ってしまいます。ゆったりとしたTシャツや厚手の生地で作られたワンピースなどを着用すると、立っている乳首を隠せます。薄手の生地でもスリップかついている、胸元にレースがついているなど生地が二重になっているものも乳首を隠すのに効果的です。

女性は生理前や寒さなどの生理現象で乳首が立ってしまいます。しかし男性に感じていると勘違いされたり、服の上からでもふくらみが目立ったりと、多くの女性にとっては悩みの種のひとつ。

乳首が立っている状態は、ブラジャーや服の素材を変えたり、部屋をあたためたり、ニップレスを利用したりとちょっとした工夫で解決できます。

乳首が立つのが気になっているなら、身近な対処法から試してみましょう。

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