フェラチオは、女性から男性にする定番の愛撫です。「尺八」「口取り」などと呼ばれることもあり、行為としては古来日本から存在していました。

実は、一般女性がする前戯の一つとして浸透したのは1990年以降のこと。セクシービデオのどの作品にも、フェラチオが当たり前にプレイされるようになってからなのです。それまでは、「本当に特別な相手にほんの少し口づけする」程度のものでした。

そんなフェラチオですが、苦手意識があって「したくない…」と感じる方や、そもそもフェラ自体が嫌いという女性もいます。また、彼のためにフェラチオをしてあげたいけど、何かしらの理由があってできないという人もいるようです。

この記事では、フェラチオをしたくない理由について、独自のアンケート調査結果も交えて紹介します。また、フェラに苦手意識がある人が彼のためにフェラできるように、理由別の対処法も解説していきます。

今でこそ当たり前になったフェラチオですが、苦手と感じる女性もいるのではないでしょうか？ラブコスメで「フェラチオを断ったことはありますか？」というアンケートをしたところ、約半数にあたる４６％の女性が「ある」と回答しています。

「たとえ当たり前のプレイであってもイヤなものは嫌…」と考える気持ちは、別におかしくありません。実は「フェラが苦手…」「フェラしたくない」と思っている女性は少なくないのです。

フェラチオをしたくないと感じる女性は、どのような理由でしたくないと思っているのでしょうか。フェラが苦手と感じるのには、何か理由があるかもしれません。

そこでラブコスメのアンケートに集まったコメントをもとに、フェラチオをしたくない理由として何があるのかを調べました。ここからは、実際にフェラを断った女性の実体験も交えて、フェラチオに苦手意識を持ってしまった人の理由について紹介します。

フェラが苦手な方の多くみられた理由の一つに「男性器のにおいが気になる」というものがありました。

臭いは記憶の保管庫である大脳辺縁系に直接送られるもの。他の五感と違い、どこにも寄り道をせず一直線に届くので、感情や記憶は臭いに左右されやすいと言われています。そのため一度でも彼のアソコの臭いに苦手意識を感じた経験がある女性は、その記憶をフェラチオの度に思い起こしてしまうかもしれません。

反対にいえば、臭いがしっかりケアできていれば、「フェラが苦手」という気持ちを変えることもできそうです。

フェラチオをしたくない理由として、「彼のものが大きくて口をあけるのが辛いから」という女性もいるようです。

男性からすると、サイズを褒められて嬉しい反面、フェラしてもらえなくて悲しいような気分になるかもしれませんね。

しかし、女性からしたら身体的な理由でフェラチオできないのは大きな問題。せっかく楽しいはずのラブタイムで、苦痛を感じるのは避けたいものです。

彼のアレが口に入らないという場合には、２つの可能性が考えられます。１つ目は、先に述べた通り彼のペニスのサイズが大きすぎるから。２つ目は、あなたの口が小さかったり、十分に開かなかったりするからです。

いずれにせよ、女性が咥えるのが難しいけれど彼を気持ちよくしてあげたい場合、工夫が必要そうです。

気分が乗らない場合には、その日その時だけフェラをしたくないのか、基本的にフェラをしたくないのかなどのパターンがあります。たとえば、気分が問題でフェラチオを断った経験がある女性は、以下のように述べています。

もちろん気分が乗らないときは断ってOKです。しかし、基本的にフェラをしたくない場合は、何か工夫ができるといいですよね。

「なんとなく…」という気分は、男性には理解されにくいかもしれません。ただ女性の中には、「苦手だから…」と思考を閉ざしてしまう人もいるようです。しかし時系列を辿って考えていくと、フェラチオに苦手意識を持ったきっかけが見つかるかもしれません。

そのほかには、シチュエーションや状況的にフェラチオしたくないと断ったケースも多いようです。たとえば、事例としては以下のようなものがありました。

はじめのうちは抵抗があった人でも、エッチをしたり、フェラチオをしたりしていくうちにだんだんと慣れていく場合もあります。また、風邪や口内炎などが理由であれば、その日はできなくても次回以降ならフェラチオができるかもしれません。

何か事情があってフェラチオができないのであれば、彼にきちんと理由を説明するのも大切。あなたのことを大事にしてくれる彼なら、きっとあなたの思いを理解してくれることでしょう。

フェラチオが少し苦手と感じたり、すでに嫌いと思っている女性には、きちんとした理由がありました。ということは苦手が解決すれば前向きにフェラチオができるようになる可能性もあります。

実際に、フェラを断った経験を持つ女性のコメントを見ると、「本当は彼を気持ちよくさせたいけど、臭いなどが原因で一時的にしたくないと感じてしまっている…」という気持ちが読み取れました。

そこで「したいけれど、難しい」という人の為に、前述した臭いや身体的な問題、気分が原因でフェラチオをしたくないときの対処法を紹介します。「本当はしたくないけれど、頑張っている」という方も、是非対策を取り入れてみてください。

彼の男性器の臭い問題は、臭いの元である汗や残った尿、恥垢をエッチの前に徹底的に綺麗にすることで、解決できます。エッチの前にふたりでシャワーを浴びながらスキンシップをしたり、臭いのもととなる汚れをすっきりと綺麗に洗い流すことができ「ジャムウ・ハーバルソープ」を彼に使ってもらったりするのもいいでしょう。

また、ラブローションやフェラチオ専用のコンドームといったラブアイテムを上手に活用する女性もいます。使用する際は、口に含んでも大丈夫な製品か、事前にご確認くださいね。

さらにメープル&ナッツ風味の「ラブシロップ」は、食品成分で作られた食べられるローションで、なおかつ美味しさにも定評があります。香りは、ホットケーキのメープルシロップそのもの。ナッツの香ばしさも加わり、まるでスイーツのようです。さらに嬉しいのは、本物のメープルシロップのようにベタつくこともなく、サラサラとした質感です。ラブシロップを取り入れることで、フェラタイムが楽しくなること間違いなしですよ。

臭いが苦手な問題は物理的に対策することが可能。まずは簡単にできることから始めてみるとよいでしょう。

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彼のものが大きいなどの身体的な理由の場合、そもそも咥えること難しいもの。とはいえ、フェラチオは何も必ずしも咥える必要があるわけではありません。なぜなら、舌で舐めて愛撫するのもフェラのやり方の一つだからです。

たとえば、横笛を吹くように唇を滑らせる「ハーモニカ」というテクニックがあります。また、手とフェラの合わせ技でなるべく口を開けないようにフェラするのもひとつの手です。

さらに、亀頭からパクリと咥えるのが大変であれば、舌でペロペロと亀頭などの敏感な部分を攻めるのもよいでしょう。

詳しいテクニックは下記の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。

フェラチオ・テクニック

フェラが下手で歯があたる！

臭いは入浴やラブアイテムで対処。そして、ペニスのサイズが大きいなどの身体的な理由は、舐めるテクニックを駆使することで対策できました。

では、「気分が乗らないからフェラチオしたくない…」という場合はどうすればいいのでしょうか。気分と聞くと、その日の体調やその場の状況などにも左右されるから、対処が難しいと思う女性も多いかもしれませんね。

気分が乗らないときは、自分自身に「どうしてフェラがイヤなんだろう？」と聞いてみましょう。「なぜ？どうして？」を繰り返していくと、フェラに苦手意識を持っている理由が見えてくることがあります。

たとえば、いつもはフェラをしているのに、「その日は疲れていてフェラする気分になれなかった」などもあるはずです。あるいは、過去にフェラで苦しい思いをしたから、心の奥底でフェラチオを拒んでしまっているという可能性もあるでしょう。

フェラチオ以外にも男性を気持ちよくさせてあげる前戯の方法はあります。例えば「素股」はフェラチオが苦手な女性にも負担の少ない前戯の１つ。フェラチオの代わりに「素股してみない？」と誘ってみると、彼も「じゃあ…」とスムーズに流れを変えられる可能性があります。

素股のやり方って？気持ちいいやり方と体位のコツ

彼を気持ちよくしてあげたいという気持ちはありつつも、フェラチオは断りたいと思うことはあるでしょう。

しかし、下手に断ったりしたら相手を傷つけたり、怒らせたりしてしまうかもと心配になる女性もいるようです。

このように、フェラチオしたくないけど、どう彼にその気持ちを伝えるべきなのかわからないという場合はどうするべきでしょうか。ここからは、フェラチオしたくないときの上手な断り方について紹介していきます。

フェラチオを断るときに一番大切なことは、きちんとフェラをしたくない理由を伝えることです。体調が悪いときや疲れているときに無理をすると、エッチも楽しめないかもしれません。また場合によっては、フェラを嫌いになってしまうこともあるでしょう。

そのため、まずはなぜフェラをしたくないのかを伝えられるようにしておきましょう。「気分が乗らないから」も理由の一つになりますが、少し具体的に伝えてあげたほうが彼も納得しますよ。

フェラチオしたくないときは、正直に理由を話すことが大切と紹介しました。しかしストレートに伝えすぎてしまうと、彼が「俺のこと汚いって思っている？」など違う方向に解釈してしまう可能性もあります。

できることなら、相手の自尊心をくすぐるような伝え方がおすすめです。「アソコが大きすぎて…」「今日はダメだけど次はしよう？」などと伝えたほうが、彼を傷つけなくてすみますよ。

フェラチオが苦手だったり、嫌いな人もいるでしょう。しかし、彼に愛撫すること自体が嫌いという女性は少ないはず。

もしエッチができるような体調なら、フェラチオをただ断るのではなく、代替案を出すのもおすすめです。たとえば、積極的に彼の全身を攻めるなど、普段見せない雰囲気でエッチをするのもいいです。

彼にとって、フェラチオはアソコに強い快感があるのと同時に、あなたを支配している欲求を満たせるプレイでもあります。特にS気質の彼の場合は先ほどの素股など、より支配欲を満たせるようなプレイを提案してみましょう。きっと、彼も受け入れてくれる可能性は高いでしょう。

フェラする時に口に出されるのが苦手…という場合の対処法は下記の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

口内射精が苦手な女性のための対処法

今でこそ前戯としてされることが多いフェラですが、女性の中には苦手意識を持つ人も少なくありません。また、フェラチオが嫌いという方は、無理にする必要もないです。

そのため、フェラをしたくないというときには、彼に正直にその気持ちを伝えていきましょう。「なぜしたくないのか？」を上手に伝えられれば、彼もあなたの身体を労って理解してくれるはずです。

ただし、フェラチオをしたくないときは、断り方には気をつける必要があります。単に嫌いだから、苦手だからと伝えると、彼も「フェラが嫌いなのか、それとも自分のことが嫌いなのか…」と不安に思ってしまうかもしれません。

そのため、大好きな彼を気持ちよくさせてあげたいという気持ちがあるなら、工夫をしたり代替案を試してみてください。臭いや身体的な理由、気分など、どの問題についてもしっかりと向き合っていけば対処することは可能です。

また、フェラチオしたくない人が一定数いるといっても、フェラがカップルの中を深めるセックスコミュニケーションの一つであるのはたしかです。フェラチオをすることで、よりラブタイムが盛り上がることもあるでしょう。「ほんの少し口に含むくらいなら…」と思う気持ちがあるのなら、フェラが楽しくなる工夫をして試してみてもいいですね。