初めて悩む乳首の乾燥やカサカサ
この記事では、つちやファミリークリニックの 皮膚科医 土屋佳奈 先生 の監修のもと 乳首の乾燥の原因と対策についてまとめてみました。
先日、友人とショッピングに出かけました。ボディケア用品売り場を通りかかったときに、彼女がちょっとした悩みを、小声で打ち明けてくれたのです。
「季節の変わり目のせいなのか、思わぬところがカサカサしてしまって…実は乳首なんだけど、こんなこと初めてで…。」
彼女の話によると、なんとなく乳首が乾燥してカサついて、皮が剥けしまったとのこと。そして、乳首がかゆくなってしまったようです。慌てて薬箱の軟膏を塗ったけれど、軟膏に入っているメントール成分が妙にスースーして、どうにも違和感があるそう。
「カサついていると女性らしくない感じがするし…。でもどうして乳首が乾燥するのか、どんな対策をすればいいのか、わからないの。何か知ってる?」というお悩み。
ひょっとして、乳首の乾燥や痒みに悩んでいる人はもっといるのかもしれません。これをきっかけに、乳首のカサつきについて調べてみました。
みんな感じてる乳首のカサカサ原因は乾燥?

早速、過去のバストに関するお悩みアンケートを探してみると、乳首に関するコメントが寄せられていました。
Q.自分の乳首で「透明感」「乾燥」は気になりますか?
※2013年1月マイエルシー調べ
どんな乳首のお悩みがありますか?

- 冬の時期の乾燥で粉をふくときがある
- 乾燥レスになりたい。皮が剥けそうとかは、せめてなくなってほしい!
乳首の悩みに対して、どんな対策をしていますか?

- 化粧水をつけて優しくマッサージ
- ボディバターなどで、ついでに保湿
- 絹の布を挟んだり、ボディクリームを塗ってみたり、下着ですれないようにしている。
コメントを見ていると、カサカサの原因を、主に乾燥によるものと感じる方が多いようです。特に空気が乾燥する季節は、乳首も乾燥しやすくなります。保湿などしないままで放置していると、乾燥が進んでカサカサになり、それによってかゆみを感じ、ときには乳首表面の皮がめくれてしまうこともあります。
乳首が乾燥するのは季節要因や外の刺激など

ではなぜ、乳首が乾燥しているのでしょうか。乾燥するなどの季節的な要因以外にも、乳首は毎日、何かしらの刺激を受けています。例えば…
乳首が受けている刺激
- ●お風呂のとき、ボディタオルでゴシゴシと洗われている
もちろんこれ以外にも、皮膚疾患や女性ホルモンの乱れ、乳がんの初期症状などが原因で、強いカサつきや痒みを感じることもあるようです。その場合は放置せず、早めに病院で受診されることをおすすめします。
考えてみれば、乳首はバストのなかでも一番高い位置にあり、外からの刺激を受けやすい箇所ですね。特に乳首や乳輪にはアポクリン汗腺が多く、多くの皮脂が分泌されます。そのうえ、下着等で通気性が妨げられるために細菌が繁殖しやすく、炎症を起こしやすい部分でもあります。
こうして原因を見てみると、ある日突然乳首がカサカサになるのではなく、「日々の刺激」が積み重なって、いつの間にか、乳首はカサついてしまうのかもしれません。
日々のケアを怠ると、唇、ひじ、すねなどは粉を吹いてしまいますが、乳首も同じではないでしょうか。小さな部位ですが、毎日のダメージを放置せず、忘れずにケアしてあげたいものです。

上記のように、乳首のかゆみは女性ホルモンの影響で起こることもあります。月経周期による乳房のハリがあらわれるのと同時に、乳首のかゆみを感じる場合もあります。特に、生理が始まると乳首のかゆみがおさまる場合は、女性ホルモンの影響によるものでしょう。月経周期によって起こっているかゆみは、しっかり保湿などをして掻かないようにしましょう。
乾燥や月経周期と関係なくかゆみが続いて、かぶれたり、ただれて湿疹のようなものが出来たりするときは、治療が必要な場合があるので、早めに皮膚科などに受診されることをおすすめします。
乳首の乾燥やかゆみにおすすめな保湿アイテム

乳首のカサカサや乾燥によるかゆみには保湿をおすすめします。かといって、乳首のためだけに新しいアイテムを揃えるのは、ちょっと…。そんな方には、バスト全体に使える保湿アイテムがおすすめです。
例えば、2004年発売以来のロングセラー、『プエラリア・ハーバル・ジェル』。伸びのよい保湿ジェルでゆっくりバストマッサージをすれば、吸い付くようにしっとり、すべすべに。
マッサージによる上半身の血行促進も期待できるほか、乳首に塗りこむと、ふっくらと女性らしい印象に。ボディ全体にもお使いいただけます。
もうひとつお勧めなのは、『シャイニングラブエステ シトラスベリー』。こちらはとにかく保湿にこだわり、バオバブエキスを採用して開発されたボディケアローションですが、ラブローションとしても使えるすぐれものです。
『プエラリア・ハーバル・ジェル』にも劣らぬ伸びのよさに加え、甘いベリーの香りも人気の秘密。バストマッサージに使うと、甘い香りが残って、パートナーにクンクンされる…という口コミも。
バストマッサージと、乳首の保湿。1つのアイテムで、ついでに両方一度にケアできれば…一石二鳥、ですよね!
『胸元や腰回りが彼のお気に入りみたいです!』
付き合い始めたばかりの出張の多い彼と久々にデートに行った日のことです。それまでは少しお出掛けして、お食事して、翌朝も早いから。と、すぐにま たデートしようね!と別れてしまっていたわたしたちですが、その日はお互い時間もあり気持ちも高まって彼との初エッチを迎えることができました。肌をゆっくり撫でてくれていた彼が『すごいさらさらしてるね。気持ちいい!』と気に入ってたくさん触れてくれたのです…続きを読む

『「甘い香りの塗ってないの?」と彼に催促されます』
「いい香りするー」と彼が、言った後クンクン。「甘い!なんで?」と言われて、ついこういうボディクリームもあるんだよって言ってしまい、その後はいつもより激しく攻められちゃいました。それからは、塗ってない日だと、今日は「甘い香りの塗ってないの?」と彼に催促されます(笑)…続きを読む
かゆみがひと段落しても、乾燥を防ぐためには?
乳首のかゆみは、一度ひと段落しても、体調や月経周期などの影響で再び起こることがあります。その場合でも、かいてはいけません。かきむしることで乳首の表面が傷つき、さらに炎症を起こしてかゆみが増してしまいます。
かゆみの原因となる「日々の刺激」を減らすためにも、普段からできる乳首の乾燥対策について調べました。
まず、先ほどお伝えしたクリームで乾燥対策すること。特に冬場やお風呂上りなど乾燥しやすいタイミングに、優しく塗って乳首の乾燥を防止しましょう。
かゆみが我慢できない時は、ガーゼにくるんだ保冷剤などで乳首を冷やすことで、一時的にかゆみを抑えることができます。ですが、冷やしすぎには注意しましょう。
他に、身に着ける下着を見直すことも手です。下着は直接乳首に当たることから、下着が蒸れやすかったり、擦れてかゆみに繋がる原因になることがあります。蒸れにくい素材のブラジャーを選択したり、バストのサイズにピッタリ合った下着を選んで着ることで、乳首の擦れを抑えることができます。
自分に合った下着を見つけて、乳首をかゆみの原因となる擦れから守ってあげましょう。

女性の体や恋愛、セクシャルなお悩み解決をサポートするラブコスメの編集部。商品だけでなく、情報の面からも、女性の笑顔溢れる毎日を応援します。
⇒ラブコスメ編集部Twitterはこちら
プエラリア・ハーバルジェル

乾燥は黒ずみを助長します。キメが整っていない肌はダメージを受けやすく、黒ずみの原因になってしまいます。特に乾燥しやすいお風呂上がりは保湿をしっかり行いましょう。「プエラリアジェル」は、保湿を行いながら、プルンとした触り心地に導きます。彼に「もっと触れていたい」と思わせる肌に。バストケア・ムダ毛対策も行えます。
バストクリーム マシュマロピーチパイ

目指すのは色気のあるマシュマロおっぱい!フェロモン成分を豊富に配合しました。ピンクのクリームからはピーチやバニラが香り立ち、マッサージの時間も楽しくなりそうです。新しい魅力をゲットして、前向きな毎日を過ごしてみませんか?
シャイニングラブエステ シトラスベリー

ボディケアとラブタイムに使える2WAYタイプの『シャイニングラブエステ シトラスベリー』。お風呂上がりに塗って保湿&肌の引き締め対策をすると、肌がピカピカ輝いている印象に。また、独特な粘度でラブローションとして使えることも、人気の理由。甘酸っぱさとジューシーで女性らしい印象を、肌から感じさせてくれます。
バストケアの関連記事

東京医科大学医学部卒業。JR東京総合病院と美容皮膚科クリニック勤務後につちやファミリークリニック副院長。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
⇒女医が語る女性のための美容メディア『Bijoy®』での記事はこちら
※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません