
LCインナーボール
膣内に挿入しキュっと引き締めトレーニングを行う、膣トレ用の『LCインナーボール』。本人女性に合うようサイズ感と、どのような女性でも使いやすい設計ですので初めての方でも安心です。
デリケートゾーンの悩み
プールやお風呂上りに、股から水が出てきた経験はありませんか?尿やおりものとは違う、サラサラしているのが特徴です。膣に水が入り、漏れ出るということは、膣が緩んでいるサインかもしれません。
膣の緩みはパートナーとのラブタイムにも影響し、放置していると悪化することも。今回は医師の山下真理子先生の監修のもと、膣が緩んでしまう原因や、正しい予防方法を紹介します。
尿漏れしたわけではないのに、お風呂上りなどに股から水が出てくると驚きます。膣から出ているこの水は、プールやお風呂にいた時に入ってしまったものです。「まさか、セックスをしすぎたために、膣口が開きっぱなしになってしまったのでは?」と心配しなくても大丈夫。「お湯漏れ」といわれる現象が起こる原因を、正しく知っておきましょう。
お風呂上がりに膣から水が出る「お湯漏れ」という現象は、膣口の隙間からお湯が入ってしまうことで起こります。尿漏れの一種と勘違いする方もいますが、膀胱の場合は括約筋で締まっているのでお湯が自然と入ることはありません。
ラブコスメが行った膣の緩みについてのアンケートで「お風呂上りに膣から水(お湯)が出たと感じたことはありますか?」と聞いたところ、「はい」が56%、「いいえ」が45%という結果になりました。
お風呂上りに膣から水(お湯)が出たと感じたことはありますか?
【女性100名】膣からのお湯漏れ(2021年9月マイエルシーアンケート)
お湯漏れ経験者のうち、出産経験があった女性は約30%。出産していなくても膣の緩みを感じる方が多いようです。
中には10代からお湯漏れを感じたという回答もあれば、性行為をしたあとから感じるようになったという20代もいます。そのため、膣の緩み対策として膣トレを行っている人が多いようです。
出産未経験にも関わらず膣が緩んでしまう原因としては、以下のことが考えられます。
骨盤底筋が伸びてしまっている
加齢によりコラーゲンが減少している
運動不足
姿勢の悪さ
筋力低下
内臓脂肪が多い
膣の緩みには、恥骨からお尻にかけてハンモック上にある骨盤底筋という筋肉が関係しています。骨盤底筋の筋力が低下することで、支えていた臓器が垂れ下がり、膣の緩んでしまうのです。このため、運動不足や内臓脂肪も膣の緩みに影響します。
スマートフォンなどを長時間触ることで、姿勢が崩れて骨盤がゆがむことも膣の緩みには深刻。日常生活でなんとなく行っていることが、膣が緩む原因を作ってしまっているのです。
また、膣壁という膣の側面にはコラーゲンがあります。そのため、セックスの際にペニスを包み込み、優しく締めることができるのです。コラーゲンは加齢によって自然と減少していくため、年齢とともに膣壁が薄くなります。膣の緩みは、主に生活習慣と加齢によって引き起こされているのです。
膣が緩くなって起こるのは、お湯漏れだけではありません。膣の緩みとは関係なさそうな症状もあるのです。ここで、簡単な膣の緩みチェックリストをしてみましょう。多く当てはまる人は、膣トレを始めるサインかもしれません。
~膣のゆるみチェック~
くしゃみなどで力んだ時に尿漏れしたことがある
トイレに行く回数が以前より多くなった
下腹部やお尻にお肉がついている
セックス中に膣に空気が入って音が出る
排尿を途中で止められない
パートナーが中でイクのが遅いもしくはイケない
生理前や生理中にお湯漏れする
排尿中に尿を止められるかどうかは、日常的にチェックしやすい項目。尿漏れや頻尿も分かりやすいサインといえます。骨盤底筋は膀胱も支えているため、尿漏れや頻尿も膣の緩みを知らせるサインになるのです。また、生理前や生理中には骨盤が開いているので、膣が緩みやすい状態。生理中の様子もチェックしておくと判断しやすいでしょう。
膣から水が出るのは日常生活ではあまり困りませんが、放っておくのはおすすめできません。なぜなら、膣の緩みは体からの大事なサインだからです。心身の健康の為にも膣を鍛えるトレーニング「膣トレ」を行って改善していきましょう。
膣から水が出るのを放置するということは、骨盤底筋の低下を放置することにもなります。そうなると、場合によっては骨盤底筋で支えきれなくなった子宮が、緩んだ膣から飛び出て「子宮脱」を引き起こす可能性も出てきます。
子宮脱は50代以上に多く、産後にもリスクがあるものだといわれていますが、日頃からお湯漏れを感じているなら油断は禁物。膣トレをマスターして改善していきましょう。
膣トレは主に骨盤底筋を鍛えるトレーニングです。膣トレを行えば、尿漏れやお湯漏れ改善以外にもメリットがあります。膣トレをすると膣圧が上がって締め付けが良くなり、膣をコントロールしてパートナーを責めることも可能です。ラブタイムの満足感がアップするなら、膣トレをやって損はありません。
膣トレを行うことで膣の緩みの改善が期待できますが、結果が出るまでには少し時間が必要です。それまでの間にできる、お湯漏れの対策と予防方法も知っておきましょう。簡単な膣トレのやり方もご紹介していきます。
膣に水が入った時の対処法としては2つあります。
お風呂場でしゃがんで片膝をつき、2~3回強めに咳払いをする
タオルを股の間に挟んでギュッと締め付ける
また、入浴の際にお湯が入りやすい体制にならないように意識することも大切です。浴槽に入る時に脚を伸ばすと、膣に水が入りやすくなるといわれています。足を伸ばしながらゆったり入りたくなってしまいますが、少し足を曲げるなどして膣に水が流れ込まない体制をとりましょう。
膣からのお湯漏れは、クリニックでの治療もできます。治療の一部をご紹介します。
膣縮小術(約50万円)
膣縮小術は、1.5時間ほどの手術で効果が高い治療といわれています。ただ、性行為ができるようになるまでの回復期間に2ヶ月ほど必要。膣が狭くなることで出産が難しくなるともいわれています。よって、膣縮小術は出産予定のない人や30代以上の方には合うかもしれません。
ペルビックトレーナー(76,000円×10回)
磁気治療ともいわれるペルビックトレーナーは、骨盤底筋群をトレーニング装置で刺激して鍛える治療です。痛みもなく、服を着たまま椅子に座った状態で治療できます。1~2週間ペースで治療するのが好ましいとされており、1回約20分です。3~5回目で効果を実感する人が多いといわれています。簡単に治療できることから、幅広い世代に人気です。
ビビーブ(約25万円)
高周波治療のビビーブは、膣壁のコラーゲンを増やして若々しい膣を再生する治療です。高音波を使用するので痛みや出血はありません。30分程度で終了し、回復期間も不要なので若い世代から40代にかけて人気。ただ、ビビーブの効果は一時的なものなので、1年にごとに定期的な治療が必要です。
膣の治療は痛みや出血を伴わず、短時間でできるため人気が高いです。しかしながら、高額なものが多いので、まずは自宅でできるトレーニングをしてみてから検討してみましょう。
膣から水が出るのを予防できる「膣トレ」は、自宅で手軽にできます。アイテムを活用したトレーニングもあるので、自分に合った方法を試してみてください。継続は力なり、セックスの感度も倍増する膣を目指しましょう。
1.お尻の穴に力を入れて力を抜く
おしりに力を入れる時は息を吐きながら、10秒かけてゆっくりと行います。力を抜く時は息を吸いながら10秒。この動作を2、3回繰り返しましょう。1日の目安は10セットです。呼吸を意識して行うことがポイント。準備が必要なものはないので、隙間時間にも手軽にできるトレーニングです。
2.寝転がって行うヒップリフト
ヒップリフトは寝転がった状態でできるので、寝る前にもおすすめです。両手を体の横に置いて仰向けになり、膝を90°に立てます。肩甲骨から上部、脚で体を支えながら、お尻を上げ下げ。この時に脚をぴったり閉じてお尻に力を入れると、美脚、美尻にも効果的です。1日30~50回行いましょう。
次に、家にある物やラブコスメなど、アイテムを使った方法も2つご紹介します。
1.ペットボトルやタオルを使う
ペットボトルや丸めたタオルを膝上に挟んで、股の後ろ側を締めるように意識しながら動かします。難しい時には、お尻の穴から前側にかけて締め上げるようなイメージを持ってみましょう。1分を3セット行うのが目安です。
2.膣トレ用のインナーボールを使う
膣トレのアイテムとして注目されている「インナーボール」は種類も豊富。挿入したまま日常生活を送ることで膣トレが出来るアイテムです。中でもおすすめなのが、コロンとしたシルエットが可愛い「LCインナーボール」。日本人女性のサイズに合わせて作られており、医療用器具にも使われるエラストマー素材が使われています。インナーボールは膣の中に入れて使うため、安全な品質であることも重要です。
LCインナーボールは、挿入した状態で立ったまま膣を締めたり、寝転んで脚を伸ばし床から15cm上げてキープしたりして膣を鍛えられます。
また、ラブコスメ商品には「さくらの恋猫NUKUNUKU」というラブグッズも膣トレに有効です。スマートフォンに連動したローターなので、膣を鍛えつつ、ひとりエッチにも使えます。気持ちよくなりながら膣トレできるので一石二鳥のアイテムです。
膣から水が出るのは膣の緩みのサインかもしれません。気になる時には膣トレを行って、早めに対処しましょう。膣トレは自宅で簡単にできるので、今日からすぐに始められます。また、ラブコスメには、手軽に膣トレができるものが多いので、日々の膣トレに活かしてみてください。締まりのいい膣になれば、パートナーとのラブタイムもより盛り上がるかもしれません。
岡山県出身。2010年京都府立医科大学医学部医学科卒。専門は美容皮膚科。医師免許取得後は、医療だけではなく、美容、タレント、モデルとして幅広く活躍している。 女性誌『anan』『with』『InRed』『AneCan』『姉Ageha』などその他多数のファッション誌や「ミセスマートTV NEO」「ビーバップハイヒール」「やすとも・友近のキメツケ!」などテレビ番組にも数多く出演。
●著書:
『女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス』(2010年 ぶんか社)
『女医が教える 夜のお悩み相談クリニック』(2013年 アドレナライズ )
『女医が教える!彼女を夢中にさせる魔法のセックス』(2016年 インプレス)
など多数。
※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません