『緊縛プレイ』というセックスに興味を持ったことはありますか？
緊縛プレイは、セックス中に縄などで手や足などを縛るプレイ方法の一種です。カップルのどちらかがパートナーを縛って行うSMプレイ。支配欲や羞恥心をうまく生かした魅力的なプレイですが、『緊縛セックス』をする際には事前に知っておきたいこともあります。
緊縛プレイをするためには、まずは緊縛の種類と実際の縛り方を知ることが大切です。縛り方は後ろ手縛りや亀甲縛り、M字開脚縛りなどバリエーション豊富で、手順が分からないと、パートナーを上手に縛れません。また、緊縛によって起こるリスクもあるため、正しい知識をもって慎重に準備したいものです。
この記事では、緊縛セックスでの縛り方や楽しむコツを紹介しています。少々SMチックなプレイですが、ちょっとだけ取り入れることでいつものセックスのスパイスにすることもできます。
緊縛プレイとは、SMプレイの一種でもあり、縄やロープを用いてパートナーの手足を縛り、行動の自由を奪うプレイです。特徴としてはカップルのどちらかが自分のパートナーを縄などで縛ることが挙げられます。
緊縛プレイは、縛る方も縛られる方にも魅力のあるプレイで、それぞれが自分の嗜好や欲求を満たせすことができます。通常のセックスに刺激をプラスできますが、その一方で事前に知っておきたい注意点もあります。
まずは、緊縛プレイをしたことのない人のために、プレイの概要や魅力、事前に知っておきたい点を解説します。
緊縛は、今でこそセックスのプレイの一種として有名になっていますが、そのルーツは古く、武術や逮捕術として古来より日本で息づいてきたものです。また、主に緊縛で使う印象の強い麻縄についても、縄文時代から使われてきた日本ならではのアイテムとなります。
最初に緊縛の技術が使われるようになったのは、戦国時代の賭博術（とばくじゅつ）でした。捕虜（ほりょ）を捕獲する際に戦場で用いられ、さまざまな形態の縛り方が生まれました。
さらに江戸時代に入ると、罪人を拘束するために用いられるようになりました。容疑者を素早く拘束する方法と、捉えた罪人を取り調べやさらし者にするための方法の2種類の緊縛方法があったそうです。捉えられた罪人は、罪の内容や身分に合わせて異なる縛り方で緊縛されました。
こうした歴史の中で、さまざまな縛り方が生まれ、晒し者とともに縛り方も人目に触れるため、美しさも考慮されるようになっていきました。そのため、緊縛はセックスプレイであるとともに、美しさや複雑な縛り方を追求するアートとしても考えられています。
緊縛をセックスのプレイとして取り入れるために、事前に知っておきたいこともあります。アートとして注目を浴びるだけのことあって、複雑な縛り方も多く、初心者には難易度高めのプレイです。
緊縛をしてみたい人は、見よう見まねでやるのではなく、最初にしっかりやり方を学んでから始めましょう。まずは予習して初心者向けの簡単なものから始めることが大事です。
正しいやり方を知らずに適当に行うと、体だけでなく神経を痛めたり、縄が解けなくなったりなどの事故が起こる可能性もあります。また、きつく縛りすぎてしまうと跡が残って翌日の仕事等に影響が出ることもあるので、力加減なども調節が必要です。
緊縛以外のSMプレイについて知りたい方は下記のソフトSMについての記事もチェックしてみてください。
緊縛プレイは、縛る方も縛られる方も、それぞれに違った魅力を感じられるプレイです。カップルで行う際には、お互いの性癖やフェチに合わせて、縛る側と縛られる側に分かれましょう。
緊縛プレイの縛る側は、相手の自由を奪い、快感をコントロールできることにより支配欲を満たすことができます。また、縄が素肌に巻かれる様子に興奮する人もいるでしょう。どちらかというと、SMのSっ気がある人におすすめです。
縛られる側も、恥ずかしい格好のまま抵抗できずに相手に触られるという状況に興奮や快感を得られるメリットがあります。縛られる側はMっぽい性質の人に合っています。
緊縛プレイは、普段のセックスがマンネリしてきたというカップルにもおすすめです。刺激的なシチュエーションにドキドキして、新鮮なラブタイムを味わえます。
SMの緊縛プレイを実際に行いたい人のために、準備から縛り方の種類まで解説します。緊縛を行うにはまず、縛る道具が必要です。また、お互いの心の準備のために、正しい手順を追って行いましょう。
緊縛プレイは縛る方が縛り方を知らないとできません。初心者向けや上級者向けなど、成熟度に合わせて、もしくは二人の好みに合わせて縛り方を学び、実践してみましょう。
緊縛プレイでは、歴史的に見ても、なんとなくのイメージ的に見ても、まず思い浮かぶのは麻縄です。ところが、ホームセンターに売っているような実際の麻縄は毛羽立っていて、あまり緊縛セックス向きではありません。肌に負担がかかる上に、ラブタイムを想定して作られたものではないので、肌へのチクチク感など、不快感が大きいこともあります。
実際に緊縛プレイをする時に使う縄は、特に決まりはないので二人の好みに合えば何でもOKです。縄でなくても、例えば彼のネクタイを使ったり、シャツや柔らかいタオルを用いたりするなどの身近なもので代用することができます。
もちろんラブタイム専用の緊縛のためのロープを販売しているところもあるので、本格的なSMプレイを楽しみたい方は探してみても良いでしょう。その際は、万が一解けなくなった時のためにハサミで切れるような素材を選ぶことも大切です。
また、アウトドア用のロープなどは非常に丈夫な作りとなっているため、簡単に切れず、緊縛プレイには向かないので注意しましょう。
緊縛SMプレイを始めるときは、いきなりハードなプレイをするのではなく、少しずつ試してみましょう。まずは手首だけ、足首だけというように一部だけを拘束するプレイを体験して、そこで丁度いい強度や縛る素材が合っているかを確認していきます。
快適な緊縛プレイの始め方の手順は以下の通りです。
緊縛プレイはセックスプレイの一つですが、いきなり裸の状態で縛ることには抵抗感を持つ人もいます。そのため、まずは着衣で縛ってみて、問題ないか確認することが大切です。
特に縛られる方は自由を奪われるため、恐怖心や心もとなさを感じやすくなります。まずは安心しやすいように着衣のままで行い、ゆっくりとステップアップしましょう。
また、裸では縛るのに悪戦苦闘している間に体が冷えてしまいますし、プレイ途中で縛り方に悩むのも盛り上がりに水を差します。そのため、緊縛プレイを初めてする際には、縛り終えてから、服を脱がす流れの方が安心です。
縛ることができたら、そのままラブグッズで縛られたパートナーを刺激します。緊縛プレイでは、縛った縄を動かすことで、縄の擦れや圧迫によって刺激を受けることも可能です。ローターなどを縄に固定して、その振動を味わうこともできます。いろいろな使い方ができるので、好みの刺激を探りつつ楽しみましょう。
目隠しは、緊縛プレイとの相性が良いアイテムです。縛られた相手に装着することで、体の動きだけでなく視界も奪うことができます。目隠しと緊縛をした状態で、愛撫したり言葉責めしたりするのがおすすめです。
緊縛には、ベッドや柱などと体を固定させて、動きをさらに制限する方法もあります。より動きを支配する/される感じがするため、SM度の高いプレイを求めるカップルにおすすめです。
ただし、軽くて動きやすい家具に固定すると、縛られた人が動いた時に家具が倒れたり床を傷つけたりする恐れがあります。
緊縛プレイを楽しみたい人は、上記のように順序良くステップアップさせてみましょう。手順ごとにいくつか注意したい点を守り、安全第一で行うことが大切です。
緊縛プレイを楽しみたい人は、上記のように順序良くステップアップさせてみましょう。手順ごとにいくつか注意したい点を守り、安全第一で行うことが大切です。
緊縛プレイにはいろいろな縛り方があります。難しいものもあるため、慣れない人は初心者向けから始めて、徐々に難易度の高いものへと種類を広げていきましょう。
手首や足首のみの縛り方です。両手首を揃えて縄を二重に回し、交差させたら手首の間へ縄を通して手首に巻かれた縄を絞るように結びます。
縛られる側は、両手を背中に回し、肘を曲げて腕を揃えます。そこへロープをかけ、両手首に2、3回巻き付け、巻いたロープの内側を通して縛りましょう。余ったロープは腕の脇から前に回し胸の上を通して背中へ、さらに胸の下を通して再度背中へ回して固定し、手首を縛った部分が吊るされるようにします。
頭の上から腕を後ろに回し、揃えた手首を固定する縛り方です。手首を手錠縛りで固定し、頭の後ろへ回したところを後ろ手縛りのようにボディに固定します。
下半身を刺激するために使える方法で、手足を固定する縛り方ではありません。腰に縄を巻き付け、へその下で結び、長い方の縄を脚の間からお尻へと通し、腰の縄に固定して完成です。
亀甲縛りは、体の全面で作った結び目と結び目の間の縄が八角形になることからその名がついています。
首に縄をかけて前に垂らし、両方の縄を間隔をあけて結び目を作ります。両方の縄の先は股間を通して背中に回し、首にかけた縄にひっかけたら、左右に分けて体の脇から前面へ回しましょう。
最初に作った結び目の間の縄に通し、輪になるように両側から広げ、縄の先を背中へ回します。これを一つの輪で2回ずつ繰り返すと、出来上がりです。胸からお腹にかけて、縄で八角形の輪が作られます。
M字開脚縛りは、文字通りM字に脚を開いた状態で固定する縛り方です。後ろ手縛りにした後、後ろ手縛りの縄に固定しM字のまま閉じられなくするという方法です。
最初に太ももを縛り、後ろ手縛りのバスト上部で締めた縄に通します。さらに縄を脚へ戻し、もう一度太ももに縄を巻き付けて固定します。余った縄は太ももとボディを固定している縄に巻き付けて完成です。簡単なものでは脚だけを膝を曲げた状態で縛って固定する方法もあります。
それぞれの縛り方を試してみて、自分たちに合うものを選びましょう。また、緊縛プレイ用ではないロープやタオルなどでは、できない縛りもあります。
緊縛セックスをやってみたい人は、縛り方を知るだけでなく、縛った後の責め方や注意点も理解しておきましょう。緊縛プレイは他のプレイと違って、縛られる側と責める側がはっきりと分かれています。基本的には縛った側しか責めることができません。
そのため、特に縛った側は責め方の種類を理解して、上手に責めてあげることが大切です。また、身動きに制限のある縛られている側への気遣いの気持ちを持ちましょう。
緊縛プレイでは、以下のような責め方が好まれています。縛られている方は羞恥心を刺激として楽しみたいので、それに合わせて責めましょう。
愛撫にはたっぷりと時間をかけて、焦らすように行います。相手は動けないため、焦らされるもどかしさも倍増するでしょう。ローションをたっぷりと使うことで、愛撫の摩擦を減らし、縄のキリリとした刺激とトロトロのローションのギャップを楽しめます。
前戯として緊縛を楽しみ、縛ったまま沢山の愛撫をするのもいいのですが、縛った状態での挿入が緊縛セックスの本番です。縛られた状態で、されるがままの快感を思い切り楽しみましょう。
緊縛プレイでは、見た目のインパクトもカップル二人で共有したほうが、盛り上がります。自分の姿を見ることで、興奮を高める効果も期待でき、エロティックなムードが高まりそうです。
緊縛プレイとラブグッズとの相性は良いので、ローターやバイブなどを使って責めましょう。身近にあるタオルで目隠しやさるぐつわをしたり、耳栓を使ったりするのもおすすめです。ちょっとハードなSMを希望する場合には、鼻や口に使う拘束具や SM用ろうそくなどもあります。
緊縛プレイでは、あえて何もしない放置プレイもできます。拘束した状態で愛撫もせずに体を眺め、言葉責めを楽しむのも良いでしょう。もちろん、ラブグッズなどを挿入した状態で放置するというのも一つの方法です。ただし、風邪を引かないように室温の調整が必要です。
緊縛プレイでは、その独特なプレイ方法がゆえに、いくつか守りたい注意点があります。前提条件として、双方の合意が必要なのはもちろんのことですが、さらに以下のことにも注意しましょう。
～これに注意！楽しい緊縛プレイ条件～
縛る時間は30分～1時間以内
きつく縛り過ぎない
常に縛られている相手の様子を確認する
いきなりハードなプレイをしない
嫌なことは最初に伝える
相手の嫌がることはしない
使う道具は清潔に保つ
緊縛プレイでは、縛った部分が痛い、跡になる、体を固定するため肩こりや腰痛になるといったリスクがあります。そのため、縛る時間や力強さを調節し、プレイ内容も徐々に深めていくことが必要です。
また、拘束される側はプレイ中に動きを制限されるため、拘束する側は相手の嫌がることをしてはいけません。拘束される側もあらかじめ自分の嫌なことはきちんと伝えておくことが大切です。
緊縛プレイは、カップルのどちらかが縄などで縛られるプレイです。ちょっとSMの雰囲気を持つセックスになり、マンネリ防止にも役立ちます。
ただし、緊縛プレイは、縛り方を知らないとできませんし、お互いを思いやる気持ちがないとリスクにもなります。緊縛プレイを試したいカップルは、まずは正しい方法や注意点をチェックしましょう。緊縛の種類は豊富で、難易度の高いものもあるため、初心者は簡単なものから始めて、徐々に開発していくのがおすすめです。
緊縛プレイでは、縛るだけでなくラブグッズやローションプレイ、言葉責めなど、プラスアルファで楽しむ方法もいろいろあります。お互いの好みに合ったプレイを見つけて、二人で楽しみましょう。
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