ラブシロップ(メープル&ナッツ)
挿入のない期間でも、気持ちの上で高いオーガズムを感じることができるのがオーラルセックス。オーラルが苦手な方にはこの「ラブシロップ」がオススメ。メープルシロップのような甘さは、甘党な方なら止まらなくなるかも!?
セックスは夫婦の大切なコミュニケーションの1つですが、妊娠したとたん、赤ちゃんへの影響を心配するあまりに、「エッチができなくなってしまった」という声も聞きます。
きちんとルールを守れば、妊娠初期(妊娠超初期)でもセックスをして大丈夫です。その際の具体的なやり方や注意点、エッチしてオーガズムを感じていいのか、及ぼす赤ちゃんへの影響など、妊娠初期での性欲や性行為についてのポイントをチェックしてみましょう。
この記事では、六本木ヒルズクリニックの産婦人科医 一倉絵莉子先生の監修のもと、 女性の気になる妊娠初期のセックスについて注意点などまとめました。
妊娠初期とは、妊娠が判明する妊娠2か月から妊娠4か月(妊娠5~妊娠15週)までの時期をいいます。また、妊娠超初期とは、妊娠0〜3週を指すことが多いです。
多くのママが妊娠初期を辛い時期だと考えている方もいるようです。実際、主につわり・気分のムラ・おっぱいの張り・便秘・こむら返り(足のつり)・トイレが近くなる等といった妊娠初期の症状が現れてきます。
体調が安定しない時期であり、妊娠初期は流産の可能性もあり、不安定な要素も多いです。妊娠初期は激しい運動や人混みを避け、無理せずゆったり過ごしましょう。赤ちゃんが健康に育つためには、母親の心身状態が良いことが大切です。
妊娠初期のセックスは、基本的に可能です。しかし、妊娠初期は、ホルモンバランスの変化で貧血の様な症状や頭痛、つわりなど体調を崩しやすい時期でもあります。カラダに負担がかかる体位やハードな性行為は控えましょう。
流産や早産の可能性があると担当医師から言われている場合は、性行為を控えてください。また、行為の途中でも、お腹の張りや腹痛、出血がある場合もすぐにエッチは中止してください。
妊娠初期の性行為は、赤ちゃんへの影響はないので流産の直接的原因とは考えにくいです。以前は、不安定な妊娠初期にセックスをすると、流産に繋がると考えられていました。しかし今では、妊娠初期の流産はほとんどが赤ちゃんの染色体異常によるもので、セックスが流産の原因にはならないと考えられています。
また、ペニスを深く挿入したからといって、赤ちゃんに届くことはありません。ただ、あまりにも深くペニスを挿入すると、刺激が強過ぎて子宮の収縮を促してしまう可能性もあります。そのため、妊娠初期のセックスは優しくソフトに行いましょう。
赤ちゃんへの影響が不安で夫婦関係がギクシャクしてしまっている方も、「こうでなくてはいけない」と思い込みすぎずに、体調を見ながら2人のペースでエッチを楽しんでください。お互い余計なストレスをかけない方が、赤ちゃんにとっても良いと言えます。
妊娠初期のセックスは基本的には問題ありませんが、異常な妊娠初期症状が見られている場合や体調が優れない場合は控える必要があります。では、性行為を制限しなければいけないのは、どのような場合でしょうか。
異常な妊娠初期症状とは、不正出血や下腹部の痛みや違和感を感じる場合です。
以前、流産や早産といった経験や兆候があった方は、性行為を控えてください。妊娠初期のセックスにより子宮収縮が起こり、流産の可能性が高まるからです。
また、つわりなどで体調がすぐれない時に無理にセックスをすることはやめましょう。妊娠初期は無理なセックスはせず、体調を第一に考えましょう。
心配事ばかりでは楽しい時間も楽しめず、ストレスを溜めてしまいます。お互い話し合いができていないと、関係がギクシャクしてしまうこともあるのではないでしょうか?
妊娠中は子宮を強く刺激するのは控えて、お腹を圧迫していないか注意しながらセックスして欲しいところです。「あれこれ考えすぎるとエッチを楽しめなくなってしまう」という2人のために、妊娠初期でも刺激を与えすぎないコツやテクニックをいくつか紹介します。
妊娠初期は体調がよければセックスは可能ですが、強い乳房刺激や、ラブグッズ(大人のおもちゃ)を使用して膣内をかきまわすようなハードな行為は、流産を誘発する可能性があります。
妊娠初期は子宮内の血流が良くなっており、傷つきやすい状態なので優しく行うことを意識しましょう。妊娠初期の性行為は、あくまでもソフトセックスが基本です。
いつもは激しいスタイルが好みのカップルも、妊娠中はいつもと違うソフトなエッチを楽しんでください。女性の体は全身が性感帯です。パートナーと、新たな性感帯を探しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
膣内を刺激するだけでなく、ラブタイムは様々な楽しみがあります。妊娠中でも夫婦一緒に楽しめるアイテムや楽しみ方がありますので、2人で見つけてみてくださいね。
ラブシロップ(メープル&ナッツ)
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おなかを圧迫しないこと、妊婦さん自身が苦しくないことが大前提です。妊娠初期におすすめの体位を紹介します。
男性は足を伸ばして座り、その上に女性が腰かけるようして後ろから挿入します。浅い挿入になりますし、女性にとっても楽な体勢がとれます。
男性も女性も横向きになって挿入します。前からでも後ろからの挿入でも大丈夫です。お腹への負担がほとんどなく、楽な体位です。
女性が四つん這いになった姿勢で、男性が後ろから挿入します。この体位は深く挿入できやすいので、男性は浅い挿入を心がけましょう。
正常位は、お腹が目立たない妊娠初期はできる体位ですが、脚を大きく折り曲げるなど、お腹に負担がかかる体勢は避けるようにしましょう。
妊娠初期のセックスで注意しなければいけないのが、長時間性行為をすることです。お腹を長時間出すと、体が冷えてしまうことや、お腹の張りを引き起こす可能性があります。
当然ですが、女性のお腹の中には新しい命が宿っています。いくら性行為しても大丈夫だと言っても、無理な体位を続けて、お腹を圧迫したり、子宮に過度の負荷がかかるような行為は控えましょう。
また、お腹がいつもより張っている、おりものが通常と違う、出血がある、など自分でも気付ける体の変化がある時や、検診時に医師から、子宮頸管(しきゅうけいかん)が短い、前置胎盤である、子宮頸管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)の可能性、その他安静の指示などはある場合にも、妊娠初期のセックスは控えましょう。
他にも、注意すべきポイントがあります。生まれてくる赤ちゃんのためにも知っておきましょう。
妊娠を希望しているカップルにとって、コンドームを使わずに中出しで性行為をすることは当たり前になっていたかもしれませんが、妊娠初期に限らず妊娠中は必ずコンドームを着用してください。コンドームは、避妊のためだけのものではありません。
コンドームを着用することにより、精液に含まれるプロスタグランジンによる子宮収縮を促す作用や性感染症を防ぐことができます。
特に妊娠中は抗生剤の使用ができないため、性感染症にかかった場合でも、適切な治療を行えないことがあります。また、感染症によっては赤ちゃんに大きな悪影響が出てしまうものもあります。念には念を入れるという意味でもコンドームは着用しましょう。
感染症の中には、妊娠中に病気にかかると、生まれてくる子供の知能や運動能力などに重篤な障害が残る場合があります。将来の子供の一生に関わることなので、注意が必要です。
また、性感染症以外にも、膣内や子宮内に感染性膣炎や子宮内感染症をもたらすこともあります。その場合、子宮収縮や頸管短縮を促し流産する可能性があります。
結論から言いますと、オーガズムを感じても大丈夫です。
妊娠初期であっても正常な赤ちゃんであれば、母親のオーガズムによる子宮収縮が原因で流産になってしまうことは考えづらいです。
オーガズムを感じた時におなかが張る(子宮収縮を起こす)のは、自慰行為であってもセックスであっても同じですが、 1〜2分くらい子宮が締まって硬い感じになって、しばらくするとジワーッとお腹が解けて元通りになります。
このお腹の張りは、オキシトシンというホルモンによって子宮が収縮することで起こります。張りははっきり体感できるものなので不安も募りがちですが、健康な妊娠経過の場合には、この収縮が早産を引き起こすことはありません。
ただし、子宮の収縮により流産、早産のリスクも考えられるので、腹痛・出血がある際はすぐに中止して、クリニックを受診して下さい。
何も言わなければ、夫は妻の気持ちの変化がわかりません。妊娠すると、つわりなどの体調不良、赤ちゃんへの影響の心配などで性行為はしたくない女性が多いということを教えてあげることも必要です。
しかし、否定は相手を傷つけてしまうこともあるので、「今日は調子悪いので、エッチは体調がいいときだと嬉しいな。」などと夫へ配慮して伝えてあげて下さい。それでも夫から誘われた時、どう断ったらいいのか悩みますよね。そんな時に上手く断る方法について教えます。
赤ちゃんを守ろうとする気持ちが強くなり、自然と男性を受け入れられなくなるママは少なくありません。妊娠と同時にパートナーとの性行為が苦痛になってしまった、という話もよく耳にします。
これは本能によるものなので、決してパートナーを嫌いになった訳ではありません。しかし、男性は女性のセックスへの感じ方の変化を理解するのがなかなか難しいものです。
例えば、「挿入は嫌だけど、この方法ならエッチは大丈夫だよ。」という提案をしてみても良いかもしれません。どうしてもセックスするのが嫌な場合は、「刺激で早産のリスクを上がるかもしれないから、医師に止められているの。」と話してもよいかと思います。
妊娠の経過や妊婦さんの身体の状況には個人差が大きいため、様々な情報で悩んでしまう場合も。特に妊娠初期のセックス後に出血や腹痛など異変が起こる場合には、医師に相談した方が安心できますよ。
真面目な話ではあっても医師へ話しにくいと感じるのであれば、専門の機関や窓口に相談してみるのはいかがでしょうか。
夫は、妊娠初期にセックスすることで、もし赤ちゃんがダメになったらという思いから性欲を我慢する方もいます。まずは、自分の気持ちを理解しようとしているパートナーに感謝しましょう。
愛情表現はセックス以外にも、スキンシップや、パートナーを想っていることを言葉で表現するだけでも相手へ伝わります。
したい気分ではない時は、拒否するのではなく、素直な気持ちをパートナーに伝えましょう。時には、男性の生理現象と割りきってサポートしてあげることも必要なこともあります。
普段の生活から制限がかかるからこそ、夫婦でよく話し合い、お互いサポートし合うことで、妊娠初期も楽しく過ごせるのではないでしょうか。お互いの気持ちを知ることで、妊娠初期の愛情表現方法が見つかるはずです。
女性の体はとてもデリケートです。妊娠初期でも体調が良ければセックスをしても大丈夫ですが、性行為中に気分が悪くなってしまったら、気後れせずにパートナーへ伝えてください。
無理をしてしまうことで、女性がストレスを感じてしまうことは、赤ちゃんにとって良くありません。ストレスフリーで楽しめるかどうかを優先して、自分の体と赤ちゃんのことを最優先に性行為を楽しんでくださいね。
一方で、セックスは身体の負担が大きくてできないとしても、前戯だけなら彼と楽しむこともできるかもしれません。 具体的な前戯のやり方とテクニックを知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。
日本産科婦人科学会専門医、一般社団法人日本女性医学学会会員。日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。現在は六本木ヒルズクリニックにて診療を行っている。
※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません