トイレの後の便臭を改善するためのポイント
特に気になる排便の場合の臭いについては、さらにいくつかポイントがあります。繰り返しになりますが、排泄物自体の臭いは体の内側をいかに改善できるかが大きなポイントになります。
早食い、偏った食生活を避けるといった生活で腸内環境の悪化を防ぐことを心掛けたら、その次には腸内環境を良くすることを考えていきましょう。
腸内環境を良い状態に導くことで、排便の臭いを軽減することができます。さらに腸内環境を良くすることは、お肌のコンディションを良くして、体調不良や病気の元となるリスクを減らすこともできるため、良いことづくめなんです。
乳酸菌を多く摂取する
そもそも気になる排便の臭いの原因を作っているのは悪玉菌という腸内細菌です。
腸内には善玉菌と悪玉菌という腸内細菌が存在しますが、この悪玉菌という細菌が腸内で優勢になってしまうことで、腸内環境が悪化して便の臭いを強くさせてしまいます。この悪玉菌は偏った食生活やストレスなどによって増えてしまいます。完全に消す方法がない上、増えたり減ったりを繰り返しているため、いかに逆の善玉菌を悪玉菌より優勢にできるかがポイントになります。
そこでおすすめなのが乳酸菌です。乳酸菌はヨーグルトや納豆、味噌、漬物などの発酵食品に含まれている菌です。この乳酸菌は善玉菌が増えることを助け、腸内環境を良い状態に導きます。善玉菌が増えれば、悪玉菌が減るため、便の臭いも軽減されます。毎日の食事に少しずつ発酵食品を取り入れて、腸内環境を改善していきましょう。
食物繊維を摂取する
無理なダイエットによって、食物繊維が不足することは腸内環境を悪くするということからもわかるように、食物繊維も腸内環境を改善するポイントです。食物繊維は1日で20~25gを目安に摂取するのが体に良いとされています。
食物繊維と言うとキャベツなどの野菜が想像しやすいですが、1日の摂取量である20~25gを取ることは想像より大変です。食物繊維を摂取するなら、玄米やこんにゃく、バナナなどの食物繊維が豊富な食材を中心に取ることを心掛けることがおすすめです。
いつもの食事に少しずつ、食物繊維の食べ物を取り入れることで、腸内環境を良くすることができます。
また、勢いで極端に食物繊維ばかり取り過ぎても、逆に腸内環境を悪くしてしまい、便秘や下痢の原因になることもあるので過度な摂取には注意しましょう。
腹筋を鍛える運動をする
体の内側といっても、筋肉については意外に見落としがちではないでしょうか?
じつは腹筋は排便をコントロールをするのに大事な筋肉なのです。腹筋がない、そして運動量が極端に少ないと血流が滞り、腸内の働きが低下します。それによってスムーズな排便が行われにくくなり、便秘などの原因にもなります。
便秘は腸内で便の臭いを強くしてしまい、トイレ後の嫌な臭いの原因になります。適度な運動を取り入れること、特に腹筋を鍛えることで腸内の働きも良くなり、排便もスムーズになります。
規則正しい生活を送る
より良い腸内環境を目指すには、健康の上でも第一である「規則正しい生活」も大きなポイントです。正しい食生活としっかりと睡眠を取ることで、体のサイクルが整うので便習慣も整います。なるべく決まった時間に早寝早起きを心掛けて、しっかりと体のサイクルも整えましょう。