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デリケートゾーンやおりものがいつもと違う?!細菌性膣炎とは?

公開日: 2019/04/24  最終更新日: 2021/10/13
細菌性膣炎の原因と治し方
     

    女性のデリケートゾーンの悩みは人に相談しづらいものですよね。
    どのような疾患があるのか知識を持つことで、ちょっとした体調やデリケートゾーンの変化に気がつくことができます。

    今回は、様々な疾患の中でも「細菌性腟炎」についてお話します。

    この記事では、六本木ヒルズクリニックの 産婦人科医 一倉絵莉子 先生の監修のもと 女性の気になる細菌性腟炎の原因や症状についてまとめてみました。

    細菌性腟炎の症状は?

    細菌性腟炎の症状について考える女性のイラスト
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    細菌性膣炎の代表的な症状は以下のとおりです。

    おりものの変化や異常がみられる

    正常なおりものは一般的に、透明もしくは乳白色です。

    匂いは個人差もありますが、無臭に近く時間の経過とともに酸っぱいにおいに変化します。
    女性の月経周期によって量や性状が変化し、特に排卵期には頸管粘液量が増え、粘度が減少し、牽糸性(けんしせい。伸びやすさのこと)が増し、精子が子宮内に侵入しやすくなります。

    この正常なおりものが、水っぽくなる・悪臭がある・灰色や黄色のような色になる・量が増加するなど、いつもとは違った変化がある時には注意が必要です。

    パートナーから「匂いが気になるよ。」と言われて初めて気がついたという方もいらっしゃいます。

    かゆみ・痛みがある

    おりものの変化が特徴的ですが、かゆみや痛みを伴う場合もあります。

    外陰部のただれや腫れがみとめられる

    外陰部が赤く腫れて、ただれてしまう場合もあります。

    そもそも細菌性腟炎とはどのような疾患なのでしょうか。

    膣内は、通常デーデルライン桿菌(善玉菌)が多く存在しています。

    これらが酸を作り出して膣内の自浄作用を保ち、悪玉菌が増えてしまうのを抑えているのです。

    細菌性膣炎の原因について考える女性のイラスト

    しかし、日常生活で起こりうるストレス・疲れ・風邪・膣内の洗浄しすぎ・妊娠などが引き金となり、免疫力が低下してしまいます。
    そこで大腸菌やブドウ球菌など、普段はおとなしくしている悪玉菌が悪さをして、炎症を起こしてしまうのです。

    また、タンポンを長時間入れ続けておく・きつい下着や衣類による蒸れも原因となりえますので注意してください。

    デリケートゾーンの炎症と聞くと「性感染症なのでは?」と思われるかもしれませんが、原因は様々であり、検査が必要なものもあります。

    細菌性腟炎の治療法

    それでは、細菌性腟炎の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。

    男女のイラスト
    ~細菌性腟炎の治療法~
    • 日常生活の見直し…過度なストレス・疲労・極度なダイエットなどは免疫力の低下に繋がってしまいます。 生活習慣が乱れている人は少しずつ改善していきましょう。
    • 通気性がよく清潔な衣類の着用
    • 医療機関での膣内洗浄と抗菌剤の膣内投与(膣剤)。

    その他の膣炎及び性感染症

    細菌性膣炎以外の性感染症について理解を深める女性のイラスト

    膣炎は、細菌性膣炎だけではありません。
    そこで、その他の膣炎や性感染症をいくつかご紹介します。

    淋菌性膣炎

    淋菌性膣炎を疑うカップルのイラスト
    淋菌性膣炎は、特徴的な症状がないため気づかない間に重症化してしまっていたということもあります。
    原因は、淋菌という細菌への感染です。

    主に性交渉や性交類似行為(オーラルセックスなど)、感染している粘膜・分泌物への接触からの感染が疑われます。

    治療法は主に抗菌薬を使用しますが、耐性菌も増えてきているようです。
    そのため、注意深く経過をみるとともに医師の指示を確実に守ることが重要です。

    性器クラミジア感染症

    性器クラミジア感染症のピンポン感染を疑うカップルのイラスト

    性器クラミジア感染症はよく聞く名前の一つです。

    この感染症は、10代・20代に増加しており発生頻度が高いため、日本で最も多い性感染症です。感染によって子宮頸管炎・骨盤内付属器炎・肝周囲炎・不妊の原因にもなります。

    また妊婦の感染は、出産時に赤ちゃんに感染させてしまい、結膜炎や肺炎を引き起こす原因にもなってしまいます。

    性器クラミジア感染症は、自覚症状が少なく気づきにくいため発見が遅れてしまうことが多いようです。
    クラミジア・トラコマチスに感染することが原因で、性交渉や性交類似行為により感染源と接触することで感染・発症します。

    治療方法は、抗生剤の内服です。
    確実に治療を行い、パートナーと移し合わないように(ピンポン感染)検査を受けてもらうことをオススメします。

    尖形コンジローマ

    尖形コンジローマの感染を疑うカップルのイラスト

    あまり聞きなれないかもしれませんが、ヒトパピローマウイルスなどが原因で発症する「ウイルス性性感染症」です。
    こちらも性交渉や性交類似行為によって感染する疾患です。

    症状は、デリケートゾーンの違和感・かゆみ・痛み・外陰部の腫瘤(淡紅色のカリフラワー状の病変)がありますが、自覚症状が乏しい場合もあります。

    治療は、デリケートゾーンにできた病変の切除・軟膏塗布があります。
    しかし、切除後も潜在ウイルスによる再発のリスクもあるため、経過観察が必要です。

    性器ヘルペス

    性器ヘルペスの感染を疑う女性のイラスト

    性器ヘルペスは、単純ペルペスウイルス(2型が主)の感染によるものです。

    口などにできるヘルペスとはウイルス型が違いますが、一定の割合で口唇ヘルペスが性器ヘルペスになることも。
    こちらも性交渉・性交類似行為によって感染します。

    この疾患は、根治が難しく再発を繰り返す場合もあります。

    症状としては初感染時がもっとも重く、

    ~性器ヘルペスの症状~
    • 性器・肛門周囲の水泡や潰瘍
    • 激しい痛み
    • 鼠経リンパ節(足の付け根のリンパ節)の腫れ
    • 外陰部の不快感
    • かゆみ
    • 発熱み
    • 全身倦怠

    などがあります。

    日常生活でのストレス・疲労・月経が引き金となり再発することがありますが、初感染時よりも症状は軽いことが多いです。

    抗ウイルス薬の内服や軟膏塗布での治療を行いますが、完全にウイルスを排除することはできません。再発を繰り返すこともあり、予防的に内服を継続することもあります。

    カンジダ膣炎

    カンジダ膣炎の感染を疑う女性のイラスト

    カンジダ膣炎は、デリケートゾーンのかゆみ痛み・腫れなどが出現します。
    また、おりものが白いカス(ヨーグルトや酒粕状)のようになり通常よりも量が増えることが特徴です。

    カンジダ膣炎は性交渉でも感染することがありますが、原因はそれだけではありません。
    発症の多くは、体調の変化による抵抗力の低下や抗生物質の内服・妊娠・膣洗浄のしすぎなど普段の生活が原因となっている場合が多いのです。

    治療法としては、生活習慣の見直し・膣剤や内服薬の投与・軟膏塗布・クリニックでの膣洗浄を行います。

    トリコモナス膣炎

    トリコモナス膣炎の感染を疑う女性のイラスト

    トリコモナス膣炎は、トリコモナスという原虫が原因です。

    主に性交渉や性交類似行為で感染しますが、性交渉の経験のない女性や子供にも感染していた例があることから、タオルや入浴などでも感染する可能性があります。
    自覚症状がない場合もあるのですが、悪臭の泡沫状の黄色のおりものや膣・外陰部のかゆみや違和感などの症状が出現することが多いです。

    内服や膣洗浄にて治療を行いますが、パートナーにも感染している確率が高いため、検査を受けてもらい一緒に治療することをオススメします。

    まとめ

    細菌性膣炎とその他の膣炎・感染症への理解を深める女性のイラスト
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    今回は、細菌性膣炎とその他の膣炎・感染症について解説してきました。

    デリケートゾーンの疾患や出現する症状を大まかに把握しておくことで、普段との違いに気がつくことができます。

    「このくらいなら大丈夫。」と自己判断し放置するのではなく、症状に気がついたら早めに医療機関へ受診してください。

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    監修:医師 一倉絵莉子先生
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    日本産科婦人科学会専門医、一般社団法人日本女性医学学会会員。日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。現在は六本木ヒルズクリニックにて診療を行っている。

    ⇒六本木ヒルズクリニック公式ホームページはこちら

    ※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません

    著者:ラブコスメ(LC)夜の保健室 編集部
    ラブコスメ

    会員数175万人の『ラブコスメ』を企画編集。2003年に日本ではじめて『セクシャルヘルスケア』を提唱し、恋愛やカラダのことで友人にも聞けない性に関する悩み解決の専門家として発信。SNSにて『夜の保健室』を展開し、小説や漫画など書籍も多数。記事・動画・アプリで「愛し合うこと応援する」ために幅広く活動している。


     

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