乳腺を刺激するマッサージ
左右のバストで、交互に行うマッサージです。片方の胸の下に、片手を置いて、左右の手で交互にすくいあげるように動かします。
みぞおちの高さにある、胸の下のお肉を、バストに引き上げるようなイメージでマッサージしていきましょう。
肌を傷つけないよう、やさしく持ち上げることをイメージしながら、手が胸や肌から離れることのないよう、連続してお肉を引き上げるように手を動かしてみてくださいね。
バストの悩み
バストアップを目指すのによく言われるのが『リンパマッサージがいい!』という噂。そもそも、胸へのリンパマッサージすることは、何が良いのでしょうか?
まず、胸(バスト)は乳腺と脂肪で出来ているのですが、この乳腺が活性化するとバストも大きくなります。
これはもともと数が決まっているのですが、女性ホルモンが多くなると、乳腺も活性化します。生理前や妊娠中など、バストが大きくなりますよね。それは女性ホルモンの分泌が活発になり、乳腺も活性化して、その周りに脂肪がつきやすくなるからです。
活性化されて乳腺が大きくなると、それまでの脂肪量では「乳腺が守れない!」と身体が判断して、あわてて胸まわりの脂肪をつくります。これが妊娠して女性の胸が大きくなるのもこんな理由があったんですね。
実は胸の周りには主要となるリンパ線が多く集まっており、凝り固まっているのをほぐしてあげることで女性ホルモンが多く分泌されるようになり、 胸が大きくなる可能性があるのです!
バストアップ効果が期待できるバストアップマッサージ
(1)耳の後ろに少し凹んでいる箇所がありませんか?ここはリンパ節なので凝り固まりやすい部分でもあります。ここに指の腹でグッと押して鎖骨部分まで流していきます。
(2)次に鎖骨の窪みに指を入れ、そこをしっかりと圧をかけていきます。そのまま5回行ったら円を描くようにマッサージを行います。
(3)最後に脇にリンパ節をしっかりと揉みほぐしていきます。くぼんでいる部分に指の腹を当てて、尽き上げるように圧をかけましょう。
実はリンパの流れが悪くなると胸(バスト)だけではなく他の身体の調子も悪くなってしまいます。皆さんもこんな経験はありませんか?
足がむくんでしまう
身体が冷える
頭痛
肩コリ
これらはリンパの流れが悪くなっているからと言われています。つまりバスト近くのリンパも同じことで、リンパの流れを良くすることでバストの健康状態も保てるということです。
自分の胸のサイズを「遺伝だから仕方ない」と諦めていませんか。簡単なバストケアで、何歳になってもサイズは変わります。その秘密は「ハリと栄養」にありました。
胸に栄養が行き届いているかどうかでバストサイズは変わりますが、このためには、血行が大きくかかわってきます。サイズの合わない下着の締め付けや冷えなどで血行の良さは影響を受けるといわれています。
「盛りブラ」だからと、締めつけのきつい下着を長時間つけていることは、 逆位に血行不良を起こしてバストケアにはあまりよくありません。血行がよくなると、リンパの流れがよくなり、胸にハリがもたらされます。
胸が垂れるのは、コラーゲン等の栄養不足。しっかり流れをよくしてあげることで、ピンと張ったバストを手に入れることができますし、バストの垂れがなくなるだけで、人によっては大幅なサイズアップも期待できます。
寒い季節なら湯船につかることでも変わりますし、円を描くようにバストマッサージを行ってください。補正力の強い下着をつけた夜は、特に念入りにバストケアをしましょう。
胸のリンパマッサージを効果的に行うためには、体がしっかり温まっている入浴中やお風呂上りに、10分~15分行うのがポイントです。
バスト自体だけに刺激を与えようとせず、バストアップ用のクリームやオイル、ジェルなどを使い、やさしく全体的に マッサージしていきましょう。1日に何回するよりも、入浴後に毎日1回でも続けるようにしましょう。
左右のバストで、交互に行うマッサージです。片方の胸の下に、片手を置いて、左右の手で交互にすくいあげるように動かします。
みぞおちの高さにある、胸の下のお肉を、バストに引き上げるようなイメージでマッサージしていきましょう。
肌を傷つけないよう、やさしく持ち上げることをイメージしながら、手が胸や肌から離れることのないよう、連続してお肉を引き上げるように手を動かしてみてくださいね。
左右のバストで、交互に行います。片方のバストの上部に片手を置いて、鎖骨付近に向かって、上方向へ流します。
親指以外の4本の指で、皮膚を引き上げるイメージでマッサージをしていきましょう。もっと、しっかり引き上げたい場合は、両手で行ってみてくださいね。
※イラストは右手で行うマッサージ方法ですが、左手で行うマッサージ方法も同様に行います。
バストアップに欠かせないのが「血液やリンパの循環を良くすること」と「女性ホルモン量」です。
特定のツボを的確に押すことで、滞っていた血液やリンパの流れが改善したり、乳腺を発達させる女性ホルモンの分泌が促進することでバストアップしやすい土台が作られます。乳腺が発達すると、乳腺周辺に「脂肪」がつきやすくなり、バストが大きくなることが期待できます。
女性ホルモンが活発になると、もちろんバストアップだけではなく、肌もきれいにしますので女性にとっては嬉しい限りです。
乳腺の発達をうながして、バストの形を整え、ハリを与えます。
<ツボの場所>
左右両脇の乳房の輪郭のふちにあり、乳首と同じ高さにあります。
<ツボの押し方>
両手の親指をツボにあて、左右の乳房を持ち上げるようにして、ツボから内側に向かって押します。
胃腸の動きが落ちると血液やリンパの流れが悪くなり、バストに栄養を送る力が低下します。中脘を刺激してバストに栄養をしっかりと送れるようにしましょう。
<ツボの場所>
中脘はおへそから指幅4本上で、おへそとみぞおちの真ん中にあります。
<ツボの押し方>
仰向けになり指先を、優しく押しながら上下にマッサージしてください。
女性ホルモンの分泌やリンパの流れを促進。バストアップのための土台を作ります。
<ツボの場所>
乳頭から指2本分くらい真下、第五鋤骨間にあります。
<ツボの押し方>
ツボを指で3秒押し、ゆっくり離します。これを数回繰り返してください。
バストアップには胸周辺のリンパの流れを良くすることが必要ということはお分かりいただけたと思いますが、実はそれだけではたりないようです。
もともとバストというのは筋肉やクーパー靭帯で支えられており、ここが傷付いてしまうと胸が垂れてしまうのです。
つまり、筋肉もクーパー靭帯も大きな胸に対応できていない状態でバストアップをしてしまうと、これらを傷付けてしまい支えられない可能性もあるのです。
さらに一度伸びてしまったクーパー靭帯は二度と元には戻らないので、バストアップと一緒にエクササイズをしてクーパー靭帯を守る環境を作らなければいけません。
美しいバストを作りそれを維持するためには、マッサージとともに適度なエクササイズも必要です!
(1)胸の前で両手を合掌します。肘から先が、地面と水平になるように整えましょう。
(2)ぐっと両手を強く押し合わせ、その状態を10秒間キープ。
(3)両手を押し合う力を抜き息を吐きながら、ゆっくり腕を前に伸ばしていきます。
(4)腕を胸の前に戻して、1~3の動作を10回ほど繰り返します。
(1)壁に向かって腕を伸ばして、手の平全体を壁につけられるギリギリの位置に立ちます。
(2)足を肩幅に開き、肩と同じ高さで、壁に両手をつきます。
(3)息を吸いながら、体重を乗せて腕を曲げ、1秒キープ。
(4)息を吐きながら、腕を伸ばし、体をもとの位置に戻します。
(5)10回~15回をワンセットとして、休憩をはさんで、もう1セット行います。
LCではバストに関するエクササイズや動画も公開中。正しいバストアップエクササイズはリンパを刺激することで実感につながっていますので、是非お試しください。
バストのケアは毎日行うことが大切です。始めたばかりでは効果を実感しにくいかもしれませんが、続けることで数年後、やっていたとやっていなかったでは大きな差が出てきます!
是非毎日継続して、理想のバストを手に入れてくださいね。
岡山県出身。2010年京都府立医科大学医学部医学科卒。専門は美容皮膚科。医師免許取得後は、医療だけではなく、美容、タレント、モデルとして幅広く活躍している。 女性誌『anan』『with』『InRed』『AneCan』『姉Ageha』などその他多数のファッション誌や「ミセスマートTV NEO」「ビーバップハイヒール」「やすとも・友近のキメツケ!」などテレビ番組にも数多く出演。
●著書:
『女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス』(2010年 ぶんか社)
『女医が教える 夜のお悩み相談クリニック』(2013年 アドレナライズ )
『女医が教える!彼女を夢中にさせる魔法のセックス』(2016年 インプレス)
など多数。
※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません