性器クラミジアの症状
性器クラミジアは性感染症の中でも女性では1位、男性では2位に多い病気です。感染者は多いとされていますが、感染している5人のうち4人までは自覚症状がないと言われています。
感染することで子宮や卵管などに炎症を起こし、重症化すると不妊に至ることもあります。生理痛がひどくなったり、おりものの変化、排尿痛などを感じる場合は早めに受診して検査を受けるようにしましょう。
夫・彼(パートナー)の悩み
この記事では、レディース&マタニティクリニック サンタクルス ザ シュクガワの産婦人科医 高田優子先生の監修のもと、女性の気になる『中出しセックス』についてまとめてみました。
妊娠を望まないのに生挿入で生中出しされてしまった場合、次の生理がくるまで不安になってしまいますよね。また、コンドームを使わない生セックスで性感染症にかかってしまう可能性もあります。
生中出しされた場合の女性の体へのリスクや精神的リスクは大きいです。今回は膣の中に精子を出されてしまった場合の妊娠する確率や対策についてまとめました。
生中出しとは、セックス時にペニスにコンドームを装着せずに膣の中に精液を出すことを指します(精液を膣内に出すことから中出しと呼ばれます)。
アブノーマルな状況としてAVで中出しの演出をされていることもあり、男性の中では生で中出しセックスすることに憧れを持っている人もいるようです。
生セックスとは、コンドームをつけずに挿入することで、生挿入と表現することもあります。また、生セックス(生挿入)で中出しする場合に、生中出しと言うこともあります。
生中出しのセックスは妊娠してしまうリスクを負う一方で、ゴム(コンドーム)をつけない生挿入によって、膣内の直接的な刺激をペニスで感じることができます。
ラブコスメで「ゴムをつけるより、生でセックスをする方が好きですか?」と男性向け会員にアンケートをとったところ、84%の男性が「はい」と回答しました。またその理由として最も多かったのは「ゴムだと気持ちよくない」という回答で25%となっています。続いて「つけるのが面倒」が16%、「子供ができてもいいからつけない」15%などがそれに次ぐ多数派の理由でした。
また「中で射精しなければ妊娠しないと思っているから」という間違った知識を持っている人も約1割程度いました。膣外射精は正しい避妊方法ではなく、膣内で射精しなくても生挿入をしただけで妊娠する可能性があるので注意が必要です。
ゴムをつけるより、生でセックスをする方が好きですか?(2021年7月マイエルシーアンケート/【男性100名】セックス時の避妊について ※回答数99名)
生でのセックスが好きな理由は何ですか? (2021年7月マイエルシーアンケート/【男性100名】セックス時の避妊について ※複数回答可)
アンケートのとおり、男性はその生挿入の感覚を気持ちいいと感じる場合が多く、さらに中出しセックスの場合は膣内に精子を放出する瞬間の解放感を味わえます。1度生中出しを経験してしまうと、もうコンドームをつけたセックスに戻れないという方もいて、できれば生中出ししたいというのが男性の本音でもあります。
また相手の女性を妊娠させてしまうかも、という背徳感と達成感から、「気持ちいい」と感じる男性もいるようです。
生中出しでしか得られない気持ちよさもありますが、生中出しには妊娠や性病などのリスクも大きいことも事実。生まれてきた赤ちゃんを、今後何十年と育てていくことを考えると、まだ結婚や育児を視野に入れていない男性は生中出しすることに躊躇してしまう方も多いと言えるでしょう。
実際、「生セックスをした際に怖いと感じたことはありますか?」という質問では、65%の男性が「はい」と回答しています。
生でセックスした際に怖いと感じたことはありますか? (2021年7月マイエルシーアンケート/【男性100名】セックス時の避妊について)
怖いと感じた理由としては、やはり「妊娠したらどうしよう」という理由が最も多くみられました。また、「病気などに感染するかもしれないから」という理由を挙げている方もいました。
大人の女性がお互いひとりと決めたパートナーと、プレイの上で生セックスを楽しむことはいけない事ではありません。ピルやミレーナなどを使用して、子供ができないように工夫することも可能です。
しかし男性の言い分としての「コンドームをすると気持ちよくないからしたくない」には注意が必要です。他の避妊手段をとっていないのに「気持ちよくないのはかわいそう」という理由で、コンドームをつけないことに同意するのはやめましょう。
現在コンドームは最先端の技術を使用した高機能のものがたくさん発売されています。工夫次第でコンドームをつけたままでも、男性は十分快感を得ることができます。
「ステルスゼリー」という新開発の潤いをたっぷり感じるジェルが塗布されたコンドーム「ZONE」や、熱伝導率の高い新素材のイソプレンラバーで作られた「SKYN」、コンドームのズレを防止する高粘度のジェルで密着感を強く感じられるコンドーム「バキューム密着」など。まずは「これはどうかな?」と沢山のコンドームを試して、つけていても気持ちよく感じられるものを探すところから始めていきましょう。
※2024年11月13日追記
『SKYNアイアール(5個入り)』『サガミ バキューム密着(10個入り)』はラブコスメでの取り扱いを終了いたしました。何卒ご了承のほどよろしくお願いします。
JEX ZONE 6個入
ゴムの装着感を限りなく「0」に近づける独自開発のステルスゼリー!しなやかで柔らかなフィット感の天然ラテックス製コンドームにステルスゼリーをジェクス史上最大量塗布することで完成した「ZONE」。その結果、ユーザーの求めていた理想ともいうべき生感覚を遂に実現。
「中出しセックス」「生中出し」というと、とてもエッチで魅力的な言葉に感じる男性も多いようです。それはなぜなのでしょうか。
男性の性欲は、支配欲と大きな繋がりがあります。大好きな女性を「自分のものにした」という感覚は男性を強く興奮させます。
そういった点ではただ単にセックスするだけではなく、生で中出しセックスすることはさらに男性の支配欲を満たす行為です。反対に「彼のものになった」と喜びを感じる女性もいます。
生中出しという行為は、その先に「妊娠」という結果を生む行為であるために、「本当に特別な相手にしか許さない行為」というイメージが強いです。そういった「自分だけ特別」「それだけ愛されている」という気持ちになりたくて、彼女にピルを飲んでもらって生中出しを楽しみたいと考える男性もいるようです。
セックスに関する興奮自体「背徳的なものであるため」という理由が含まれることが多いです。中出しセックスとなると、さらに「本来はいけないこと」というイメージが強く、それを破る快感を感じる人もいるようです。
生中出しセックスというものは、視覚的な興奮を得ることもできます。女性の膣から精液が流れ出してくる様子がとても興奮するという男性もいます。特にそれが自分の精液であると、「支配欲を満たす」ということにも繋がります。そういった性的嗜好から、中出しセックスをしたいと考えるようです。
そもそもセックスは生殖行為であり、男性はより多くの子孫を残したいという本能があります。中出しセックスはそういった「子孫を残す本能」と非常にかかわりの深い行為です。
しかし人間は理性があります。男性の本能的な欲望を満たすことを考えるのではなく、2人の同意の上で最善の行動をとりましょう。
いくら気持ちいいからと言っても、中出しにはデメリットがあります。当然ながら妊娠の可能性が高くなることです。
生理日の前後(安全日)であっても、絶対安全というわけではありません。25~30歳前後で、排卵日に近い日(危険日)で25~30%の確率で中出しにより妊娠すると言われています。
一般的には、週に2~3回のセックスで生中出ししているカップルは、精液がいつも女性の体内にある状態なので、いつ排卵しても妊娠できる状態にあります。そうした状態にあるカップルの妊娠する確率は1年間で85%と言われています。
また、精子の生存日数は中出しをしてから3日から5日です。安全日や危険日などを計算すればある程度妊娠する確率を下げることもできますが、それでも確実に妊娠を回避できるわけではありません。安全日だからといって、生挿入で生中出ししても妊娠しないということではないのです。
コンドームを使用せず生セックスして中出しすることで、妊娠するリスク以外に、性病にかかってしまう可能性が高まります。性感染症の感染源は精液、膣分泌液などの体液です。そのため、中出しで精液を体内に取り込むことは、当然感染リスクを高めます。
性病はかゆみやおりものの異常だけではなく、重症化によって不妊に繋がってしまう場合も。何か異常を感じたときは、自宅で出来る簡易検査セットを使用したり、早めに婦人科で医師に相談するようにしましょう。
性器クラミジアは性感染症の中でも女性では1位、男性では2位に多い病気です。感染者は多いとされていますが、感染している5人のうち4人までは自覚症状がないと言われています。
感染することで子宮や卵管などに炎症を起こし、重症化すると不妊に至ることもあります。生理痛がひどくなったり、おりものの変化、排尿痛などを感じる場合は早めに受診して検査を受けるようにしましょう。
性器ヘルペスは一度感染してしまうとウィルスが体内に残り、一度は症状が改善しても、体の抵抗力が落ちたときには再発してしまうやっかいな病気です。女性に多い、口周りに発生する口唇ヘルペスも、型は違いますが同じヘルペスの病気です。
感染するとひりひりした痛みや、ぶつぶつとした水ぶくれ、また発熱を伴うことがあります。セックスの時はパートナーにうつさないようにコンドームを必ず装着するなどの感染予防が大切です。
セックスやオーラルセックスなど、性的な接触などによってうつる感染症です。 原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、 若者を中心に年々感染者が増えていると言われています。
始めは感染が起きた部位にしこりができるなどの小さな症状から、後に全身に感染がまわり、赤いポツポツとした発疹ができるなど、さまざまな症状を起こすことがあります。早めに薬で治療することで治る病気ですので、気が付いたらすぐの対策が必要です。
このように生セックスで生中出しは妊娠や性感染症など、リスクの大きい行為です。それでも、その快感の欲しさから生中出しさせてほしいと、せがんでくる男性もいるかもしれません。中出しを断るときは妊娠や感染症が心配であることを彼へ率直に話してみて、断固とした態度で断る姿勢が大切です。
生中出しによるリスクを背負うのは基本的に女性側。その男性が好きだからと言って、その場の空気に流されないようにしましょう。
セックスで生中出しをせがまれたら、今後のことについて真剣に話をする良い機会かもしれません。妊娠してから子育てについて、彼と将来的なことを話し合ってみましょう。
当事者ではない男性は、妊娠や子育てに伴う身の回りの変化を現実的なこととして認識しづらいこともあるため、彼に妊活セミナーへ一緒に参加してもらうのも手です。
それでも、生中出しされてしまった場合、妊娠を希望していない場合は、モーニングアフターピルを服用するという方法があります。
モーニングアフターピルは「事後ピル」「緊急避妊ピル」とも呼ばれ、セックスをしてから72時間以内に服用することで高い確率で妊娠を回避することができます。婦人科で5000円~10,000円程度で処方を受けることが可能です。
アフターピルの効果は早ければ早いほど確率が上がるため、心配な場合は早めに婦人科を受診してアフターピルを処方してもらってください。
また、最近ではオンラインで処方してもらう仕組みもできています。 マイピルというオンライン診療サービスであれば、必ず産婦人科の医師が診療と処方を担当をするのでご安心ください。忙しくて病院に行けない・・・」と諦める前に、自分の体のことを第一に考えましょう!
一方で、生挿入で中出しされたことによる性病の感染が疑われる場合も早めに婦人科を受診することが必要です。特に婦人科を定期的に検査されていない方は、中出しによる性病感染に気が付きにくいと考えられます。
どうしても婦人科を受診することが抵抗がある方は、性病検査キットを使用し、性病感染をチェックする方法もあります。性病検査キットはドラッグストアなどでも手に入れられます。しかし、確定診断はできないため、普段のおりものや下腹部に何か異常を感じた場合は早めに医師に相談しましょう。
ラブミルフィーユ ホットタイム(マカロン風コンドーム)
うすさは0.03mm。素肌感覚に近いので相手を感じられるコンドームです。さらに、全体にあたたかいゼリーが付いているので女性側もじんわり温かく感じることができます。2人が感じることができるコンドームで、パッケージも可愛く女性側から切り出しやすいのも特徴です!まるで海外のお菓子を2人で楽しく味わうように、可愛く、楽しく、そして気持ち良くなってみませんか?
サガミオリジナル1000(5個入)
このコンドームの特徴は、なんと言っても0.02ミリという薄さ!0.02ミリとは、1ミリの50分の1の薄さで、例えると台所で使うラップと同じくらいの薄さです。コンドームが苦手、という方でも驚くほど、まるで『そのまま』のような感覚で、体温を感じながら二人の時間を楽しめます。男性のお客様からも『相手の体温を感じられたことには感動すら覚えた』というお声が届いています!これならコンドームが苦手という彼もつけたくなるでしょう。
産婦人科専門医。東京女子医科大学卒業。東京女子医科大学病院で初期研修した後、東京女子医科大学産婦人科教室に入局し、現在は「サンタクルス ザ シュクガワ」にて産婦人科診療を行う。
※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません