この記事では、レディース&マタニティクリニック ザ 夙川の産婦人科医高田優子先生の監修のもと、女性の気になる 中出しセックス についてまとめてみました。
妊娠を望まないのに生挿入で生中出しされてしまった場合、次の生理がくるまで不安になってしまいますよね。また、コンドームを使わない生セックスで性感染症にかかってしまう可能性もあります。
生中出しされた場合の女性の体や精神的リスクは大きいです。今回は膣の中に精子を出されてしまった場合の妊娠する確率や対策についてまとめました。
生中出しとは?
生中出しとは、セックス時にペニスにコンドームを装着せずに膣の中に精液を出すことを指します(精液を膣内に出すことから中出しと呼ばれます)。
アブノーマルな状況としてAVで中出しの演出をされていることもあり、男性の中では生中出しすることに憧れを持っている人もいるようです。
また、生セックスとは、コンドームをつけずに挿入することで、生挿入と表現することもあります。また、生セックス(生挿入)で中出しする場合に、生中出しと言うこともあります。
中出しは気持ちいい
生中出しは妊娠してしまうリスクを負う一方で、ゴム(コンドーム)を付けない生挿入によって、膣内の直接的な刺激をペニスで感じることができます。
男性はその生挿入の感覚を気持ちいいと感じる場合が多く、さらに膣内に精子を放出する瞬間の解放感を味わえます。1度生中出しを経験してしまうと、もうコンドームをつけたセックスに戻れないという方もいます。
また相手の女性を妊娠させてしまうかも、という背徳感と達成感から、「気持ちいい」と感じる男性もいるようです。
生中だしに躊躇する男性も多い
生中出しでしか得られない気持ちよさもありますが、生中出しには妊娠や性病などのリスクも大きいことも事実。生まれてきた赤ちゃんを、今後何十年と育てていくことを考えると、まだ結婚や育児を視野に入れていない男性は生中出しすることに躊躇してしまう方も多いと言えるでしょう。
生セックスのデメリット

中出しで妊娠する確率
いくら気持ちいいからと言っても、中出しにはデメリットがあります。当然ながら妊娠の可能性が高くなることです。
生理日の前後(安全日)であっても、絶対安全というわけではありません。25~30歳前後で、排卵日に近い日(危険日)で25~30%の確率で中出しにより妊娠すると言われています。
一般的には、週に2~3回のセックスで生中出ししているカップルは、精液がいつも女性の体内にある状態なので、いつ排卵しても妊娠できる状態にあります。そうした状態にあるカップルの妊娠する確率は1年間で85%と言われています。
また、精子の生存日数は中出しをしてから3日から5日です。安全日や危険日などを計算すればある程度妊娠する確率を下げることもできますが、それでも確実に妊娠を回避できるわけではありません。安全日だからと言って、生挿入で生中出ししても妊娠しないということではないのです。
生セックスは性病になるリスクがある

コンドームを使用せず生セックスして中出しすることで、妊娠するリスク以外に、性病にかかってしまう可能性が高まります。性感染症の感染源は精液、膣分泌液などの体液です。そのため、中出しで精液を体内に取り込むことは、当然感染リスクを高めます。
性病はかゆみやおりものの異常だけではなく、重症化によって不妊に繋がってしまう場合も。何か異常を感じたときは、自宅で出来る簡易検査セットを使用したり、早めに婦人科で医師に相談するようにしましょう。
性器クラミジア
性器クラミジアは性感染症の中でも女性では1位、男性では2位に多い病気です。感染者は多いとされていますが、感染している5人のうち4人までは自覚症状がないと言われています。感染することで子宮や卵管などに炎症を起こし、重症化すると不妊に至ることもあります。生理痛がひどくなったり、おりものの変化、排尿痛などを感じる場合は早めに受診して検査を受けるようにしましょう。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは一度感染してしまうとウィルスが体内に残り、一度は症状が改善しても、体の抵抗力が落ちたときには再発してしまうやっかいな病気です。女性に多い、口周りに発生する口唇ヘルペスも、型は違いますが同じヘルペスの病気です。
感染するとひりひりした痛みや、ぶつぶつとした水ぶくれ、また発熱を伴うことがあります。セックスの時はパートナーにうつさないようにコンドームを必ず装着するなどの感染予防が大切です。
梅毒
セックスやオーラルセックスなど、性的な接触などによってうつる感染症です。 原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、 若者を中心に年々感染者が増えていると言われています。始めは感染がおきた部位にしこりができるなどの小さな症状から、後に全身に感染がまわり、赤いポツポツとした発疹ができるなど、さまざまな症状を起こすことがあります。早めに薬で治療することで治る病気ですので、気が付いたらすぐの対策が必要です。
生セックスを断る方法

率直に彼氏と話してみる
このように生セックスで生中出しは妊娠や性感染症など、リスクの大きい行為です。それでも、その快感の欲しさから生中出しさせてほしいと、せがんでくる男性もいるかもしれません。中だしを断るときは妊娠や感染症が心配であることを彼へ率直に話してみて、断固とした態度で断る姿勢が大切です。
生中出しによるリスクを背負うのは基本的に女性側。その男性が好きだからと言って、その場の空気に流されないようにしましょう。
子供を作っても良いタイミングか2人で考える
セックスで生中出しをせがまれたら、今後のことについて真剣に話をする良い機会かもしれません。妊娠してから子育てについて、彼と将来的なことを話し合ってみましょう。
当事者ではない男性は、妊娠や子育てに伴う身の回りの変化を現実的なこととして認識しづらいこともあるため、彼に妊活セミナーへ一緒に参加してもらうのも手です。
生挿入で中に出されてしまった場合の対処法
アフターピルを服用する
それでも、生中出しされてしまった場合、妊娠を希望していない場合は、モーニングアフターピルを服用するという方法があります。
モーニングアフターピルは「事後ピル」「緊急避妊ピル」とも呼ばれ、セックスをしてから72時間以内に服用することで高い確率で妊娠を回避することができます。婦人科で5000円~10,000円程度で処方を受けることが可能です。
アフターピルの効果は早ければ早いほど確率が上がるため、心配な場合は早めに婦人科を受診してアフターピルを処方してもらってください。アフターピルを処方している病院の中には、土日に診察しているクリニックもあります。
性病検査を受ける
一方で、生挿入で中出しされたことによる性病の感染が疑われる場合も早めに婦人科を受診することが必要です。特に婦人科を定期的に検査されていない方は、中出しによる性病感染に気が付きにくいと考えられます。
どうしても婦人科を受診することが抵抗がある方は、性病検査キットを使用し、性病感染をチェックする方法もあります。性病検査キットはドラッグストアなどでも手に入れられます。しかし、確定診断はできないため、普段のおりものや下腹部に何か異常を感じた場合は早めに医師に相談しましょう。
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東京女子医科大学卒業。東京女子医科大学病院で初期研修した後、東京女子医科大学産婦人科教室に入局し、現在はレディース&マタニティクリニック ザ 夙川にて産婦人科診療を行う。(日本産科婦人科学会専門医)
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※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません