妊娠を希望している以外では、SEXで避妊のために重要な役割を持つコンドーム。このコンドームに、サイズがあるのをご存知ですか？

SEXの最中にコンドームがぶかぶかでずれる…、彼がコンドームをつけるとサイズが小さいのかきついと痛がる…そんな時はコンドームのサイズを見直してみるといいかもしれません。

男性器のサイズは人によってさまざま。そのため、コンドームもサイズや特徴が多岐にわたります。とはいえ、「彼に合ったゴムのサイズがわからない…」という女性は少なくないはず。

そこで今回は医師の山下真理子先生の監修のもと、コンドームをどう選ぶのかや、正しいサイズの測り方をみていきます。彼に合ったコンドームの大きさを見つけて、2人で気持ちのいいSEXを楽しんでください。

彼のサイズに合っていないコンドームを使うことで、コンドームを使うのを嫌がったり、行為の途中で外れてしまうなどが起こります。まずはサイズが違うものを使うことでどんな支障をきたすのか知っておきましょう。

彼の性器に対して、サイズが大きすぎる・ゆるい・ぶかぶかのコンドームを使用していると、行為中に外れてしまうことがあります。避妊具としてコンドームを使用する方が大半ですが、途中で外れてしまうことで避妊効果が無くなります。

ゆるい状態でつけないように、コンドームをつけるのは必ず男性が完全に勃起しきってからにしましょう。

また、挿入時にゆるくなってはずれてしまうと、膣の中にコンドームが残ってしまい、場合によっては病院などに行かなければとれなくなってしまうこともあります。これは女性にとってはできる限り避けたいシチュエーションです。

コンドームが外れることで、セックスが中断されることで雰囲気が壊れ、せっかくの楽しい時間が終わってしまうこともあります。

合わないコンドームを使っていることで、コンドームをつけるのを嫌がったり、次第にセックス自体に消極的になっていく人も少なくありません。

彼の男性器より小さめのきついコンドームをつけてしまうと、男性器の太さに耐えられず、挿入時に破けてしまうことがあります。装着してすぐはぴったりフィットしていても、サイズが合わないと使用中に破けてしまうこともあるので注意が必要です。

なお、射精前に気づくことができればコンドームを新しいものに付け替えるという対応が可能ですが、セックス後にペニスを抜いたら破けていたと気づくこともあります。その場合精液が漏れてしまい避妊ができなくなってしまいます。

自分のペニスに合ったコンドームのサイズが分からないからと、適当に選んだコンドームをつけるのは避け、正確に自分のサイズを知ることが大切です。

このように、サイズ違いのコンドームを使うことは、ゴムが外れたり破れることにつながります。具体的な対策方法についてもっと知りたいなら、下記記事を参考にしてみてください。

【医師監修】コンドームが破れる原因とは

コンドームが中で外れる原因と対処方法

サイズの合っていないコンドームを装着すると、気持ちよさにムラが出てしまう場合があります。小さいものをつけると、男性器が最大になった際に締め付けられ痛いと感じ、その違和感からSEXを中断しなければならないことも少なくありません。

また、大きいサイズのものは圧迫感はありませんが、コンドームがフィットしていないことで男性の動きについていけず、摩擦による刺激を感じにくくなります。

いずれにせよフィットしない違和感が残るのでSEXを思う存分に楽しむために、ぴったりと合ったコンドームを選びましょう。

コンドームにはさまざまなサイズがあり、どのサイズを買えばいいのか迷ってしまう方も少なくありません。迷った末、中間のMサイズを買って、それが合わずに後悔してしまったという経験があるという方も少なくないでしょう。

また、種類やメーカーもさまざまでどれを選べばいいのか悩んでしまうことも。

コンドームはセットで販売していることが多く、一つだけ購入して試せるというものでもないので、サイズが違ったり、自分の納得いかない付け心地だと残りは全て無駄になってしまうことになります。

そうならないためにもコンドームの正しいサイズの選び方を知っておくことが大切です。

コンドームのサイズは基本的にはS/M/L/XLの4つに分かれます。

表を見ていただくと分かるように、コンドームのサイズは男性器の「長さ」ではなく「太さ（直径）」で選びます。ペニスの長さが標準的だからMサイズを選んでおけば安心というわけではないのです。コンドームサイズはペニスの太さの基準になっていますので、まずはペニスの直径を測りましょう。

コンドームには主に3つの素材があります。素材によって伸縮性が違うためサイズが範囲のギリギリの場合やきついと感じる場合は、「伸びのいい素材を選ぶ」というのも一つの手段です。

一つ目は天然ゴムを使用したラテックス製です。コンビニなどで気軽に手に入れることができるコンドームに多く、比較的安価です。また、伸縮性がよく、味付き、つぶつぶがついているなどバラエティに富んでいるのも特徴です。ただ、ゴムならではのにおいがあり、ゴムアレルギーの方はアレルギー反応が起きるため注意が必要です。

二つ目は、ラテックス同様気軽に手に入るポリウレタン製です。薄いものが多く相手の熱を感じやすいのが特徴です。またラテックスのような特有なにおいがなくアレルギーも起こしにくいと言えます。デメリットとしては伸縮性が悪く、シャカシャカとした手触りで違和感がある方も少なくありません。また、ラテックスと比較すると価格設定が高めです。

三つ目はイソプレンラバー製です。不二ラテックスでのコンドームに取り入れられている素材です。やわらかな素材で、薄さはラテックスと変わりませんが、熱伝導性がよく伸縮性もあり機能が充実しているコンドームです。ゴムアレルギー成分も含まず、医療手袋や哺乳瓶の乳首などに使われている素材なので、使用する際にも安心感があります。ただ、使用しているメーカーが絞られているため手に入りにくく、また価格設定が高めになっています。

また、「彼のペニスが小さいのでゴムがずれる…」という女性には、絞りがついたコンドームもいいです。「2段絞り」「6段グリップ」のような絞りがあると、ゴムがペニスにキュッと密着します。そのため、ゴムのサイズが大きかったり、彼のものが小さいことが原因のずれを防止できるのです。

さらに、絞りがついたコンドームはずれるのを防ぐだけでなく、彼が使いやすいというメリットも。ずれるのを防止するとなると、Sサイズのコンドームを使おうとする女性が一定数います。しかし男性は、女性から自分のペニスのサイズがどう思われているのかを気にするもの。Sサイズのコンドームを勧められると、「自分のペニスってサイズが小さいのかな…？」と自信を失ってしまうかもしれません。

一方で絞り付きのコンドームは、パッケージにSサイズと記載されていないけれども、実際はSサイズと同じくらい密着してずれるのを防げます。つまり、絞りがあるコンドームは、彼を気遣いながら行為中のゴムのずれも少なくすることができるのです。

なおコンドームの素材については、下記記事にもまとめてあります。伸縮性、薄さ、破れにくさなど、コンドームの素材についての理解を深めたい方は、下記記事も参考にしてみてください。

コンドームの素材は？
素材比較！破れにくいのは？

厚さや薄さの違いなど！
【医師監修】コンドームの種類とおすすめの選び方！

「彼の亀頭が大きすぎ！もしかしたらゴムが入らないかも…」という場合、どのようにコンドームを選ぶべきでしょうか？

彼のペニスが亀頭だけ特に大きいキノコ型の場合、まずは先端部位が大きいタイプのコンドームを試してみましょう。コンドームのなかには、全体的に大きいLサイズのものもあります。一方で直径の太さは普通だけど、リングだけ大きいというタイプのコンドームもあります。

リングが大きいタイプのコンドームなら、亀頭が大きい男性でも「小さくてきつい…」ということがなく付けられます。

また別の方法として、XLサイズのコンドームを選ぶというものもあります。コンドームが亀頭を通らないのは、ゴムのサイズが合っていないということを意味します。そのため、Lサイズのコンドームでも入らない場合や、亀頭は通るけどきつい…という場合には、さらに上のサイズも試してみましょう。

ただしXLサイズのコンドームは、「亀頭の大きい部分は通ったけど竿部分がゆったりしてずれる…」ということもあります。ずれるほど竿部分のサイズに余裕がある場合は、リングが太く絞りがあるコンドームを使うといいでしょう。

知っておきたいコンドームの正しい付け方と外し方

正しいコンドームの選び方とは？

ゴムアレルギーでコンドームが使えない！？

仮性包茎・真性包茎のコンドームの付け方とコツを解説

先程から、彼の男性器に合ったサイズのコンドームを選びましょうと伝えていますが、測り方を知っている方は多くありません。また、間違った測り方で測るとサイズが2サイズも違うという場合もあります。

「ゴムのサイズがわからない…」という人は、ペニスの正しい測り方を知ることが大切です。以下では、サイズがわからないときに測るべき「太さ」と「根元からの長さ」について解説します。

男性器の大きさは長さで決まると思っている方が多くいますが、コンドームのサイズを決める場合、太さで決まります。

カリや根元など、男性器の最も太い部分の円周を測り、彼にピッタリのサイズのコンドームがどれなのかを知りましょう。なお、サイズ別の円周については以下の表にまとめてあります。

円周については、女性が親指と人差し指で亀頭を輪っか状に包んでみると、ざっくりとしたサイズがわかります。たとえば、親指と人差し指の先端がくっついてO字の輪が作れるなら、サイズはMがいいでしょう。

また、指の先端がつながらずにCのようなかたちになる場合は、Lサイズ。Cよりもさらに指が離れてU字になる場合は、LL（XL）サイズのコンドームを選びましょう。一方で親指と人差し指で作った輪の中に隙間ができたり、指が余ってb字になるようなら、Sサイズのコンドームで問題ないでしょう。

さらにメーカーによって、サイズの基準が微妙に違うことには注意しましょう。上限、下限ぎりぎりの場合は、メーカーにサイズの直径を確認することをおすすめします。場合によっては、彼に合ったサイズのコンドームを取り扱っているメーカーを把握しておくのもいいですね。

太さを測るのがコンドームのサイズの一番の決め手となりますが、それぞれのサイズでメーカーごとに適応している長さもあるため、長さも測ります。

測り方は根元から先端を測りましょう。裏側の玉袋の部分から測ってしまうと、実際の長さと異なるため必ず前側の根元から測るようにします。

また、女性がコンドームを買うことに対しては好印象な男性がほとんどです。自分で持ってきたとき彼にどう思われるか不安、という方は下記の記事も参考にしてみてくださいね。

コンドームの購入

これまでコンドームの選び方やサイズの紹介をしてきましたが、実際購入するとなると種類が多すぎて迷ってしまう、という方のためにおすすめのコンドームを紹介していきます。ぜひ参考にして下さい。

まずは、薄く感度が得られやすいコンドームです。早速みていきましょう。

ポリウレタンはラテックスに比べて硬めの質感で密着感があまりないという印象を持たれていました。しかし『iX(イクス)002』はこれまでのポリウレタンとは異なるやわらかさを感じさせてくれるコンドームです。0.02ｍｍの薄さをそのままに抜群の柔らかさが、今まで感じたことの無い密着感を味あわせてくれるかもしれません。

『やわらかさ』をお届け

iX(イクス)002

直径32mm。ポリウレタンの薄さの技術をそのままに、なかなか感じることのできなかった伸縮性が加わったことにより、ポリウレタン特有のなじまない違和感を払拭してくれます。薄さとフィット感の両方を求める方におすすめです。こちらは「Ｍサイズ」なので、親指と人差し指の先端がくっついてO字の輪が作れるくらいなら使用可能！サイズを確認して、密着感も楽しんで♪

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0.01ｍｍ台の、やわらかくしなやかなコンドームが登場。一度この薄さを体感してみて下さい。

パートナーのぬくもりが感じられる

サガミオリジナル001（5個入り）

「ゴムじゃないコンドーム」でお馴染みの大人気シリーズ「サガミオリジナル０.０１」。
パートナーが素肌を合わせるような直接感をお好みの方でも、このコンドームであればまるで『そのまま』のような感覚で、体温を感じながら二人の時間を楽しめます。この温もりを感じる新感覚は、このサガミオリジナルだけ。

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『ペニスが直に感じられる』

今まで使っていたゴム製のコンドームに比べ、彼の逞しいペニスが直に感じられるようでとても気持ちよくいけました。

薄さと柔らかさがポイント。0.02ｍｍの薄さに加え、ラテックスアレルギーの方を考え、ポリウレタンを導入。まるで着けていないような心地よさで二人の距離がさらに縮まるかも。

リアルな気持ちよさ

0.02EX

直径32mm。ポリウレタンとは感じられないやわらかさでやさしくフィット。ゴム臭カットでにおいも気になりません。コンドームを着けると、違和感を感じてしまう、なかなかイケないといったカップルは一度試してみては。感じたことのない密着度でより彼を近くに感じられるかも。

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『彼からも感謝をされました』

SEXをして2回目以降、コンドームをつけるとイケない…という彼のために購入しました。箱を開け手に取ると、薄さが明らかに今までと違う。着けて挿入すると、彼から「何これ、すごい」との言葉が。以前感じていた擦れるような違和感も感じることなく2人でイケました。本当に使って良かったです。彼からも感謝をされました。

コンドームはサイズによって一押し商品が変わることをご存知ですか？メーカーによって、力を入れているサイズが違ったりするので、常に有名メーカーのコンドームを選べばいいというわけでもありません。

ここでは、LサイズとSサイズで選ぶべき一押しコンドームを紹介。「彼のペニスが大きい…」という女性は、Lサイズの商品を要チェック。一方で「ゴムがぶかぶかでずれることも多い…」という女性は、数が少ないSサイズのコンドームの探し方も確認しておきましょう。

なお、コンドームのLサイズの定義についても知っておくといいでしょう。トイレットペーパーの芯の直径が38㎜（±1㎜）ですが、それより大きかったらLサイズの目安です。具体的な直径の長さは、Lサイズ＝37～42mmとなります。

ここでは、Lサイズのコンドームで選ぶべき一押し商品を紹介。Lサイズのコンドームでは忘れてはならない「サガミオリジナル・Lサイズ」。付けていることを忘れてしまうような薄さ0.02mmの薄型コンドーム。ゆったりラージサイズで熱伝導性がよく、二人のぬくもりを感じあえることができます。ゴム臭もなく、ゴムアレルギーの方にもおすすめ。

ゆったりラージサイズ

サガミオリジナル・Lサイズ

直径38mm、0.02ｍｍでおなじみのサガミオリジナルのラージサイズ。ゆったりとしたサイズで圧迫感に悩まされていた彼もフィット感を味わえるはず。滑らかな表面で自然な肌触りで二人の一体感をより一層高めたい方におすすめ。ポリウレタン素材を使用した商品で、ゴム製のものよりも薄いのに丈夫。さらに表面が滑らか！ゴムアレルギーの方にもお使いいただけます。

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ペニスが小さい彼に大きいサイズのコンドームを使うと、ゴムがぶかぶかでずれる…といったことが起こり得ます。コンドームがずれることは、避妊の効果を下げることにつながるので注意が必要。彼のもののサイズが小さい場合は、Sサイズのコンドームを使うことを検討しましょう。

ただし、ポータルサイトなどで「コンドーム　Sサイズ」と検索しても、実はSサイズではないものが検索に出てきてしまうことがあります。たとえば「SKYN」などは商品名にSが入ってるため、検索に出やすいのですが実際はMサイズ・Lサイズの展開しかありません。確実にサイズに合うものを選ぶため、必ず商品紹介ページの直径サイズを確認することが大切です。

正しいコンドームのサイズを知ることは、行為中にゴムがずれるのを防止することにつながります。ゴムがずれる、ぶかぶか…という事態を防げれば、しっかりとした避妊対策ができるので、女性の身体を守れますね。

またゴムがきつい、小さいや、ペニスに入らない…などの彼側の問題も、正しいサイズのコンドーム選びで解決可能です。適切なサイズのコンドームを装着すれば、彼も気持ちのいい密着感を感じられます。そしてコンドームがペニスに密着すれば、ゴムを通じてパートナーの温かさを感じやすくなるので、お互いの絆をより高めることができるでしょう。

コンドームは男性が使うもの、買うものと思われがちです。しかし実際には、実際は二人で使うもの。彼が悩んでいたら女性から提案してみましょう。サイズに合ったコンドームを選ぶことで、あなたも彼もSEXをより楽しむことができるかもしれませんよ。

さらに避妊率を上げるためには、その他の避妊方法との併用も検討してみてください。「低用量ピル」は毎日決まった時間に服用することで、99.7％の避妊効果が得られると言われています。

最近ではオンラインで処方してもらう仕組みもできています。 マイピルというオンライン診療サービスであれば、必ず産婦人科の医師が診療と処方を担当をするのでご安心ください。忙しくて病院に行けない・・・」と諦める前に、自分の体のことを第一に考えましょう！

また、正しい装着方法をマスターしていれば避妊失敗の不安を感じることなく、思いっきりラブタイムを楽しめます。 下記記事で自分の付け方があっているか一度確認してみてくださいね。

コンドーム　付け方