1.まずは軽いキスからはじめていく
いきなり舌を絡めていくとびっくりしてしまうので、まずは軽いキスからはじめていきましょう。
チュッとキスをして見つめ合い、またチュ、チュ、と唇を何度も重ねてみて。
キスの悩み
「フレンチキス」ってどういうキスのことをいうのか、本当の意味を知っているでしょうか。
なんとなくの印象で「フレンチ・キス」=「軽いキス」と認識している人も少なくありませんが、本来、「フレンチキス」は舌と舌を絡める深くて濃厚なキスのことを指しています。
実は、キスの中でも濃厚度高めの「フレンチキス」。キスには色んな種類があり、そのすべての方法やテクニックを覚える必要はありませんが、「フレンチキス」は代表的なキスのひとつ。その本当のやり方を覚えておいて損はありません。
「フレンチキス=深くて濃厚なキス」。もともとフレンチキスとは、フランスではキスがオープンに行われることをイギリス人が揶揄してつけた呼称で、本来は舌を絡め合う濃厚なもの。
この濃厚なキスとは、どんなふうにするのか。よく言う「ディープキス」とは違うものなのか? 本当のフレンチキスの意味と仕方について、深堀してみましょう。
冒頭でも触れたように、日本ではフレンチキス=軽いキスと誤解している人が多いですが、本来の意味は「舌と舌を絡め合う深くて濃厚なキス」です。ディープキスも同じ意味を持っているので、フレンチキス=ディープキスという認識でもOK。
フレンチキスを「軽いキス・あいさつ程度のキス」という意味で使っている人もいるので、正しく伝えたいときは「軽いキス」ではなく、「濃厚なキス」と表現した方が安心です。
なぜフレンチキスが「軽いキス」という意味で使われるようになったのかは諸説あります。有力なのは、第二次世界大戦で、アメリカ人によって「フレンチキス」という言葉が日本に伝わった説。
アメリカ人がフレンチキスといっているのを聞いて、「キスのことをフレンチキスというのか」と勘違いした日本人がいた……本来の意味を知らなかったので、軽いキスを「フレンチキス」と言うようになったと考えられています。
言葉の響きもおしゃれでソフトなので、つい勘違いしてしまうのも頷けるような……。
フレンチキス=濃厚なキスと覚えたところで、今度はそのやり方について。どんなふうに舌を絡めていくのか…いざというときのため、基本的なフレンチキスの流れと方法を覚えておきましょう。
いきなり舌を絡めていくとびっくりしてしまうので、まずは軽いキスからはじめていきましょう。
チュッとキスをして見つめ合い、またチュ、チュ、と唇を何度も重ねてみて。
長めに唇をつけて、相手の唇を舌で割っていく。舌の動きに強弱をつけると少しずつ気持ちが盛り上がっていきます。
ここでひとつ注意。もしここで相手がイヤがる素振りを見せたり、唇を離そうとしたらそこは引き下がりましょう。”そういう気分”ではないときに無理にフレンチキスをしても気持ちよくなれません。
状況や体勢にもよりますが、「もっと深く絡み合いたい」「もっとキスしていたい」という合図の意味も兼ねて、相手の体に腕をまわすとより濃厚なキスにもっていきやすいです。
腕がまわしづらい姿勢なら頬や頭に手を添えるのもあり。腰や体を密着させることで、より濃度と興奮度がアップします。
舌で歯をなぞると、なんとも言えないゾクゾク感が。より興奮度があがるので、歯をなぞるテクニックは習得しておくべきです。
歯茎、上顎部分、舌の裏など、口内すべてを舐めまわすのも愛し合うふたりならではのキス。特に上顎部分は感じやすいところなので、舌をとがらせてチロチロすると気持ちよくなれます。
舌でなぞる、舐めると並行して、舌と舌も濃厚に絡めていきましょう。舌や唇を吸ったりするのも織り交ぜつつ、お互いを味わうようにキスを。
ただ、フレンチキスが苦手という人もいます。あんまりベチョベチョ絡めると嫌悪感を感じる場合もあるので、まずは相手の舌を感じるくらい舐めるところからはじめて様子を見てみましょう。
濃厚なキスに応じてくれる、イヤがる素振りがなければ続行してください。
また、深く舌を入れすぎると苦しいので、入れるとしても真ん中あたりまで。それより奥は相手をびっくりさせてしまいます。
これがたった1つの正しいフレンチ・キスの方法ということもありませんので、2人で濃厚キスを楽しんでみてください。
フレンチキスに慣れてきたら、少し遊び心を加えてみるのもおすすめです。マンネリを避けるためにも、時には口以外の場所にキスをしてみるのはいかがでしょうか?新しい刺激を得られるはずですよ。
頬は、1番カジュアルでライトなキスをする場所というイメージですが、唇への濃厚なキスの途中に頬へのフレンチキスを加えてみると、新鮮な感覚を加えることができます。頬は面積が広くキスしやすい場所でもあるので、フレンチキス初心者の方にもおすすめです。
時々唇を少しすぼめて「チュッ」という音をたててキスすることで、お互いへの愛しさも増すことでしょう。
気持ちが盛り上がっている時は、性感帯が集中しているといわれる耳にもフレンチキスをしてみましょう。同時にデリケートな場所でもあるので、ゆっくりと行いましょう。片方の耳にキスしながら、手でもう一方の耳に触れてあげるのもひとつのテクニック。
慣れてきたら相手の耳たぶや軟骨の部分を優しく「甘噛み」してみるのもおすすめです。適度な刺激が加わって興奮が増すかもしれません。
おでこは無防備な場所。普段他の人に触れられることのないおでこにフレンチキスをすれば、お互いが近く感じられて、信頼感もいっそう深まるはずです。最初はおでこをトントンと軽く叩くような感じで唇を触れさせてみましょう。
あまり長時間おでこにキスするのは一般的ではありませんが、他の場所にキスする合間におでこへの軽いキスを挟むことで、キスにリズムが生まれます。
首筋からデコルテにかけては、特に見た目がセクシーな場所でもあります。首元が見える服を着ているパートナーを見るだけで、キスしたくなるという人も多いのではないでしょうか。
首筋も耳と同じく性感帯が多いといわれています。また、香水などを首元に香らせている人もいるので、触覚とともに嗅覚もほどよく刺激してくれる場所だといえるでしょう。
首筋を上から下に降りていって、デコルテまでゆっくりとフレンチキスをしてみましょう。興奮度が高まること間違いなしです。
キスはシーンによって違ったふうに感じられるものなので、ここではフレンチ・キスをするおすすめのシーンをご紹介します。タイミングを逃さずキスをすることで、今まで以上にドキドキ感が増すはずですよ。
夜寝る前に「おやすみ」のキスとして、フレンチ・キスをしてみるのはいかがでしょうか?
日頃は何かと忙しくて、相手とゆっくり過ごす時間がとれないという方も多いかと思います。
そんな中、リラックスできる時間でもある寝る前のキスはやはり特別。
一日を過ごした後の「お疲れ様」のキスは癒しの時間にもなるでしょう。相手との心の距離が一気に縮まり、安心感を得られるはずです。
久しぶりのデートは少しドキドキするとともに、期待が高まりますよね。
そんな時はいつもより少し濃厚なフレンチキスで、相手に「会いたかった」という気持ちを伝えてみましょう。
気持ちが高まっている時は、緊張せず自然にキスで愛情を表現できるものです。嬉しい気持ちに任せて、2人で親密なキスを楽しみましょう。
エレベーターで2人きりになったときや、観覧車、カラオケボックスなどはフレンチ・キスのチャンス。「家以外の密室で2人きり」というシチュエーションは、誰でも刺激的に感じるものです。
また、限られた時間でもあり、「もしかしたら誰かに見られるかも」という刺激もあるからこそ、さらに興奮度が高まります。
明るい場所だとどうしても理性が働き、濃厚なキスをしたくても「恥ずかしい」という気持ちが勝ってしまうこともあるでしょう。夜、暗い場所でならより大胆にフレンチキスを楽しめるかもしれません。
外にいる場合は、夜景を見ながらのキスは特にロマンチックですし、家なら部屋の電気を消したままにするのもおすすめです。テレビやスマホの明かりから離れて、よりキスの感覚に集中することができるでしょう。
愛し合っているからこそのフレンチキス。舌を絡めることに集中しがちですが、もっともっと幸福度を高める方法があります。
「唇が離れる瞬間、愛の言葉を囁く」
深いキスをして最中も、唇が離れる瞬間があるはずです。その瞬間、「好き」や「愛してる」など、自分の気持ちを伝えるとより幸福度がアップします。とろんとした目で相手を見つめて愛を囁けば、ふたりの興奮も愛も最高潮に! 余裕があれば、名前も呼んであげるとより盛り上がる材料に。
「軽いキス」という意味で使われることも少なくない「フレンチキス」。本来の意味は真逆です。 「フレンチキス」 と表現した時は、相手がどちらの意味で使っているのか見極めるか、事前に確認しておく方が安心ですね。
相手の舌の動きや呼吸に合わせながら、ゆっくりと、たっぷりと、濃厚にキスを味わってください。舌をグチュグチュと絡めるフレンチキス。2人の愛を確かめ合えるはず。