「処女膜」の正体と出血の原因!いつまで出血が続くの?
よく聞く「処女膜」って一体どんなものなんでしょう?膣のなかに膜のようなものがあって、それが破れるから血が出る…、というイメージを持っておられる方も多いのですが、厳密言えば、「膜が張っている」というのは間違いです。
では処女膜とはいったいどのようなもので、どうして処女喪失の際に出血する人が多いのかについてご説明いたします。
処女膜の位置や厚さ、形
処女膜とは、膣口(ペニスの入る穴)のすぐ内側にある「ひだ」のことで、元々指1本分くらい(直径2cm程度)の穴が開いています。でないと、生理のときの血液や、おりものが出てこられません。
処女膜は膣を横から見た時に膣口から入って1~2cmと、かなり浅い位置にあります。そのため、性交経験のない女性が手鏡で女性器を観察してみると、ぎりぎり処女膜の襞が見える人もいるようです。形や厚さは個人差が大きいですが、大体1mm程度の厚さで半月型やドーナツ状だと言われています。
初体験で処女膜が破れると血が出る?
多くの出血の原因は膜が破れることではなく、膣内部に傷ができることによるもの。ひだの部分が厚くて頑丈であるため、膣口が伸びにくい、広がりにくい、十分に濡れていないといったことが原因で、痛みと出血が起きてしまうのです。
初体験の場合は、緊張したり、どう反応していいかわからなかったりするため、濡れにくく、まだ膣内の準備が十分でいないのに挿入してしまうことも、痛みと出血がひどくなる原因になります。
初体験で血が出ないのは変?
また、初体験をする前に処女膜が破れていたということもあります。その場合、初体験後に血が出ないことが多いです。また初体験の時に破れずに伸びるだけで、切れ目が入らないということもあります。
初体験の前に処女膜が喪失してしまう場合として、定期的な激しい運動やオナニー(バイブなどの挿入)があげられます。また、よく言われる「タンポンで処女膜が破れるか?」ということですが、「ひだ」の中央には直径2cm程の小指くらいの穴が開いており、直径1cm程度のタンポンを入れても「ひだ」が傷つく(処女膜が破れる)ということは心配は要りません。
処女膜を破らないようにするオナニーの方法や、処女でも使えるバイブについては下記のページでも紹介しているので是非参考にしてください。
初体験の痛みはいつまで続く?
初体験による痛みは、エッチ中は続くこともありますが、終わってしまえばすぐに消えてしまうといわれています。しかし、中には腹部が圧迫されているような痛みが続く人や、膣の奥のほうに違和感があるという人もいるようです。
なお、初めてのエッチが終わっても痛みが続くようであれば、一度、婦人科・産婦人科などに受診するよう検討しましょう。もしかしたら膣に何かしらのトラブルが起きているかもしれません。