彼氏がなかなかイカない…。旦那が中であまりイケず、遅漏かもしれないと感じたことはありますか？

パートナーの挿入時間が長いと「セックス中に膣が乾いて痛い」「私とのセックスが気持ちよくない？」という悩みを抱える女性も多いようです。そもそも彼のピストン運動の時間が長くなるのは、男性の射精までの時間が長いことに原因があるかもしれません。

射精の時間をコントロールできず、場合によってはイクことができない状態を遅漏と呼びます。遅漏の男性とのセックスは長く楽しむことができる反面、途中で痛くなる…という悩みにもつながることも。

遅漏は主にオナニーのやり方を変えるなどで改善することができます。では女性が協力することはできないのか？というとそうではありません。女性がラブタイム中に協力して、彼氏の遅漏の改善をサポートし、原因になっている悩みを克服＆解消することもできます。

この記事では、なかなかイカない彼の遅漏になる原因や治し方（治療方法）、改善効果があるトレーニングなどを紹介。彼氏の遅漏を直して、ラブタイムの挿入時間を気持ちのいい長さにしていきましょう。

彼氏がなかなかイカなくて困る…。遅漏という言葉を見たことがあっても、言葉の読み方や定義、何分以上かの時間の基準は意外と知らないもの。彼氏が遅漏になる原因や治し方を知る前に、まずは前提となる知識から押さえていきましょう。

遅漏を改善するにしても何分を目指せばいいのかという問題もあります。遅漏を改善しようとしたら、今度は早すぎて「早漏」だと言われる…というのでは困ってしまいます。遅漏の定義と一緒に、早漏についてもご紹介します。

遅漏でも早漏でもない、カップルがちょうどいいと思える時間を過ごせるように、改善方法を知っていきましょう。

遅漏の読み方は「ちろう」です。遅漏という言葉には、実は明確な定義がありません。そのため、人によって解釈が微妙に違うこともあります。

しかし一般的には、遅漏とは射精までの時間をコントロールできずに、絶頂までの時間が遅い、または射精できない状態のこと。「射精遅延」と呼ばれることもあります。

また、射精障害の一つに「オナニーだとイケるけどセックスでは射精できない…」という膣内射精障害があります。これは重度の遅漏とも考えられていて、遅れるのではなく、そもそも射精できないという状態になっています。

稀に遅漏を「持続力がいい」と勘違いして使う人もいるようです。しかし遅漏は「すぐに射精してしまわないで、長い間勃起状態を保っていられる」男性を指す言葉ではありません。早く射精したいと思ってもできないというコントロールできない障害を指しますので、混同しないようにしましょう。

「遅漏」と「早漏」という言葉にはどんな違いがあるのでしょうか？遅漏と違い、早漏には明確な定義が存在します。国際性医学会（ISSM）の定義では、挿入前または挿入後１分以内に射精してしまうこととされています。（※参考文献）

つまり遅漏とは時間的な定義がなく遅れる、または射精できない状態。一方で早漏は、1分以内の射精という時間的な定義があるという点で違いがあるということですね。遅漏の人がトレーニングをして早漏になってしまうというケースはあまり心配する必要はありません。

とはいえ実際には、セックス中に女性側が「射精が早いかな？遅いかな？」と感じるかどうかで、彼のことを遅漏や早漏と感じるケースも少なくないようです。

また男性自身にも、体力の限界だから早く達してしまいたいけれど、中々射精できないという焦りを持っている人もいます。自分の理想よりも射精に達する時間が遅いというこのような状態も「意識的に射精をコントロールできていない」ので、遅漏に該当します。

明確に遅漏や早漏の定義に当てはまらなかったとしても、カップルともに射精のタイミングに違和感があるようであれば、調整していくのは大切なことです。

なお早漏の定義や原因、治し方や改善のためのトレーニングについては、下記記事を参考にしてみてください。

早漏防止や改善方法

オナホを使った早漏トレーニング

時間的な基準がない分、「結局何分以上射精しなかったら遅漏なの…？」と思う方は少なくないはず。基準がないということは、遅漏かどうかは挿入される側である女性の捉え方ととても関係性が深いともいえます。

実際のところ、女性は彼氏が何分以上イケないと遅漏だと感じるのでしょうか。ラブコスメでは、遅漏の時間的な基準について目安を知るために、アンケートを取得してみました。

まず、「挿入してから何分間イかないと、「遅漏」と感じますか？」という質問に対する回答は、以下のようになりました。

どうやら女性は、挿入時間が20分を超えてくると、「私の彼氏は遅漏？」と感じることが多いようですね。

一方で、挿入してから射精までの時間の理想についても知っておきたいところ。「理想の挿入タイム（挿入してから射精までの時間）は何分ですか？」という質問に対して、以下のような声があがりました。

彼氏が遅漏だとラブタイムで愛し合える時間が長くなるというメリットもあります。しかしアンケートを見ると、長ければ長いほどいいというわけではないようです。

実際、40分以上の挿入時間が理想であると回答した女性は、全体の12%しかいません。つまり、遅漏は単に男性の性機能の問題ではなく、女性にとっても何かしらの負担や不満、不安を抱えさせてしまう悩みということですね。

一方で遅漏の基準について10分以上と回答した人は21％、40分以上と回答した人は24％で、割合は大きな差がありませんでした。女性によって「遅い」と感じる幅は大きく、個人差があることも分かります。

彼氏が遅漏だとどんな問題点があるのでしょうか？まず一つ目の問題点は、挿入時間が長くなりすぎることです。セックス中、女性の膣は愛液で濡れていますが、時間が経つと段々と乾いてきてしまいます。

すると潤滑油がなくなるので、ピストン運動で激しく擦られたときに女性が痛みを感じてしまうことも。

一方で男性も疲れている時に誘われても、その先に待っている体力的負荷が気になり、中々応じる気持ちになれないという問題があります。

また二つ目の問題点は、射精が遅くなったり、射精できないことが原因で、ラブタイムのムードや二人の関係に影響が及ぶことです。射精できなかった彼自身もどうしても気にしてしまうでしょうし、女性側もどこか不完全燃焼に陥ってしまうかもしれません。

ただ注意したいのは、遅漏の男性にも膣内で射精したいという気持ちはあるということ。そのため、遅漏が原因で彼との関係性に悩まないで済むように、原因や治し方について女性も知っておきましょう。

遅漏の治し方や彼のためにできる改善策については、後ほど紹介していきます。

ここまでで遅漏の定義や、彼氏を遅漏と感じてしまう射精までの時間、一般的な遅漏の問題点について紹介しました。

しかしどうせなら、実際に遅漏の彼とのラブタイムを体験した女性のリアルな本音も知りたいですよね。彼が遅漏だと、女性はどんな悩みを抱えることになるのでしょうか。

ここからは、ラブコスメで取得したアンケートデータをもとに、遅漏の男性に対する女性の本音を紹介します。

遅漏の男性に対して、女性の本音はどうなのでしょうか？

『男性の早漏、遅漏について』というアンケートで『男性の「遅漏（セックスでイケない、またはイくのに時間がかかる）」に対して、どのような印象ですか？』という質問をしたところ、下記のような回答がありました。

このように、遅漏の彼とのラブタイムは疲れそう…などの女性が抱える不安が垣間見えました。

ただ女性のなかには、自分の身体の負担よりも、彼氏が満足してくれるかなどの相手を気づかうコメントをする人もいました。

早漏の男性よりも、遅漏の方が問題に感じているケースは少ないことも。その理由としては、以下のようなものがあります。

しかし早漏は「満足感が足りない」のに対し、遅漏に対しての悩みは「痛い」。女性がよりつらく感じるのは「痛い」ことで、セックスに対して女性側が消極的になってしまう原因にも。定義云々ではなく「長すぎて辛い」ならば、その不一致は解消できるように、カップルで対策していった方がいいです。

男性の遅漏を改善したい女性は、後述する遅漏の原因と改善方法についても押さえていきましょう。

男性の遅漏には、いくつかの原因が存在します。 たとえば、身体的な原因で遅漏になる男性もいれば、心理的なストレスなどが原因で遅漏になる人もいます。

また、間違ったオナニーが遅漏の原因になっている男性もいれば、治療のために服用している薬が原因の人もいます。

このように遅漏の原因は多くあり、正しい治し方や改善のためのトレーニングをするには、原因について知っておくことが大切。

ここからは、男性の遅漏の原因について幅広く紹介します。

まず一つ目の遅漏の原因として紹介するのが、身体的な要素が関わっているものです。身体的な遅漏の原因として考えられるには、以下のようなものがあります。

手術で射精やオーガズムに関係する神経が傷つくなどが原因で、遅漏になってしまう男性もいるようです。また、精液が通過する尿道から性感染症にかかったり、糖尿病にかかったことが遅漏の原因になることも。

身体的な要素が遅漏の原因になっている場合、医療機関で適切な診察と処置をしてもらうのが賢明です。

以前は彼も遅漏でなかったのに、最近遅漏になった…。

このような場合、遅漏の原因として考えられるものの一つに「心理的な要素」があります。たとえば、遅漏の原因になりうる心理的な要因は、以下の通りです。

ストレスやうつ病などで心理的な負担が増えると、身体の機能が低下します。すると、射精のメカニズムが上手く働かなくなり、遅漏になってしまう男性もいるようです。

後天的に遅漏になった男性の原因として、もっとも多いと考えられているのが間違ったオナニーをやりすぎていることです。間違ったオナニーによって「鈍麻性遅漏」と呼ばれる、刺激の慣れによる遅漏になってしまうことがあります。遅漏の原因となりうる間違ったオナニーには次のようなものがあります。

これらのオナニーに共通するのは、通常のセックスとはかけ離れた刺激の強さ、シチュエーションで射精してしまうこと。

たとえば、オナニーで強くペニスを握る男性は、膣内の締め付けを物足りなく感じることがあります。一方で足ピンしながらオナニー、床にこすりつけながらオナニーなどをしていると、そのやり方でしか射精できない身体になることもあるようです。

そして最初は「鈍麻性遅漏」だったものの、実際のセックスで中々射精できないことによる焦りを感じたことで、心因性遅漏になってしまう人もいます。

彼氏が何かしらの治療目的で薬を服用している場合、その薬が遅漏の原因になっているかもしれません。これを「病理性遅漏」と呼びます。遅漏の原因になりうる薬の種類としては、下記などがあります。

特に抗うつ薬の服用者は、性機能障害が原因で遅漏になることが多いようです。抗うつ薬の内服量を減らすには、パートナーの理解が大切。遅漏をカップル二人の問題として考えて、彼に寄り添って一緒に解決策を考えていきたいですね。

加齢や飲酒も、遅漏の原因になることがあります。これは「衰弱性遅漏」と呼ばれます。お酒は適量を飲むだけなら、ドーパミンが分泌されて男性ホルモンが活性化するので性機能向上が期待できるとされています。

しかしアルコールの過剰摂取は、男性器周りの血流をよくしすぎてしまい、神経の伝達に影響を及ぼします。神経の伝達がうまく機能しないと、勃起しづらくなって、遅漏になってしまうこともあるようです。

また加齢については、男性ホルモンの分泌量が減って、性機能が衰えてくることが遅漏の原因になりえます。とはいえ、加齢は避けられない問題なので、若いうちから遅漏改善のためのトレーニングをするなどで対策していくといいでしょう。

ここまでの分類に該当しなくても、遅漏の原因として考えられるものがあります。

たとえば、セックス中にローションを使わず、乾いた膣に挿入している場合などです。膣内の潤滑油が少ないと、ピストン運動がスムーズにできず、男性器を刺激しづらくなるのが原因となります。

また、既に一度か二度射精している状態で挿入している場合も、いつもより射精が遅くなりがち。いわゆる二回戦、三回戦では、ドーパミンが低下して快感を感じづらい状態から再スタートすることになります。

また射精直後には、プロラクチンという性的興奮をガクッと落とすホルモンも分泌されます。要するに、男性は一回射精すると、その後は興奮が抑えられて感度も高めづらい状態。当然、遅漏のように、射精までに時間がかかるようになります。

一般的に遅漏はカップルではなく、男性一人で改善トレーニングや治療を行って克服＆解消することが多いです。

ここからは、一般的な遅漏の治し方を紹介していきます。

ただし、トレーニングで直せるのは刺激による遅漏「鈍麻性遅漏」のみです。他の心因性や病理性の遅漏には該当しないので注意してください。

遅漏を解消するには、まずは一番の遅漏の要因を取り除くことから。男性が遅漏になってしまう最たる原因は間違ったオナニーです。

遅漏改善のためには、オナニーの回数、刺激の強さ、やり方の三つの点を改善する必要があります。たとえば、オナニーの回数は、3日に一度程度が理想。1日に何度もするのはよくないのです。

また男性の強い握力にペニスが慣れると、女性の膣の締め付けが物足りなくなります。そのため男性は、気持ちいいからとオナニーの際に強く握りすぎないように注意しないといけません。

また、床オナやアナニーのような特殊なオナニーも、女性の膣内で得られる刺激と大きく離れているため遅漏につながります。

感じ方が違う本番で射精しづらくなるのを防ぐには、まずこれらのオナニーを辞めることが第一条件です。

男性はオナニーの際に、視覚から性的な興奮を高めるために「おかず」を用意するもの。おかずの代表例としては、AVやHな漫画、エロ動画などがありますね。

しかし、過激なアダルトビデオなどを見ながらのオナニーは、遅漏防止の観点から見ると推奨されません。なぜなら、本番のセックスで上手く興奮できなくなることの要因にもなるからです。

とはいえ、男性がおかずなしでオナニーするのを続けるのは簡単ではありません。そこで、なるべく本番のセックスに近い、マイルドなアダルトビデオなどを見るようにするなどが代案として考えられます。

一部のサプリには、遅漏改善が期待できるという見方もされています。サプリの代表例は、「亜鉛」と「シトルリン&アルギニン」です。

まず「亜鉛」は精子に含まれるミネラルで、飲むと精液の量が増えるといわれています。精子量と精力が増えることは、射精しやすくなることに関係性があるとされているようです。亜鉛は日常的な食生活だと不足しやすい栄養素の一つでもあります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」において日本の成人男性には1日10㎎の摂取が推奨されていますが、平成30年の「国民健康・栄養調査における日本人成人（18 歳以上）の亜鉛摂取量」では8.2～8.7㎎という調査結果が出ています。

なるべくサプリメントで補うといいですが、かといって過剰摂取は体に影響があるので注意が必要です。1日40mg以内に収まるように摂取するといいでしょう。

「シトルリン&アルギニン」ですが、勃起不全の改善に期待されている成分の一つです。血管拡張作用があり、手先・足先などでの血流の増加や疲労回復効果があるとする研究結果もあります。しかし、EDに作用するほどの強いものではないという見方が強いです。アルカリ性なので、クエン酸などの酸性のものと同時に摂取する必要があります。

サプリでの遅漏改善効果は、あくまで補助的な意味合いが強く科学的根拠がありません。遅漏改善目的でサプリを飲む際には、身体の反応などを見ながら試すことが大切です。

バイアグラなどのED治療薬は、早漏改善のために使われることが多いです。なぜならED治療薬は、勃起時の硬さを強くする効果があるからです。

男性器は硬さが増すと、刺激に強くなるようにできています。つまり、ED治療薬でペニスを硬くして刺激への耐性をつけるということですね。

一方でED治療薬を服用している人は、ペニスが硬くなって刺激に強くなりすぎたせいで遅漏になっている場合があります。そのため、遅漏の方はED治療薬を控えるか、用量を減らす、種類を変えるなどの対策をした方がいいです

ただし、EDは男性にとって深刻な悩みなので、女性から控えるように言うのは避けましょう。薬を服用するかどうかは男性が決めることなので気をつけていきたいですね。

オナニーをしすぎると、刺激に慣れて本番でイけなくなることも。逆にいうと、オナ禁をすることでセックスのときの刺激を高めることができます。

とはいえ、普段オナニーをしている男性からすると、長期間オナニーをやめる…いわゆる「オナ禁」するのは容易ではないもの。男性が目安とするオナ禁期間はどのくらいなのでしょうか？

国際性機能学会の機関誌「Journal of Sexual Medicine」によると、14日〜60日ほどのオナ禁で遅漏改善に効果があるとされています。

そのため、最初は14日間のオナ禁を目標とするのが良さそうです。ただし、いきなり2週間禁欲するのが難しい男性については、1日から3日、3日から5日といったように禁欲期間を徐々に伸ばす方法もありでしょう。

遅漏を治すには、オナニーのやり方を変えてトレーニングするのが効果的。具体的には、動画連動のオナホールとローションを使って、セックスを疑似体験できるようなオナニーをするのがいいです。

オナニーでセックスのような感触になれると、本番でもイケるようになります。ポイントはストーリーモードなどがあり、よりリアルなセックスに近い動画連動のオナホールを使うこと。

なお、動画連動型のVRオナホールを使った遅漏改善のトレーニング方法については、下記記事にまとめてありますよ。

VR電動オナホールで遅漏を対策

また動画連動型のVRオナホール「シンクロ」では、映像と連動するための予期せぬ動きの変化を楽しむことができます。もはやセックス！とも形容されるオナニー体験を彼に続けてもらえば、自然と遅漏が改善していくかもしれませんね。

オナホールは男性一人でも使えますが、カップルで使うとラブタイムを盛り上げるエッセンスとしても機能しますよ。

イク体験を加速！？映像連動＆予期せぬ動き

シンクロ

「シンクロ」には早漏トレーニングにおすすめの機能として、刺激の無段階調整機能が付いています。もっとも弱い刺激から我慢できなくなるほどの強い刺激まで、微妙な強弱の調整が簡単に行えて便利です。また振動パターンは12種類。組み合わせを変えることでさまざまな振動パターンの設定が可能なのでワンパターンに慣れることなく、リアルセックスのようないろいろな刺激が体感できます。

詳細を見る

遅漏には、「オナニーのやり方を、よりセックスに近い形に変える」「オナ禁でオナニーの頻度を減らす」などの治し方（直す方法）もあります。

しかし、これらは彼が主体的に行う対策。女性の方から切り出すのは大変…と思っている人もいるでしょう。では、女性が彼の遅漏を改善するためにできる対策はあるのでしょうか。

ここで紹介する遅漏改善策を行えば、遅漏の問題を彼一人に背負わせずに、カップル二人の問題として向き合うことができますよ。

もし彼が遅漏に悩んでいることを伝えていて、二人で悩みを共有しているのであれば、セックス中に彼をリラックスさせてあげる声掛けをするのはいい方法です。

男性はセックス中に射精までの時間が長くなると、「やばい！早くイかないと…」と思ってしまうことがあります。これはラブタイムが長くなりすぎないようにという彼なりの気づかいです。

しかし残念なことに、この自分へのプレッシャーが逆に射精の時間を遅らせてしまうことがあるのです。遅漏の原因には心理的なものがありました。「自分が遅漏で彼女に迷惑をかけている」という実感があると、ストレスを抱えて遅漏の原因も増えてしまいます。

そのため、遅漏改善のために女性はまず、彼の遅漏を心から受け入れてあげることが大切。「遅漏を気にしているのを教えてありがとう」や「一緒に治していこうよ」と声をかけてあげるだけで、彼の心の負担が減りますよ。セックス中の彼にも一緒にいってほしいという気持ちは「（私だけ）先にいっちゃいそうで恥ずかしい」と、遠まわしに伝えるようにするといいでしょう。

男性がリラックスできるように、前戯として女性から男性へのマッサージ「ラブソロジー」を取り入れるのもおすすめです。

前戯のやり方

性欲と香りには密接な関係があるとされています。たとえば、仲のいいカップルはお互いの匂いを嗅ぐと心地よく感じるという研究結果もあるようです。

そのままでの匂いでも十分ですが、いつもと違うセクシーな香りを身にまとえば、もっとラブタイムが盛り上がるかもしれません。

「リビドー　ベリーロゼ」は、官能ハーブとして有名なイランイランを素材として使っているため、彼の男性の本能をくすぐる効果が期待できます。太ももや胸の谷間などにシュっとひとふきしてベッドイン直前で香りの変化をつけると、彼の興奮度を高めることができるかもしれません。

彼の「したい」を引き出す香り

リビドー　ベリーロゼ

「今夜、したい」と感じたときに、『リビドー　ベリーロゼ』をシュッとひとふき。嗅覚は五感の中で唯一脳に直結した、本能につながる感覚。0.2秒で彼のスイッチを入れて、思いっきり情熱的なひと時へ。セクシーな女性らしさと透明感のある印象を与える香りで、官能的なムードをサポートします。さっきまでその気じゃなかったはずの彼が、いつの間にか野獣のように積極的になってしまうかも。

詳細を見る

遅漏は心理的なことが原因の場合もあるので、ラブタイムに集中できる雰囲気作りも大切です。自然と性的興奮が高まるムードを作れると、彼も余計なプレッシャーから解放されて、射精までの行為を楽しめます。

また「いいムード作り」とは、女性が感じやすい過程を作ることでもあります。ムードが高まった後のセックスでは、女性のあそこがびしょ濡れになることも。

遅漏の彼を興奮させるだけでなく、女性側も挿入中に愛液をいつもより多めに出して、膣が乾くのを防ぐ効果も期待できますね。

セックス中の上手なムードの高め方について知りたいなら、下記記事が参考になりますよ。

ムードを高める言葉と雰囲気作りのコツ

さらに過激なアダルトビデオが原因で遅漏になっている場合は、少しだけ普段の二人のセックスをアダルトビデオの状況に寄せてみるというのも一つの方法です。たとえば制服を着てコスプレエッチを楽しんだり、ローターを入れたまま散歩をして、帰ってきたらそのまま玄関でセックスをするなど。日常のセックスに少し彼好みのスパイスを足してみましょう。

遅漏の彼の挿入時間が長い…思うときは、前戯に力を入れてみるのも一つの方法です。あらかじめフェラチオなどで男性器に刺激を与えておくと、興奮が高まった状態で挿入に至れるので、射精までの時間を短くできることも。

実際に前述のアンケートで「これまでに挿入時間を理想に近づけるために工夫をしたことはありますか？その方法について教えてください」と質問をしたところ、複数の方が「フェラチオをたっぷりとした」と回答していました。

すぐに挿入せずに、まずは彼の感度をできるだけフェラチオで高めて、挿入時間を短くするのも遅漏対策の一つです。

なお、フェラチオのテクニックについては下記記事も参考にしてみてください。

フェラチオ・テクニック！ベスト３０ 気持ちいいフェラのやり方動画

遅漏の男性が早く射精するには、弱い刺激に慣れるトレーニングをすることも大切。しかし、遅漏改善のトレーニングは、効果が出るまでには時間がかかるのがネックですよね。

即効性のある対策としては、遅漏の彼に合ったコンドームを付けてあげることがあります。遅漏の男性には、性的刺激を受けやすい薄めのコンドームがおすすめ。

遅漏など彼にピッタリのコンドームの選び方については、下記記事も参考になります。

コンドームの厚さや薄さ、遅漏対策など目的別に紹介！

たとえば、「サガミオリジナル００１」なら厚さ0.01mmなので、他のコンドームよりも男性器への刺激を強く感じられます。普段使っているコンドームだと刺激不足…と考えている遅漏の彼でも、激薄タイプのコンドームなら比較的刺激が伝わりやすく、射精しやすくなりそうです。

重なった瞬間の体温、刺激が伝わる

サガミオリジナル００１

「ゴムじゃないコンドーム」でお馴染みの大人気シリーズ「サガミオリジナル０.０１」。パートナーが素肌を合わせるような直接感をお好みの方でも、このコンドームであればまるで『そのまま』のような感覚で、体温を感じながら二人の時間を楽しめます。この温もりを感じる新感覚は、このサガミオリジナルだけ。

詳細を見る

彼の興奮と射精感を高めたい時に、刺激するといいのはペニスだけではありません。男性の体には、他にも沢山の性感帯があり、興奮に繋がります。たとえば、乳首、首筋、耳などの性感帯を攻めるのは効果的です。

特に挿入中に男性器以外の性感帯も同時に責めることで、彼の気持ち良さを何倍にも高めることが可能です。遅漏の彼も気持ち良くなって、普段より早く射精に至るかもしれませんよ。

彼氏が遅漏だと、女性として辛いのは体の負担。最初の方は気持ちよく感じていても、長すぎる挿入は女性の膣に負担がかかり、痛みにつながることもあります。

一度膣の痛みを感じると、彼とのラブタイムに前向きな気持ちになれなくなってしまったり、その緊張感から余計潤い不足になって痛みを感じやすくなってしまうことも。遅漏の彼とのセックスでなるべく膣の負担を軽くするには、潤滑ジェルやローションを使って滑りや膣の伸縮をサポートすることが大切です。

ラブコスメのラブスライドは垂れにくい硬めのテクスチャながら独特なツルツル感で挿入時の摩擦軽減をサポート。途中乾いてきてしまったときは塗りなおして、常に潤った状態を保ちましょう。

「何度も塗りなおすのはムードが…」と思うのであれば、違う潤滑アイテムを次々試すという方法もあります。例えばラブシロップは食べられるローション。ラブタイムを盛り上げるエッセンスとしても活躍します。

長いラブタイムでも乾きを気にしない！

ラブスライド

ヌルッと滑るようなスムーズな感覚をサポートするラブコスメ『ラブスライド』。長いラブタイムでだんだんと潤い不足による摩擦や、不快感をサポート。乾きによる感じにくいお悩みをケアします。使用中に保湿もするので、美容対策にもピッタリ！潤い不足を滑らかにケアして、お互いの気持ちいいひと時を楽しんでみませんか？

詳細を見る

とろとろ塗り合って、そのまま舐めたり食べたり…！

ラブシロップ（メープル＆ナッツ）

ラブタイムが長く続いてムードも落ち着いてきてしまったら、食べられるローションで雰囲気を一気に変えてみましょう。『ラブシロップ』をお互いの身体にとろとろ塗り合ったり、舐め合ったりすると興奮度もMAXになることでしょう。ラブシロップの成分は、サトウカエデなどの樹液を元に作った甘味料です。本物のメープルシロップの味わいなので、パートナーの体をデザート感覚で味わうことができます。

詳細を見る

いざラブタイム本番に入ったら、遅漏対策でできることってある…？

こんな女性におすすめなのが、遅漏の彼でも早い時間で射精しやすい体位を取り入れること。四十八手という言葉があるように、セックスの体位は本当に様々です。

その中でも、男性が激しく動きやすい体位や、彼の性癖をくすぐるような体位は、快感や興奮度が高まるので遅漏防止につながるかもしれません。

遅漏の彼とのセックスを楽しむには、適度な長さの挿入タイムであることが大事。挿入時間をいつもより短くできそうなおすすめ体位は以下の通りです。

遅漏防止にもっとも効果があるのでは…？といわれているのが「だるま返し」。だるま返しは、正常位の体勢から、女性が閉じた足を持ち上げてダルマのように身体を丸め、男性が足を縄で縛って開かないようにする体位となります。

だるま返しが遅漏防止の体位としておすすめなのは、男性が前傾姿勢になるので動きやすいこと。とにかく高速で激しいピストンができる体位なので、ペニスへの性的刺激を最大限に高めることができます。

なお、だるま返しのやり方については、下記記事にもまとめてあります。

抱え込むように愛される大胆な体位

また、縄で縛るというソフトSMチックなプレイでもあるので、Sっ気のある彼の場合、精神的にも興奮してくれるかもしれませんね。

縄で縛るなどの拘束プレイに興味がある方は、下記記事も参考になりますよ。

拘束エッチや目隠しセックスの楽しみ方も！

両手、両腿を縛っちゃう！？本格的な緊縛プレイ

立ちバックは、壁やベッドに手を突いてお尻を突き出した女性を、男性が後ろから攻める体位です。立ちバックも、男性が女性の腰やお尻に手を置きながら激しくピストンできる体位。

動きを早めることで、男性器への性的刺激をコントロールして、射精感を高めることができます。通常のバックよりも遅漏の彼とのセックスでおすすめなのは、足元の安定感にあります。

ベッドの上でバックをすると、マットレスの柔らかさで身体がはずんでしまい、前後の動きに集中しづらくなります。しかし立ちバックは、地面に足を付ける体位。男性は女性のお尻を手前に引くようなかたちでも前後運動に集中できます。

また立ちバックは女性を一方的に責めることができるので、彼の支配欲を満たして興奮度を高めることにもつながるかもしれませんね。

立ちバックの上手なやり方については、下記記事が参考になりますよ。

男性の征服欲を刺激して、女性のM的な興奮を誘う体位！

「だるま返し」や「立ちバック」は男性が攻める側の体位でした。一方で、女性が彼を責める体位のなかにも、遅漏防止に効果があるとされるものはあります。

遅漏の彼とのセックスで女性から動く場合、騎乗位がおすすめです。騎乗位は比較的動きを付けやすく、男性器への快感を与え続けることができる体位です。

騎乗位が遅漏の彼とのセックスに最適なのは、横にグラインドする動きと、縦に前後する動きと、全方位から締め付ける動きとを自在に組み合わせられること。

たとえば、騎乗位中に敏感な亀頭だけ重点的に前後運動で責めると、男性はたまらない快感を得ることでしょう。一方で、膣圧を高めて膣の締め付けを強化すれば、オナニーでしか射精できない彼でも、膣内で射精できるかもしれません。

騎乗位については、下記記事にやり方を詳細にまとめてありますよ。

騎乗位のやり方！イクための腰の動き方とコツ

ここまでで、遅漏の基本的な知識や原因、彼が一人でできる治し方、女性が彼にできる改善策などを紹介しました。

遅漏も早漏と同じで、本来は男性の性機能の問題。ですが実態としては、彼の遅漏は女性の方が問題として捉えているケースが多いようです。これは「乾いた膣で動かれて痛い…」や「セックスが長くて疲れる…」のように、遅漏の彼とのセックスは女性の身体の負担が大きいことに原因があるのでしょう。

とはいえ、男性もなりたくて遅漏になったわけではありません。むしろ、遅漏を改善したいけどどうしたらいいのかわからない…と今まさに悩んでいる可能性もあります。

遅漏がラブタイムの悩みに影響するなら、カップル二人で一緒に遅漏を克服＆解消していきましょう。彼が遅漏改善トレーニングに取り組んでいる時期に、女性からもプラスで改善策を実施すれば、改善効果が2倍期待できます！

また急なラブタイムで今すぐ遅漏防止の方法が知りたい！という女性には、遅漏の彼でもイキやすい体位を検討してみてください。

工夫次第で彼の遅漏は治せるものです。正しい対策方法を二人で行って、少しずつ遅漏を改善していきましょう。