ロールスロイスという体位とは、人気AV男優のしみけんさんが考案して開発した体位です。高級車である「ロールスロイス」のエンブレムに、形が似ていることから名づけられました。

イメージとしては、後背位（バック）と背面座位の変形バージョンに近いものです。バックの体勢で挿入しながら、そのまま座位の形にすることでロールスロイスのエンブレムのような形に完成する体位です。

このしみけんさんが考案した注目のロールスロイスと呼ばれる体位は、本当に男性も女性も気持ち良くなれるセックス体位なのでしょうか。ロールスロイスと呼ばれる体位の基本的なやり方と手順、そして気持ち良くなれるポイントについて詳しく見ていきましょう。

先ほども紹介したとおり、「ロールスロイス　体位」は車のエンブレムのような形をした変形バックの事。ではこの体位の知名度はどのくらいあり、どのくらい男女に好まれているのでしょうか？ラブコスメでアンケートをとってみました。

ラブコスメではまず、ロールスロイスの体位の知名度について調査。女性に 「ロールスロイス」という体位を知っていますか？」とアンケートをしたところ「はい」と答えた方は約３３％でした。

他の体位と比べてやや名前の知名度は低い方かもしれません。

また、「ロールスロイスの体位をやったことがありますか？」という質問では、はいと答えた方はさらに３分の１程度でした。

ただしこれは「ロールスロイス体位」と実際の体位のポーズが結びついていない為に回答数が少なく出てしまっていたとも考えられます。

ロールスロイス体位をやった経験がある方に、さらにロールスロイスが好きな理由と苦手な理由についても質問してみました。その結果下記のような回答が集まりました。

ロールスロイスが好きな理由を挙げた方は、主に奥に当たることに快感を感じているようです。そのため、反対にポルチオ性感帯が未開発な経験の浅めの女性は痛みを感じてしまうのかもしれません。ロールスロイスの体位は、まずは奥で感じられるようになってからチャレンジするといいでしょう。

また、「支配されている感じがいい」という意見の一方で「顔が見れなくて怖い」という意見も。つまり、被支配欲のある女性には喜ばれるものの、そうではない女性は怖がらせてしまう可能性があります。顔が見えないことについては鏡の前で行うことでもしかしたら解決できるかもしれません。女性意見もしっかりと聞いて、慎重に取り入れていってくださいね。

またロールスロイスの体位は確かに安定感があまりあるとは言えません。しかし男性がいかにがっしりと女性を支えられるかで、この安定感が変わってきます。男性が力強く支えることができれば女性も集中して感じることができる可能性があるので、是非「しっかり支える」ことを意識して行ってみるといいでしょう。

体位の動きを習得するには、まず実際の動きを見てイメージできるようになることが大切です。そのあと、細かい動きをチェックして、それぞれのコツをつかんでいきましょう。ロールスロイスの体位が分かりやすいようにラブコスメで動画を作ったので、是非ご覧ください。

AV業界ではもはやスタンダードな体位とも言われているしみけんさんが考案したロールスロイスという体位ですが、なじみがないカップルも多いかもしれません。ロールスロイスという体位になるまでの基本的な手順についてお伝えしていきます。

ロールスロイスという体位は、いわゆる後背位（バック）の変形です。まず、女性のほうがバックの体勢になりますが、普通のバックよりも少し女性がお尻を突き出すのがポイントです。

そのうえで、突き出されたお尻に男性がゆっくりとペニスを挿入します。ここまでは通常のバックとほぼ同じですね。

通常のバックでは、後ろからペニスを挿入された女性はそのまま四つん這いで体重を支えるか、上半身を突っ伏すようにして男性のピストンを受けとめます。

ロールスロイスという体位は最終的に背面座位のようになるため、ペニスがしっかりと挿入されたら女性のほうが座位を取り、上半身をぐっと起こします。男性のほうも完全に座るか膝立ちのような体勢になり、ピストン運動によってペニスをさらに奥へと挿入します。

その際注意すべきなのは、女性のほうが急激に動かないことです。基本的にペニスが挿入された後でバックから座位の体勢になりますので、急激に体を起こすとペニスが不自然な方向に曲がってしまい、痛みを感じてしまいます。

ペニスが奥まで入っていることを確認したうえで慎重にペニスの位置を確認しつつ、男性が痛みを感じないように配慮しましょう。

背面座位のような格好になったら、次は男性のほうが自分の両膝で女性の両脚をはさむようにがっしりと固定します。

正常位や騎乗位、背面座位などオーソドックスな体位では基本的に女性のほうに脚を開かせることで挿入をより深くしますが、ロールスロイスという体位ではむしろ「両膝を閉じさせる」ことが重要なポイントとなります。

男性が女性の両脚をがっしりとホールドしたら、女性のほうが上体を起こし、膝立ちのようにして体重を支えることになります。

女性としては必然的に前のめりの体勢になり、どうしてもバランスを崩しやすくなっていますので、男性のほうが女性の両腕を後ろから支え、女性が前に倒れないようにします。

この体勢になると自然と女性の両肩が開き、乳房の形がはっきりと見えるようになります。特に、巨乳の女性では男性のピストンのたびに乳房が大きく揺れますので、男性にとっては視覚的にも楽しめる体位と言えます。

ロールスロイス体位は他の体位と組み合わせて楽しみやすい体位の一つでもあります。最初は「後背位（バック）」の姿勢から始めロールスロイス体位に移り、その後「背面座位」に移る…というような楽しみ方ができます。

LCラブコスメのアンケートでは、「後背位（バック）」は人気2位、「座位」は人気3位となっており、どちらも単体でもおすすめの性交体位です。「後背位（バック）」と「背面座位」のやり方については、下記記事でも紹介されていますので是非ロールスロイスと合わせてコツをつかんでみてください。

また、ロールスロイスの体位では48手を組み合わせるのも一つの方法です。たとえば背面座位では、『絞り芙蓉（しぼりふよう）』『乱れ牡丹（みだれぼたん）』『本駒駆け（ほんこまがけ）』などです。一方で後背位には、『鵯越え（ひよどりごえ）』『うしろやぐら（後櫓）』 などの種類があります。

48手では、「松葉崩し」のような交差位も、正常位とロールスロイス体位のつなぎの体位としておすすめです。正常位から松葉崩しに移り、そこからロールスロイス体位という流れで進むと、セックスのプレイの幅が広がって楽しくなります。

ロールスロイスのやり方をマスターするだけでなく、前後の体位を工夫したり、組み合わせを変えることもロールスロイスの楽しみ方の一部なのです。

セックスの体位

後背位のやり方

松葉崩し

体位48手のやり方

しみけんさんが考案したロールスロイス、なぜセックスにおいて刺激的でより気持ち良くなれる体位と言われているのでしょうか。ロールスロイスをおすすめしたい理由を具体的にお伝えしていきます。

ロールスロイスの体位では、女性のほうが後ろから男性に両腕と両脚をがっしりとホールドされる形になり、簡単には身動きが取れません。

もともとマゾ的な傾向のある女性の場合、男性から拘束されることそのものに快感と安心感を抱きやすく、オーガズムにより達しやすくなります。

また、男性のほうも、女性を後ろからホールドすることによって本能的な支配欲が刺激されますので、ピストン運動にもより身が入るようです。

女性のほうが両膝をぐっと締めるロールスロイスは、他の体位以上に女性の膣内が締めつけられやすいという特徴があります。

膣内の圧力が高まれば当然、ペニスに伝わる刺激も強まりますし、女性のほうもペニスの感触をよりダイレクトに感じられるため、挿入による快感を強く感じやすくなる、というメリットがあります。

女性にとってはわかりにくいかもしれませんが、ペニスのサイズは男性によって個人差が激しいものです。

ペニスがあまり大きくないとどうしても挿入の深さが期待できなくなってしまい、体位もかぎられてしまいます。

ロールスロイスならば適度な角度がついているため、女性のほうがしっかりと上体を起こせば、ペニスがさほど大きくない男性でも膣内の奥深くまできっちり挿入でき、繋がったまま中イキしやすくなり、お互いに満足感を得やすいというメリットがあります。

女性の性感帯は複雑で、クリトリスだけを集中的に刺激していればいい、というわけではありません。

クリトリス以上の性感帯とも言われているのがポルチオです。ポルチオは子宮口の付近に位置する性感帯とされており、指はもちろん、通常の体位ではなかなか刺激できないほど奥深くにあると言われています。

ペニスがしっかりと膣内の奥深くまで挿入できるロールスロイスであれば角度によってはボルチオをピンポイントで刺激でき、うまくフィットすれば女性が連続でオーガズムに達することも充分にあり得ます。

ただ、やみくもに奥までピストンさせればボルチオに到達するというわけではありませんので、そのあたりは女性の反応を見ながら少しずつ調整していくと良いでしょう。

ポルチオは子宮口付近にあるので、刺激するには男性器の深い挿入が必要となります。深い挿入をする際には、女性ごとに違う膣口の位置に合わせて、挿入の角度を調整することも大切です。

膣口の位置については、下記記事を参考にしてみてください。

上付き下付き

背面座位の動き方のコツとキスのやり方

セックスの腰の振り方と挿入のコツ

普通の方法でもペニスをしっかりと奥まで挿入できるロールスロイスの体位ですが、ちょっとしたコツをおさえることでお互いの快感をより高めることができます。

ロールスロイスの体位では男性のほうが片手を自由にできますので、ピストン運動と並行して女性の敏感な部分をいろいろと刺激することができます。

女性の性感帯というと男性としては膣内かクリトリスだけ、という風に単純化して考えがちですが、女性の体はそれほど単純ではありません。

乳房をゆっくりと撫でられることで気持ち良くなる女性もいれば、乳首をピンポイントで刺激されるだけで反応してしまう女性もいます。あるいは、首筋を舐められるのが好きな女性もいるでしょうし、わきの下や内股を撫でられることに喜びを感じる、という女性もいるでしょう。

男性のほうもよけいな先入観を捨て去り、彼女が本当に望んでいることを正面から受け止めるゆとりをもちましょう。

クリトリスを刺激する際は、より深く感じることのできるアイテムを使うのも一つの方法です。たとえばラブコスメの『ラブコスメ　リュイール　ホット』は、敏感な部分に塗ってマッサージすることで、じわじわと温かい快感を得ることができるベッド専用コスメです。単純にクリトリスを後ろから刺激するよりも、さらにプラスアルファの快感をサポートします。

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