『宝船（たからぶね）』は騎乗位の一種で男性にまたがった女性が男性を激しく攻めつつも、自分も挿入以外の快感を同時に得られる体位。宝船は七福神が乗っている帆船のことを言いますが、深い快感という宝物をどっさりのせた船を男性に見立て、女性が推進力を生み出す帆になって行います。

宝船は騎乗位の一種ですが、その姿勢はちょっと複雑。男性に対して横向きになって、男性の片足を手で抱え持つという変わった姿勢ですが、そこから生み出される効果は女性にとって嬉しいものばかり。

男性は片足を上げているため、通常の騎乗位よりも深く挿入でき、女性は男性の太ももにクリトリスを擦り付けるイメージでピストンをすれば、外イキと中イキの両方にチャレンジできます。女性上位で主導権を握れる宝船では、女性が積極的に快感を追求することで、結果的に男性を刺激することにつながります。

騎乗位のやり方

また、宝船を体勢を男女で入れ替えて、男性上位にした体位として「松葉崩し」があります。松葉崩しは宝船と同じで、中イキしやすく人気の高い性交体位です。具体的なやり方について知りたい方は、下記記事も参考にしてみてください。

松葉崩しのやり方

男性が仰向けで横になり、足を肩幅くらいに広げます。女性は男性に対して体を斜めに向けて、男性の股の間で両ヒザ立ちになりましょう。

次に片手で、自分の体が向いている方の男性の片足を持ち上げます。男性の顔から近い方の足を、男性の脇の間あたりをめがけて足を伸ばします。

そのまま腰を下ろしてペニスを挿入すれば宝船の姿勢になります。

ポールダンスのポールを男性の片足に見立てて、男性の体に対して斜めを向いてしゃがみこんで挿入するイメージです。

これが宝船の基本姿勢ですが、足の置く位置や曲げ方を工夫しなければピストンがしにくい宝船。姿勢が複雑なだけに自分が一番動きやすいピストンができる姿勢を探すところから宝船は始まります。

例えば

他にも体を少し倒してみたり、体をひねってみるとピストンがやりやすくなったり、挿入感が増したりと変化があるので、自分がやりやすい姿勢を見つけてみましょう。

宝船は男女の姿勢が少し複雑です。挿入自体は簡単ですが、姿勢を作るのに一手間あるので、前戯が終わって宝船をするのはスマートさに欠けるかも。

『百閉（ひゃくへい）』や『時雨茶臼（しぐれちゃうす）』、『帆掛け茶臼（ほかけちゃうす）』で楽しんでから宝船に移行するとラブタイムの流れがスムーズです。

二人が動きやすい宝船の姿勢になったら、ゆっくり腰を落として挿入です。男性も女性も足を開いている状態なので挿入は簡単。

女性主導の体位なので、女性がペニスを手にとり、ゆっくりと挿入していきましょう。

男性は女性に足を持ち上げられ、体の自由を奪われながらも女性に攻められるマゾヒズムを実感できるかも。

宝船はとても深い挿入ができる体位です。女性がピストンをコントロールしつつポルチオを自分のリズムで刺激できます。膣トレを通してポルチオ性感帯の開発をしておけば、宝船の快感は何倍も大きくなります。

宝船のピストンは女性が主役。男性のあげた足を上手に使えば、勢いのあるピストンができたり、角度をつけてピストンができたりと、バリエーション豊かなアプローチができるでしょう。

基本的に女性が腰を上下に動かしてピストンしますが、男性の鼠径部にクリトリスを擦り付けるような動きでスライドさせれば、挿入感とは別にクリトリスへの刺激も楽しめます。

男性は片足を上げている状態なので自分でピストンをすることはできません。その代わり、女性の足を手で支えたり、腰を支えれば女性がバランスを取りやすくなり女性のピストンが安定します。

宝船の姿勢をアレンジして、挿入の深さをさらにアップさせる方法を紹介。

宝船の基本姿勢は男性の片足を上げますが、上げた男性の足を横に倒してしまいましょう。仰向けになった男性を上から見ると”トの字”になります。

男性は広げた足を維持するのは大変なので、女性は男性の広げた方の足のヒザ裏に手か足を置いて、足が閉じないようにガード。

こうすると子宮口に届くほどの深い挿入感が得られます。その代わり男性の足を使ってクリトリスを刺激できなくなってしまいますが、ポルチオを自分のリズムで刺激できるので極上の快感が得られるでしょう。

宝船での愛撫は体位の姿勢が複雑なため、愛撫のバリエーションは限られます。

女性は持ち上げた男性の足を愛撫したり、バストがふくよかな女性は胸を男性の足に押し付けると、男性は足から柔らかい乳房の感覚が楽しめます。

男性は女性の胸への愛撫がメインになります。

宝船は男女の足が交差する体位です。ここで注意したいのはお互いの足が変な方向に曲がらないように気をつけましょう。

女性も体を男性に対して半身の状態になり、ピストンが垂直に上下しにくい姿勢です。ペニスを折り曲げるような無理なピストンは避けましょう。

宝船は女性が完全に主導権を取って、男性を一方的に攻め立てることができる数少ない体位だけに、宝船での女性はまず自分が気持ちよくなることを意識して腰を動かしてみましょう。

ラブタイムでは互いの快感を求め合うことが大切。パートナーを気持ち良くさせる気遣いと心配りがラブタイムの基本ですが、宝船は女性が自分の快感を優先することが男性の快感につながります。

クリトリスの刺激は小刻みな動作で強弱をつけることがポイントですよね。男性のあげた足にクリトリスを擦り付けるとなると、おのずと女性主導のピストンに強弱や緩急がつきます。クリトリスへの刺激と膣内の挿入感を女性が工夫することは、そのまま男性への刺激法に変化をもたらします。

女性主導の宝船では小悪魔なエゴイストになってみましょう。それが男性のためにもなります。

宝船は騎乗位の一種で、ちょっと複雑な姿勢になって行います。

男女の足が交差して行うピストンには少し工夫が必要。宝船の基本姿勢は女性が半身で仰向けの男性にまたがり、男性の片足を持ち上げて、女性が男性の足を抱えるようにしながらピストンをします。

男性は足を広げたり、持ち上げた足を延ばすか曲げるかなど。女性は片足をヒザ立ちにするか足でたつか、もう片方の足を延ばすか、ヒザを曲げてM字開脚の姿勢になるかなどを工夫して、女性が一番動きやすい姿勢を探しましょう。

宝船の姿勢で上手に動けるようになれば、深い挿入感を得ながらポルチオへの刺激を女性がコントロールできるように。さらに男性の鼠径部にクリトリスを擦り付けるような動きを加えれば、快感も倍増します。

男性は片足を持ち上げられることでピストンには参加できませんが、逆にそれが被虐的な快感を実感できるようになるかも。

慣れれば男女ともにとても気持ち良いセックスができる体位ですので、ぜひチャレンジしてみましょう。騎乗位のアレンジとしてラブタイムを盛り上げるアクセントになります。

セックスは一種類の体位をずっとやり続けるだけでなく、複数組み合わせるとさらに満足度の高い時間が過ごせます。新しい体位にチャレンジするだけでなく、体位の順番を入れ替えたりの工夫もおすすめです。

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理非知らず /